独立行政法人芸術文化振興会 [┗エンタメへの想いとか薀蓄とか]
演劇公演を観に行くと、まあたいがいアンケート用紙が置いてある。あまり回答することはないが、時折すごく感動した時などは、長々と感動を伝える言葉を書き連ねて渡してくる。
アンケートの項目は、どんな芝居でもあまり変わらなくて、リピーターの把握と公園の手ごたえ、DMの送り先確保辺りが目的かと思われる。
ところが今回、国勢調査みたいなアンケートが置いてあった。
あまりの驚きに、そのまま持って帰ってきた。
どうやらこのアンケート、上演に対して交付金を出してくれる「独立行政法人芸術文化振興会」の指示による鑑賞者動向調査らしい。
お役所の考えるアンケートって、こんな感じよね…と思いつつ、読み進めたところで、「」となった。
1年間で平均どれくらい舞台(公演)をご覧になりますか。
1本/2~4本/5~9本/10~19本/20本以上
なんだ、この選択肢…20本以上は、100本も300本も一緒か゚
…と、ここで気づく。ひとつの作品を20回観たら、それは20本なのか、1本なのか
そもそも同じ作品を複数回観るという選択肢を想像していないのか
こんな謎だらけのアンケート、ちょっと私には回答できそうにない。
自分が映画を見る回数とかで考えたら、すごくまともな数字だと思うので、行政法人を責める気持ちはない。しかし、そもそも、芸術文化振興会の支援が必要な団体の芝居を観に来る観客は、マニアなのだ、ということに気づいてほしい…かも。
“今日は何の日”
【5月24日】
戦後初の天覧相撲(1955=昭和30年)。
昭和天皇は、相撲がとてもお好きだったみたいですね。
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