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ルノワール展 [┣大空祐飛]

ルノワール.jpg

戦利品[黒ハート] 

祐飛さんが音声ガイドを務めている「ルノワール展」を見に、新国立美術館に行ってきました[exclamation×2] 

新国立美術館は、初めて行く美術館だったが、新しく、清潔で、カフェなどもあって、素敵な空間だった。
ルノワール展は大盛況で、大空祐飛に興味がなさそうな方も音声ガイドを手にしていた。なんか、ちょっと嬉しい[揺れるハート]
やはり、大作「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」の前にはおおぜいの人が集まり、なかなか正面前方からは鑑賞できない。しかし、展示スペースを十分に確保しているので、ここをパスしようとする人が、にもかかわらず滞留してしまって動けなくなる…的な悲劇は起こらない。こういう配慮がありがたい。
あまりの人で、私も真正面からの鑑賞は諦めたが、ややサイドの前方からは鑑賞することができた。
以前、鑑賞した「新印象派展」では、印象派を否定するところから生まれた「新印象派」について知ることができたが、そもそも光と影の調和に着目し、影に色を与えたのはルノワール達印象派だったんだなーということを今回勉強した。(それまで影は、光とのコントラストによって作品にインパクトを与えたり、立体感を与えるためにのみ存在し、黒を混ぜた色に限られていたとか。)
緑やピンクのまだらな影は、太陽や木々等自然の豊かさ、人間の美しさ、生きていることの幸せを感じさせる。新印象派は、印象派を否定したのではなく、発展させたのだ…と、納得した。なぜなら、ルノワール自身の絵は、けっして新印象派の人々が批判したような「混ざって濁った汚い色」ではなかったから。(ルノワール自身、パレットで色を混ぜずに原色をカンバスに乗せるタイプの画家だったらしい。)
音声ガイドを聴きながら、そんなことを感じつつ、鑑賞した。弾むような、人々の「生きる喜び」を強く感じたのは、「冷蔵庫のうえの人生」公演中だったせいもあるかも。祐飛さんのナレーションも、終始やわらかい声音で、ちょっと「冷蔵庫…」の“おかあさん”っぽい感じ。とても聴きとりやすく、好感度大でした。また、やってほしい。
同時代の別の芸術家の作品や、晩年、ルノワールが合作で挑戦していた彫刻なども展示されていたし、ルノワールが映っている映像や、息子のジャン・ルノワール監督作品「恋多き女」の一部が上映されるなど、ルノワールを多角的に知るとてもよい機会となった。

恋多き女 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • メディア: DVD

(「恋多き女」の主演は、イングリット・バーグマン。おおー、祐飛さんのトップ時代の作品にご縁のある女優さんですよね。そういえば、この展覧会、既にすみかちゃん<野々すみ花>もご覧になったとか[わーい(嬉しい顔)]
次男のジャンは、映画の中で、「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」の当時の雰囲気を再現している。父へのオマージュを感じさせる映像だった。
まだまだ8月まで公開されています。祐飛さんのファンの方も、そうでない方も、ぜひ一度、二度、三度、できれば音声ガイドも借りていただいて…けっして損はしないと思います[exclamation]

“今日は何の日”
【6月12日】
「じ…自信がありません…」
祐飛さん名セリフのひとつだと思います。
はい、6月12日は、乙巳の変。中大兄皇子、中臣鎌足らが、蘇我入鹿を暗殺した日(645=皇極天皇4年)です。(←旧暦。新暦では7月10日となる。)


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