東京會舘DS「JUBILANT」

東京會舘リニューアルオープンを前に、元タカラジェンヌによるDSが開催され、そこにゆうひさんも参加したので、私も行ってきました

まずは、お料理のご紹介…

こちらは、公演にちなんだ「JUBILANT」というオリジナルカクテル。ブルーの美しいカクテルで、アルコールといってもものすごく弱いカクテルなので、どなたも召し上がれたのでは
アルコールが全くダメという方には、会場（ローズルーム）にちなんだ「Rose」という真っ赤なノンアルコールのカクテルもありました。

スモークサーモンと帆立貝のタルタル、クリスマスのイメージで

サラダ部分が普通に葉物で、若干ぱさぱさしてる感じはありつつ、その食感も含めて不思議な美味でした。たぶん、素材の美味しさ…なんでしょうね。

黒鯛のポワレとコキアージュ、ヴァージンオリーブオイル香るソースヴェルジュ

バターかと思ったら、オリーブオイルの香りだったんですね…
焼いた野菜にオリーブオイルの香りがとても合っていて、美味しかったです。

国産牛サーロインのグリエ、ココットに盛られた温野菜を添えて

かなり大きなサーロインでした…お腹いっぱい…
ちょっと、ソースが足りなくなってしまって、最後、生っぽい部分を温野菜と一緒に食べたのは残念だったかな…
一応、塩コショウもテーブルにあったのですが、使ってよいものやら…と、躊躇しちゃいました。

喜び仕立てのキャラメル風味のマカロン　カシスクレーム食感のクランブルを添えて

マカロンには、この公演のポスターと同じ蝶のデザイン。
普通にマカロンだと思って食べたら、中のキャラメルがとろっとろで、めっちゃ美味しかったです。
カシスクレーム味のクランブルの方は、ちょっとブッシュ・ド・ノエル風に筋が入っていて、クリスマスっぽいなぁ～と。挟まっているフルーツがめっちゃ美味しかったです。

Jubilant
～新しい時代へ
元タカラジェンヌの歌声に乗せて～

出演：湖月わたる、朝海ひかる、大空ゆうひ、壮一帆、白羽ゆり、遠野あすか

構成・演出：中村一徳（宝塚歌劇団）
音楽監督・指揮：塩田明弘
編曲：竹内一宏
舞台監督：中西輝彦
総合司会：竹下典子

演奏：ダット・ミュージック
音響：JSS
照明：中央舞台サービス
舞台：デエク
協力：梅田芸術劇場、エイベックス・マネジメント、キューブ、ホリプロ、東宝芸能、ステラキャスティング
制作協力：アート企画

まず、最初に全員が揃って「ボンジュール宝塚」を歌い上げた。
わたるさんは、ヒールの高い靴に身体にピッタリとした革のパンツで、男役バリバリな感じ。コムちゃんは、プリントのシャツをパンツにインして、こちらはカジュアルな男役風。ゆうひさんは、ロイヤルな感じの上衣にワイドパンツで、貴公子風。でも髪形は、オンザにピッタリと揃えた前髪、後ろはてっぺんでまとめて、付け毛のストレートロングのポニーテールに。可愛かったです。えりたんは、ワイルドな柄物パンツで、首には金のリボンを垂らしていて、髪形もワイルド、元気いっぱい。となみちゃんは、白のロングドレスで、あすかちゃんは、背中の大きく開いたセクシーなワンピース。

ここから、それぞれのソロ歌唱。

壮一帆「change」（Shall we ダンス？）
大空ゆうひ「アランチャ」（ヴァレンチノ）
遠野あすか「あなたを見つめると」（THE SCARLET PIMPERNEL）
白羽ゆり「私だけに」（エリザベート）
朝海ひかる「風のように」（Romance de Paris）
湖月わたる「エジプトは領地を広げている」（王家に捧ぐ歌）

なんだか、みなさん、現役時代より上手いような気がした…
本当に上手くなったのか…それとも、会場の音響か…会場の音響なら、ぜひゆうひさんの次のDSは東京會舘で

ここで、あらためて出演者から一言ずつご挨拶。
その中で、ゆうひさんが足を怪我している…というお話が…。そのため、客席を歩き回ることができません…というエクスキューズだったため、どんな怪我か…というところまでは聞いていなかったが、歩き方を見た感じだと、左足首を固定しているのかな…と思った。
このことが影響して、出演の皆さんや、演奏の皆さんに調整していただいたりしたのかもしれないなぁ～と思うと、皆様、本当にありがとうございましたという気持ちになる。（主に壮さん）

続くショーのメドレーコーナーは、客席降りしてのファンサービス。
ゆうひさんも、一応、客席の前の方で歌ってくれていた。そして、本当なら、自分の出番の後も客席でアピールするタイムになっていたようだが、ゆうひさんは、次のえりたんの曲が終わるところで引っ込んだ。いやいや、きっと、出るだけでも大変なのだろうに、ノリノリで歌い、えりたんの歌にも拳を振り上げてるゆうひさん…怪我以外はめっちゃお元気そうでした。
（それだけに、無念だったとは思いますが、ずーっと笑顔でした。）

