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「パンとスープとねこ日和」 [┣本・映画・テレビその他エンタメ紹介]

WOWOWに加入して半年、最近のMyブームは、連続ドラマW。
『震える舌』ですっかり嵌まり、原作本を読んで、さらに嵌まった。原作は原作の良さがあるが、ドラマとして変更された部分も納得の出来。

…ということで、次に放映された『パンとスープとねこ日和』の原作も買ってみた。

パンとスープとネコ日和 (ハルキ文庫 む 2-4)

パンとスープとネコ日和 (ハルキ文庫 む 2-4)

  • 作者: 群 ようこ
  • 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
  • 発売日: 2013/07/13
  • メディア: 文庫

これは、かなり原作と違うテイストのドラマだったのだ、と知った。

しかし、やっぱり、両方とも面白い。よい原作があり、それをアレンジしたよい脚本があり…というシリーズのようだ。

原作では、50代前半の身寄りのない独身女性が主人公で、彼女は死んだ母がやっていた食堂を改装して、シンプルなスープとサンドイッチのお店を開店したことで、母の店の常連だったおじさん達から疎まれてしまう。
その辺がドラマでは、ほのぼのとした変更となり、いい味が加わっていた。
小説では、ヒロイン、アキコの徹底した孤独に筆が割かれるが、小説としては、こちらも面白い。

飼い猫たろの運命といい、かなり雰囲気の違うカタチになったが、読めてよかった、と思った。


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