「VOICES OF HOPE 6」 [┣大空祐飛]
祐飛さんが出演された【第6回東日本大震災支援ライブ】、行ってきました
ライブハウスとか、完全アウェーやん…と思ったものの…むしろ、いつもの祐飛さんの舞台みたいな客層で、「いつもの出演者の皆様」をアウェーにしてしまったような感じ。申し訳ありません
一人2曲×5人×2セット、10人の女性シンガーの競演そんなところに、祐飛さんが出るというだけでも、ドキドキ
では、セットリスト含めて簡単レポ。
《KENGO NAKAMURA PRESENTS 「VOICES OF HOPE 6」》
1st set…マヤ・ハッチ「Night&Day」「I Can’t Give You Anything But Love」
片方刈り上げたソバージュヘアがキュートな方でした
ジャズ…とっつきにくいな…と怯えていたのですが、最初からとてもよく知っている曲で、肩がスーッと楽になりました。
リレット「Come Rain or Come Shine」「Sukiyaki(上を向いて歩こう)」
フィリピン出身とおっしゃってました。現在は鹿児島在住で、このステージのために毎年手弁当で上京してくださるのだとか。
1曲目、たしか、「ジャズマニア」の黒と白の場面で歌われた曲ですよね
リレットさんは英語で「Sukiyaki」を歌い、会場の私たちと最後に日本語で「上を向いて歩こう」を歌ってくれました
青木さおり「Anytime I Am There」「Tomorrow」
Anytime~は、911の時に作られた曲なのだとか。こちらは弾き語りで聞かせてくれました。そしてもう一曲は、ミュージカルシンガーらしく、『アニー』のテーマ曲。たしか、祐飛さんもお好きだったハズ。
大野えり「Blue in Green」「Confirmation」
なにやら、昨年、赤いお衣装を着る年齢になったとかおっしゃってました。とっても深いお声の魅力的なシンガーでした
伊藤君子「On A Clear Day」「What a Wonderful World」(in津軽弁)
1曲目は「TABU」の中でかかっていた曲、2曲目は「キミに贈る物語」の中で祐飛さんが歌っていた歌。両方とも縁がある曲でした。
大ベテランらしい迫力のステージでした
2nd set…吉田沙良「Rainbow Connection」「Flor de lis」
囁くような歌声が魅力的な若手のシンガーでしたそういえば、去年の夏に祐飛さんがトーク&ライブで使っていた、シャカシャカを彼女も使っていました。
グレース・マーヤ「I’ve Got You Under My Skin」「My Favorite Things」
2曲目は弾き語り。まだまだ余震の続く熊本への思いを込めて“あんたがたどこさ”を客席のみんなで一緒に唄いました。そのまま、あんたがた~ジャズセッションとなり、そこからMy Favorite~へ。ピアノとドラムとベースが一体となって、素晴らしいセッションでした。ちょっと、「ル・リアン」を思い出しました
川井佐知子「The Girl in 14G」「Tanti Anni Prima」
最初の曲は、新居に越して来たら、上も下も大きな声で歌っていてうるさい~という歌。さまざまなジャンルの歌を一瞬で切り替えて歌う、ものすごくテクニックの必要な曲だと思いました。2曲目は、ピアソラが作曲し、その後、「アベマリア」の歌詞がつけられた曲とのこと。どちらもジャズではないので、出番に向けてちょっと気が楽になりました
ギラ・ジルカ「One Note Samba」「Tennessee Waltz」
宝塚でもよく歌われるOne Note~は、しょっぱなから大ノリノリの超早口ソング。トークも滑らかで面白かったです。2曲目は、歌う前に曲の内容を解説してくださいました。ダンスを踊っている間に、友達にカレシを採られちゃったけど、誰も恨まずに、だってあの時素敵な音楽が流れてたんですもの…っていうのが、とってもえらいなーというようなことをおっしゃってました。
すごくパワフルな方でした
