蘭ちゃん、お疲れさま [┣ヅカネタ]
蘭ちゃん最後の日。
寒いからどうしよーかなーと思っていたが、やっぱり、お見送りに行ってきました。
蘭ちゃん…可愛い月組っ子だった。
最初からキラキラと光を放つスターレットだったのに、本人に自覚がなくて、ダンサー娘役のうらもえ(麗百愛)と、足上げを競って戦っていた。
生意気な役をやらせると、すごくキュートでコケティッシュだった。
『Hollywood Lover』で、若き日のローズを演じた時、ピュアで清楚な美しさが炸裂していた。
『ハムレット!!』のオフィーリアは、まさにそのものこんな愛らしい娘役に育ったのか…と、とても嬉しかった。
直後に花組に移籍し、真飛聖の相手役となったが、なかなか本来の魅力を発揮できないまま、みるみる痩せていって…『Le Paradis!!』のダルマ姿は痛々しいほどだった。
蘭寿の相手役になって、ダンスシーンに本来の良さを発揮し出し、ダンスの花組をけん引する存在となる。
でも、芝居は…けっこう痛々しい芝居をしていた印象が強い。蘭ちゃんの素の良さが出る役が少なかったようにも思う。
蘭寿が卒業し、自らの卒業を明かしてからは、ようやく肩の荷が下りたのか、宝塚を、トップ娘役を楽しめるようになったのかもしれない。『エリザベート』は、蘭乃はなの集大成として、本当に素晴らしかった。
でも、月組の下級生時代のような、この笑顔は、すべてをやり切ったからこそ…だと思います。
本当に可愛い蘭ちゃんです
長い間、お疲れさまでした
【今日の言葉】~宝塚日めくりカレンダーより~
「僕のこの心は、これだけは本物なんだ。これだけが唯一の僕自身のものなんだ。この愛の心だけは、どうしても僕の心で殺せないのだ」byマリオ@『ゴールデン・シャドウ』
作・演出:鴨川清作
雪組 1965年
掲載されている写真は、内重のぼるさん、加茂さくらさんでした。
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