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「ナミヤ雑貨店の奇蹟」 [┣本・映画・テレビその他エンタメ紹介]

大好きな東野圭吾さんの小説「ナミヤ雑貨店の奇蹟」が映画化されたということで、見てきました。 ネタバレもあり、辛口もあり、なので、これ以上は自己責任にて「続きを読む」からお入りください。

「続き」です。


小説を読んだ感想をアップしているので、小説の内容を知りたい場合はこちらをどうぞ。各エピソードのネタバレはしてません。


映画版の主演は山田涼介。とても綺麗な顔立ちで、いい芝居をする…んだと思う。
しかし、監督の趣味なのか、「とても綺麗な顔立ち」のせいなのか、この映画、非常にアップが多い。主演の山田くんのアップだけを撮るわけにもいかないのか、みんなめっちゃアップ。すっぴんで入院しているはずのJK映子(山下リオ)の睫毛を埋めるように描かれたアイラインもそれとわかる位のアップ。
アップ比率が高すぎて、この物語(結構複雑なストーリーライン)が伝わっているのか、微妙な感じ。
それに、顔だけだと、いい芝居してても、拾い損ねてるところもあったりするんじゃないだろうか。


ストーリーのカットについては、舞台版と同じく、「月のうさぎ」と「ポール・レノン」からの手紙を省いている。
ま、この二つ以外は、丸光園と密接すぎて、どれも省けないけどね。


さて、この映画において外せないプロットはなにか、というと、これが結構多くて、しかも複雑に絡み合っている。
なので、一分たりとも無駄にできない状況なのだが、魚屋ミュージシャンが命とひきかえに残した「REBORN」という楽曲を、成長した元丸光園の孤児、セリ(門脇麦)がステージで披露する場面、山下達郎作曲のナンバーとはいえ、あきらかに尺が余ったからって、麦ちゃんのイメージ動画(砂浜で踊る麦ちゃん)でお茶を濁してどうする[exclamation×2]
キャスティングしちゃったから使ったんだろうけど、雄治(西田敏行)の息子(萩原聖人)の嫁が出てくるシーンは、特に必要ないよね…とか、雄治と暁子(鳴海璃子)の場面は、それでよかったのか、もっと丁寧な説明が必要じゃないのか、とか。
そもそも、すべては、暁子が空の上から巡り合わせてくれている「奇蹟」なのだから、その暁子が奇蹟の最中に地上にいるのは座りが悪いとか…まあ、文句しか出てこないわ。


タイトルバックにかぶる、その後の彼らの人生もね、ちょっと甘すぎだと思います。
だって、やったことは「強盗」なんだから、そんなに順調に社会復帰できないでしょ。


なんか、舞台版をもう一度観たくなっちゃったな…


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