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有頂天ホテル [┣本・映画・テレビその他エンタメ紹介]

年末にWOWOWで三谷幸喜監督作品をまとめて放映していたものを、ちょっとずつ見ている。
「すてきな金縛り」「マジック・アワー」はすでに見終わっていて、それぞれ楽しかったが、「有頂天ホテル」は、私のツボに来た!という感じだったので紹介してみたい。

『愛と死のアラビア』のお茶会で、祐飛さんが、たしか「マジック・アワー」>「有頂天ホテル」的な発言をしていたような気がする。でも、たぶん一般的に言ったら、「有頂天ホテル」の方が受けるのはわかるけど…みたいな発言で、その当時は観ていなかったので、へえ~っていう感じだったが、見事一般人の私は、「有頂天ホテル」にガッツリ持っていかれました(笑)

「有頂天ホテル」は、<グランドホテル形式>の映画。
<グランドホテル形式>とは、映画「グランドホテル」(1932)で有名になったプロットの作り方で、普通の映画だったら、ある人物に焦点を当てて、ある程度の時間の流れの中でその人物を描くものだが、<グランドホテル形式>では、ある場所に焦点を当て、非常に短い時間の中でその場所を訪れる多くの人物を描く。物語を縦でなく横に切り取ったスタイルというか。
ここに登場する人物は、相互の関係が深くなく、偶然が大きく影響した方が面白い。ホテルという閉鎖された社交空間などは、もっとも適した設定かもしれない。この映画「グランドホテル」は、1989年にミュージカル化され、1993年に宝塚でも上演された。祐飛さんも出てましたね。

その映画、「グランドホテル」へのオマージュもこめて作られたような「有頂天ホテル」は、ホテルの客ではなく、あくまでもホテルスタッフ側がメインの物語。大晦日の夜を舞台に、たくさんのキャストが繰り広げるヒューマンな物語。笑いあり、笑いあり、笑いありの。
特に、香取慎吾演じるドアボーイが、ギターに付けていたキモカワイイ系のマスコットが、次々にいろいろな人の手に渡っていくというサブストーリーがけっこうツボだった。
キャストも贅沢すぎるくらい贅沢だし。
そして、ラストシーンがとっても素敵でした[黒ハート]

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キャベツがいっぱいあったので、マヨネーズとヨーグルトであえたのと、ピーマンと一緒に浅漬けにしたものを。どっちもゴハンがすすみます。

【今日の言葉】~宝塚日めくりカレンダーより~
「リゼツト、眼をおつむり、そして僕の愛の歌を聞いておくれ」byルネ@『想ひ出の薔薇』
作:小西松茂
改修・演出:内海重典
花組 1949年

写真は、越路吹雪さん、日下輝子さんでした。


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