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「グランドホテル」感想 その2 [┣宝塚観劇]

長い一日でした[ダッシュ(走り出すさま)]

2年半ぶりに退団フルコースをやってきました。

今回は、会なし娘役さんだったけど、千秋楽が2回公演だったので、トップさん退団公演より体力的にはきつかったかも[exclamation&question]

雨の退団って、ほんと大変。なのに、千秋楽って天気悪いことが多いよね…[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]

以下、「グランドホテル」の感想「その2」に行きます。「その1」はこちです。3/1までの主な配役感想を書いています。

では、役替りメンバーの感想と、その他の出演者感想行きます。

朝美絢(エリック・リトナウアー)…本役はエリックの方なのかな、ポスターにもあるし。朝美のエリックは、サザーランド版の藤岡正明エリックにもつながるような、時代とホテルでの立場がすごく伝わってくるエリックだった。本当は、少しも早く病院に駆けつけたい、でも、それはできない…それだけに、子どもが生まれた場面の彼の一挙手一投足表情声、すべてに、「希望」と名付けていいなにものかを感じた。月組らしい芝居の子だなーと思った。
雪組に行っても、そんな緻密な芝居心をなくさないでほしいと思う。

暁千星(ラファエラ・オッタニオ)…こちらは、ラファエラが本役ということになるのか。しかし…最初は、女性の役に見えなかった。私だけかと思ったら、幕間などで、「あの人、男だよね」とあちこちで語っている人がいたから、同じような感想を持った人はけっこういたらしい。もちろん、どうやらこの人は、グルーシンスカヤを愛しているらしいということから、性別を判断した人も多かっただろうとは思うが。
といえば、つい数年前までは、声も高い普通の女の子っぽい人だったのに、どうしたんだろう[exclamation&question]男にしか思えない、あの台詞声…[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]
いや、男役としては、こうでなきゃ[exclamation]というところですが。
でも、千秋楽付近で、がーっと変わった。女に見えた、ちゃんと[exclamation×2]もちろん、初日からできているに越したことはないが、これだけできれば十分だというくらい…[ぴかぴか(新しい)]そうなると、俄然歌唱力が生きてくる[ひらめき]「グランドホテル」で、さらにスターとして前進したように思う。

早乙女わかば(フラムシェン)…本来のフラムシェンらしいキャラクターを好演。私は、好きだったな[黒ハート]おバカで蓮っ葉で、プライジングに付け入られる隙があって、でも、きっと善人だろうと思えるフラムシェン。彼女なら、オットーを捨てたりしないだろう、と思えるから。
「遅れてるの、アレが…」のセリフとか、フラムシェンらしくて見事だったけど、宝塚の娘役として、どうなのだろう…[あせあせ(飛び散る汗)]と思わなくもない。少なくともヒロイン道を行く娘役の演技ではない気はする。
でも、愛する同期、珠城りょうのお披露目のために、敢えて泥をかぶった男気なら、拍手を送りたい。

夏美よう(ドクター)…存在感が凄い。擬人化されたグランドホテル自身みたいな感じがする。またまた代表作[exclamation×2]という感じでした。

憧花ゆりの(盲目の伯爵夫人)…彼女の存在については、解説役のドクターは語らない。いつも片手に花を持ってジゴロ(紫門ゆりや)と踊っているが、本当に存在するのかどうかも、わからない。
本当は死神というか死の象徴なのかもしれない。
初演からそんなイメージがあったので、突然グルーシンスカヤが、死のダンサーとして、男爵と踊り始めたのには驚いた。この伯爵夫人の存在と、トップコンビの死の舞踏をうまく結びつけることができたら、今回の版をもっと評価できたかもしれない。

綾月せり(サンダー)&光月るう(ウイット)…ベルリンの興行主とグルーシンスカヤのマネージャー。サンダーは、ハンガリー訛りが酷いという設定。田舎のおっさんみたいなキャラクターが立っている。ウイットは、グルーシンスカヤの気まぐれに右往左往しながらも、決して彼女を見捨てないやさしい人物。でも力はない。作品の背景をその存在で見事に説明してくれる、すてきな二人でした。

宇月颯(運転手)…胡散臭いが全身からセクシーさが漂ってきてヤバイ[揺れるハート]男爵とのアヤシイ関係を妄想してしまう腐女子多数(ゴメンナサイ)[あせあせ(飛び散る汗)]ステキ以外の言葉が浮かびません…[黒ハート]

千海華蘭(ジミーA)&夢奈瑠音(ジミーB)…かの名曲、「MAYBE MY BABY」をカットされてしまい、その前後のフラムシェンとのやり取りもカットだったため、ホテル内のエンターテイナーとしての二人の存在が薄くなってしまって寂しかった。
掃除婦、マダム・ピーピー(夏月都)との三人が、エリックの息子が生まれた場面で見せる芝居に、こんな暗い朝、それでも無限に広がる希望が見えて、救いになったことは、書いておきたい。

輝月ゆうま(支配人)…いかにも偉そうな支配人という雰囲気がたまらない。そのみすぼらしい身なりだけでオットーを宿泊させない[exclamation]と強硬な態度を取ったり、男爵に言われると前言を翻したり、一癖も二癖もありそうな人物を、今回も的確に見せてくれた。
エリックへの高圧的な態度とかを、もっと観てみたかったな[わーい(嬉しい顔)]

そして、いつもセクシーに綺麗な足を組んでいた、電話交換手の娘役さんたち(玲実くれあ・白雪さち花・晴音アキ・叶羽時・麗泉里・美園さくら)に、ブラボー[ぴかぴか(新しい)]


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