そして10人の女性シンガーの最後に登場したのが…
大空祐飛
緊張しながらも、「はじめまして」の場所なので、自己紹介をされていました。
宝塚出身であることとか、今は女優をしていることとか。(小さいことだけど、本当に普通に「女優」という言葉を口にする祐飛さんに、ここまで来たんだな~とすでに感無量(早い)
日本で最初の俳優は、出雲阿国という女性だった。神話のアメノウズメも女性だったし、女性のパフォーマンスには、どこか「祈り」のようなものが込められているような気がする。
そう語った祐飛さんが、祈りを込めて歌ったのは次の2曲でした。
最初の曲は、「時には昔の話を」。ジブリの「紅の豚」で使用された加藤登紀子さんの歌と紹介していました。
そして2曲目はオリジナル曲、「一つの光」。この2曲をこの順で歌うというのも、トーク&ライブと同じ。ライブハウスというアウェー環境に打って出るに当たり、今一番、実力を発揮できる、今一番、自分らしい音楽で勝負したのかな、と思いました
祐飛さんの歌声は、トーク&ライブの時よりさらに透明度を増し、低音部は力強さがあって、素敵でした
最後に、祐飛さんから逆順に、今日の感想を述べて、前の出演者を次々に呼び出し、全員で突然のセッション、「Bridge Over Troubled Water(明日に架ける橋)」となり、終了。(夏の「スターダム」を思い出すなぁ~)
10人20曲を担当したバンドは、片倉真由子(ピアノ)、中村健吾(コントラバス)、山田玲(ドラム)のメンバー。ジャズナンバーではボーカルの後に、丁々発止のセッションが必ず挿入され、すごく盛り上がりました
今回、ライブを行った南青山のジャズクラブ《BODY&SOUL》さんのHPによると、ジャズピアニストの小曽根真さんの奥様で女優の神野三鈴さんの紹介で、祐飛さんの出演が決まったそうです。
とすると、トーク&ライブの時に祐飛さんが出会ったと語っていた「生き方もジャズだった」ジャズマンは、小曽根さんかもしれないですね。
小曽根さんのアルバムやライブにベーシストとして参加している中村健吾さんが、この「VOICES OF HOPE」を震災の年からずっと主催していて、それで祐飛さんへのオファーに繋がったのだとか。なるほど
年齢的にも大先輩のそうそうたる歌手の皆さんの中で、畑違いということもあり、ちいさくなって、おろみたいな感じになっている祐飛さんは、とても可愛かったです
東日本大震災チャリティライブなので、収益金は、岩手県・福島県の「東日本大震災で親を亡くした子供たち」に直接贈られるとのことでした。(主催の健吾さんが届けてくださるとのこと)
一方、今回は、熊本地方でも大きな地震があったので、物販の売上(サイン入りポスターなど)・募金箱への浄財については、熊本の方に贈ることになっているとのことでした。
祐飛さんのおかげで、ジャズクラブも経験でき、チャリティにも参加することができ、素晴らしい夜が過ごせました
それにしても、ジャズ界の皆様、宝塚ファンという生き物をどう感じられたでしょうか。それが不安でなりません…
“今日は何の日”
【5月2日】
和田義盛が、鎌倉幕府2代執権北条義時と対立、挙兵した(1213=建暦元年)。(←旧暦。新暦では5月23日となる。)
しかし、翌日には戦死。
実は私も同じ会場にいました・・・・グレースマーヤちゃんが後輩なので彼女のライブという感じで行ったのが、大好きなゆうひさんまでも!とうれしい悲鳴をあげながら聞いていました♪宝塚ファンの私からしたらもうめちゃくちゃ幸せな空間でした。彼女いわく、大空さん優しかった~と(笑)うらやましい買い切りでございました。
by けいか (2016-05-05 19:28)
けいかさま
コメントありがとうございます。
そんな偶然、あるんですね~♪
祐飛さん、ソフトな感じでしたね~。見るからに優しそう…
グレース・マーヤさんはじめ、素晴らしいシンガーの方々との交流をきっかけに、祐飛さんのシンガーとしての魅力が、ますますUPすることを願ってやみません。
by 夜野愉美 (2016-05-05 20:09)