恋におちたシェイクスピア [┣本・映画・テレビその他エンタメ紹介]
先月、シェイクスピア時代の演劇を勉強していて、当時の劇場が非常にリアルに再現されている映画、というお墨付きを研究家の先生がしていたため、興味を持っていた映画が、今回WOWOWで放映されたので、さっそく鑑賞した。
シェイクスピアの時代に女優は存在しない。
風紀を乱すという理由で許可されていなかった。
そんな時代、シェイクスピアの芝居に魅せられたあげく、男装してオーディションに参加してしまったお嬢さま、ヴァイオラと、彼女が女性と知って恋におちるシェイクスピアの短くも激しい恋の物語。
ストーリーは完全にフィクション。
ただし、シェイクスピアの有名作品(ソネットを含む)を知っていると、なるほどねー、そう持ってきたか!という楽しみがあちらこちらに。
「ロミオとジュリエット」のセリフが彼らのラブシーンから聞かれるというのも、楽しかった。ああ、そういう絵柄ね、みたいな。
あと、「ロミオとジュリエット」に登場する“ロザライン”って、不要な役じゃない?とか、マーキューシオって、ストーリーが回らなくなるほどいちいちセリフ長いよね…とか、「ロミオとジュリエット」を読むたびに出てくる疑問に、しっかり答えを出しているところが気に入った。
そして、もちろん、ヒロインの名前だって、ちゃんと意味がある。
クリストファー・マーロウの死の原因って、それなの?みたいなシーンもある。
エリザベス女王がまたいいキャラクターで…。
グイネス・パルトロウの男装が超イケメン。前に見た「十二夜」でシザーリオ(ヴァイオラ)を演じていた女優さんもイケメンだったけど、ある種の美女は髭が似合うのかしら?
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