大空「Apasionado!!」～壮「EXCITER!!」～白羽「ミロワール」～遠野「ダンディズム」～朝海「レ・コラージュ」～湖月「コパカバーナ」

どの曲も懐かしいし、楽しい。
えりたんが「EXCITER!!」を歌う間、ゆうひさんも楽しそうに手拍子して踊っていたのが印象的。えりたんは、指差し＆首傾げの振りまで再現してくれて感無量です

ここで全員揃ってのトークコーナーが。
来年の「ベルサイユのばら45」に向けて衣装合わせのＸデーが今日だったえりたんから始まり、劇団時代の衣装が入る、入らない、みたいな話だったり、「ベルサイユのばら」に憧れて宝塚に入ったとなみちゃんが、その「ベルサイユのばら」で、わたるさんの相手役をした話とか、マリー・アントワネットの亡くなった年齢を越えた話とか…色々、面白かったです。
あと、東京會舘の食べ物について、やたら盛り上がる面々。あすかちゃんはカレーが美味しいと言っていたので、カレー好きとしては、気になります。
その後、指揮の塩田さんのお話。
本当にお忙しい塩田さん。でも、宝塚の指揮デビューは、2009年の星組「太王四神記」なので、今年研10なんだそうです。今回の出演メンバーでは、えりたんとしか当たったことないとか…。花組の「太王…」からだったらよかったのにねぇ…
塩田さんのおススメメニュー＠東京會舘は、ローストビーフのせカレー＠裏メニューだそうです。

続いてデュエットナンバー。

湖月＆朝海「月夜の歌聲」
ここから衣装が変わって、わたるさんは、ちょっとフォーマルな感じの黒い衣装、コムちゃんは、シルバーの背中の大きく開いたロングドレス。麗しい～わたるさんが、かなりヒールのある靴を履いているので、相変わらず、リアルカップルな感じでよかったです。

白羽＆遠野「夢アモール」
となみちゃんは、ローズピンクのドレス、あすかちゃんはベビーピンクのワンショルダーのドレスで、二人とも可愛い歌声もとても美しくて、満足です。やっぱり、この曲、娘役が（てか花ちゃんが）歌うシーンがよかったのよねぇ…

大空＆壮「愛が世界をまわらせる」
まさか、この曲を、この二人が…
二人とも、上は袖のところがシースルーになった黒のブラウス、えりたんは黒のパンツ、ゆうひさんは、ちょっとゴシック風のスカートをあわせてました。スカートから覗く足元、右足はちょっとヒールのあるブーツ、左足は、ギプスの上からオーバーシューズを被せたような、そんなイメージでしたが、なにしろ足元なので、あんまりよくわからず…です。
もうねー、息ピッタリで、めっちゃ楽しいナンバーでした
やっぱり、ゆうひさんには、バディものが似合うと思うのよねえりたんと共演してくれないかなぁ。

で、ここから、宝塚と離れたソロ曲になります。

白羽「私のお父さん」
遠野「夢にも思わなかった」

ここで、竹下さんととなみちゃん＆あすかちゃんで少しお話。
となみちゃんは、去年からオペラの歌曲も勉強しているとか。そして、あすかちゃんが歌った曲は、ミュージカル「アンナ・カレーニナ」（宝塚のじゃなくて）の曲だそうで、宝塚版が今度再演されるんですね…みたいな話もちょこっと出て来た。
あと、「夢アモール」は、「シトラスの風」が二人の初舞台作品だったから…とのこと。

壮「The Cafe Song」
大空「いつかの歌のように」

えりたん、塩田さんの指揮でレミゼの歌を歌っちゃうなんで、贅沢～
でも、マリウスの歌なんだ～と、ゆうひさんに突っ込まれてました。
ゆうひさんは、オリジナルソング。オトナの女性の歌…とか言われて、喜んでいたような…
えりたんとゆうひさんのトークが短い間だったけど、本当に楽しくて、やっぱり、この二人の何かを来年は、何が何でもやってほしい気持ちが高まった。トークショーでもいいのよ～

朝海「ホワイト・クリスマス」
湖月「All That Jazz」

わたるさんのかっこいい歌のあとのトークはもちろん、ミュージカル「CHICAGO」について。
ニューヨーク公演の話などもしてくれて、こちらのトークもすごく面白かった。

最後に、全員で「きよしこの夜」を歌って終了。この曲は、会場に歌詞カードもあったのだけど…なぜ、一番有名な歌詞にしなかったのかなぁ～
アンコールは「ボンジュール宝塚」でした。

東京會舘、グランドオープンは、来年１月とのこと。
車寄せがあって、まるでホテルみたいな外観でした