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「Red Hot Sea」感想 その2 [┣宝塚観劇]

第8-10場 幽霊船
カモメでテンションが上がりきって、ちょっと息をついていると、既に、下手に設置された灯台から、真飛が登場している。銀橋を渡りながら、「いつか出会える恋人」を夢見て歌う灯台守。
舞台の上を帆船が横切る。
気がつくと、そこは大型船の中。
灯台守は、給仕に着替えさせられ、バリバリのタキシードに。真飛は、ここでは黒光りするような、オールバック[ハートたち(複数ハート)]を見せている。
いつの間にやら、たくさんの紳士・淑女が登場。ノリのいい音楽で踊りだす。
歌手は、絵莉千晶未涼亜希がリードボーカルで、天宮菜生芽吹幸奈がコーラス担当。この歌が、すごいスキャットで、リズムといい音のつかみ方といい、絵莉・未涼コンビ万歳!という感じだった。
男役は燕尾服、娘役はドレスなのだが、黒塗りで、しかも髪を濡らしている男役が多いので(たぶん、前の場面が鬘だったせいだろうが)、独特の色気がある。
ちょっとコミカルで、しかも色気があって、乗りがよくて、音楽がよくて…という素晴らしい場面なのだが、幽霊落ちがその楽しみに水を差す。
最後、怖いっ!と叫んで、真飛と愛音が抱き合う設定は面白いのだろうか?

第11-16場 真珠の城
怖がってばかりではないのが、愛音で、そこから、あっという間に立て直して、下手から登場したトロピカーナA(壮一帆)、トロピカーナ(真野すがた・朝夏まなと)と歌いだす。曲は、「コーヒー・ルンバ」
海の底に美しいお城があるから行こう!という歌で、こうして、4人と共にショーは、海の中へと入っていく。

暗転の後、スペイン語のカウントアップ。オーチョ!の声とともに、西洋チョンパ。銀橋に金をベースにした華やかなコスチュームが並ぶ。背景には、おなじみの海馬(タツノオトシゴ)が輝いている。
ここから中詰めの派手な歌い継ぎになる。
最初から手拍子がバンバン入って、疲れるなーと思うことも多かったので、途中からは、あまり参加せず、見たいところを見ることにしてしまった。生徒さん、ごめんなさい!

歌い継ぎは、桜乃→未涼→華形→未涼→夏美・大伴・悠真→壮→愛音→壮→真野→桜→朝夏→男役揃って→大空という感じで、ガンガンに続いて行く。
大空が銀橋で歌い終わると、トップコンビが紫のラメ衣装で大階段→本舞台→銀橋と踊る。
そして、の歌に続いてラインダンス。「ティコティコ」がうまくアレンジされていて、明るく楽しい場面。ここは、手拍子が入る日と、入らない日の差が激しいかも。
でも、ラインダンスの足あげで手拍子することを考えると、その前から手拍子を入れることによって盛り上がるべき場面が逆に盛り下がる気がするし、でも、手拍子したいくらいノリノリの音楽だし…。ってことで、ここの手拍子は周囲を見まわして、合わせています。

第17場 ひき潮
3組の白い衣装のカップルが、「ひき潮」のメロディーで踊る。
ただそれだけの場面が、本当に幸せで美しくて…。
大空祐飛・舞城のどか、未涼亜希・野々すみ花、華形ひかる・月野姫花、どのカップルも可愛くて初々しくて、3組がひとつの絵を作っているのが、本当に見てて幸せで…。
技術的に難しそうなところが、いっこもないような気がするのだが、それでつまらないとか、場面がもたないとかいう気分にならない。3組だけで、広い舞台をいっぱいに使っていて、余すところがない。その中心を大空祐飛が務めている。それが何より幸せで…。
本当にいいものを見せてもらえて、ありがとう、という気持ちです。


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