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志苔館 [┣続百名城]

五稜郭に行った後、ホテルをチェックアウトし、荷物を持って今回最後の訪問地、志苔館に向かいました。箱館駅からバスの旅。しかも、続百名城なので、知名度も若干少なめ…行き方が分からず、バスを降りてからしばらく右往左往してしまいました。


志苔館-1.jpgこの志苔館は、津軽方面で南北朝の戦いに敗れた南朝方の武士たちが、蝦夷地に逃れて移り住んだ場所のひとつのようです。
その後、アイヌの蜂起により、道内各地の館が次々と落とされていったようです。


志苔館の主、小林氏はコシャマインの戦いで亡くなったとか。
ここでは、コシャマインの戦いで亡くなった、小林氏一族のほか、和人殉難御霊、阿伊努(アイヌ)悵魂御霊双方を同一座で祀っているとのこと。(石崎地主海神社様)
逃れてきた南朝武士と、この地に住むアイヌの間で、どのような諍いがあったのか、知る由もないが、どちらも一緒に祀られていることに、少しだけ心が慰められる。


志苔館-2.jpg土塁と薬研堀からなる、自然の地形を生かした、原始的な館跡という感じ。
すぐ近くまで海が迫っていて、風が強いけれど、不思議に落ち着く場所だった。


志苔館-3.jpg14世紀末から15世紀にかけて存在していた建物の跡は、発掘され、遺構が杭で表現されている。
正面が建物のあった部分らしい。


あまりにも荒涼としているので、30分くらいしか滞在できなかった。
で、ここから函館空港に徒歩で行けるはず…という今回の旅最大の冒険に出ることに。


地図上、ここは繋がっている(たぶんトンネル)という場所があり、問題は、ここを徒歩で通れるかどうか。通れないと信じられない遠回りをすることになる。


まずは、地図を見てみましょう。


志苔館-4.jpg


この、赤い楕円で囲んだ、いかにもトンネルらしき部分、本当にトンネルでした[わーい(嬉しい顔)]
問題は、このトンネルに歩道が存在しているか、ですが、存在してました[exclamation×2]
けっこう長い距離でしたが、無事、函館空港に到着[黒ハート]


お土産を買って、搭乗前にビールで乾杯して、機上の人になりました。
一緒に旅をしてくれた友人には感謝でいっぱい。たくさんの城と桜の思いでができました。



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