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東京ジャンケン「おかしな二人(女性版)」観劇 [┣演劇]

東京ジャンケン 第5回公演
「おかしな二人<女性版>」
 

脚本:ニール・サイモン
翻訳:小田島恒志/則子
演出:野坂実

東京ジャンケン「おかしな二人<女性版>」を観劇した。
「おかしな二人」の戯曲を書いたニール・サイモンが、その20年後、1985年に、「おかしな二人」のシチュエーションを男女逆にして作ったのが、この「おかしな二人<女性版>」。日本でもよく上演されているらしい。

この作品を観ようと思ったのは、スタジオライフの岩崎大が客演しているから。そして、「おかしな二人」という作品が好きだから。女性版は観たことがなかったので、どんなふうに違うのか…という興味もあった。

<キャスト>
オリーブ(オスカー)…長沢美樹
フローレンス(フィリックス)…恒松あゆみ
ミッキー(マーレ)…名塚佳織
レネー(ロイ)…豊口めぐみ
シルヴィー(スピード)…斎賀みつき
ヴェラ(ヴィニー)…佐藤利奈

マノーロ(グエンドレン)…三宅健太
ヘスース(セシリー)…岩崎大

出演者は、男性版と同じ8人。女性たちは、男性版の出演者とキャラ設定も名前のイニシャルも同じ。フローレンスの苗字もフィリックスと同じ“アンガー”だった。

金曜の夜、女子たちが集まり、ゲームをしている。
ポーカーではなくて、クイズに答えて進む…みたいなボードゲームをしている。ミッキーはやっぱり警官で、ヴェラは季節外れのフロリダにバカンスに行く予定。
クイズのネタが古いのと、黒電話が登場する以外は、現代ものと言われてもわからない。
オリーブは、スポーツのライターじゃなくて、テレビのニュースキャスターなのかな。離婚したばかりで、部屋が汚いのは同じだけど、別れたダンナ(ギャンブラー)から電話があると、そのたびに送金している…というダメンズウォーカーなとこが可愛い[かわいい]
そこへ、ミッキーの夫から電話があり、フローレンスが行方不明になったことがわかって…

以下、こちらの「おかしな二人」と鏡合わせの世界が展開する。

ポッポー姉妹に対応する兄弟が、英語も満足に話せないスペイン人兄弟というのが、なんか、すごい納得。
セクシーなラテン系でありながら、古い価値観も同居しているカタブツな面も残している…という絶妙のキャラになる。そうじゃなきゃ、フローレンスに行かないよね[exclamation]

どっかんどっかん笑いの来る楽しい舞台だった。
アクションショー顔負けの体力勝負な舞台でもあるんだけど、見せ方も綺麗で、全身を使った芝居が心地よい。
オリーブとミッキー、スタイル良すぎ~[exclamation×2][目]レネーは、細すぎるけど超パワフル[exclamation]美しさを保って、自分らしく年齢を重ねている…というところに、NYの女性らしさが感じられて、そこも素敵だなーと思った。

さて、私は、固定ファンの多い劇団の公演を観ることが多いので、特に感じたのかもしれないが、客席の業界関係者の多さにビックリ…[あせあせ(飛び散る汗)]ほぼ満席だったけど、純粋に出演者のファンとか、作品を観に来ている人って、そんなにいないのかなぁ[爆弾]
いい舞台なのに。

そうそう、<男性編>では、“ロイヤル・ストレート・フラッシュ”が最後の台詞だったが、<女性編>では、“Big Girls Don't Cry”だった。一人が宣言するのではなく、クイズの解答で、全員が声を揃えて叫ぶ。
オトナの女は泣いたりしない[exclamation×2]
元気に唱和する女たちを見て、男より女の方が元気かもしれない…[黒ハート]と思ったのでした。


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