「パンとスープとねこ日和」 [┣本・映画・テレビその他エンタメ紹介]
WOWOWに加入して半年、最近のMyブームは、連続ドラマW。
『震える舌』ですっかり嵌まり、原作本を読んで、さらに嵌まった。原作は原作の良さがあるが、ドラマとして変更された部分も納得の出来。
…ということで、次に放映された『パンとスープとねこ日和』の原作も買ってみた。
これは、かなり原作と違うテイストのドラマだったのだ、と知った。
しかし、やっぱり、両方とも面白い。よい原作があり、それをアレンジしたよい脚本があり…というシリーズのようだ。
原作では、50代前半の身寄りのない独身女性が主人公で、彼女は死んだ母がやっていた食堂を改装して、シンプルなスープとサンドイッチのお店を開店したことで、母の店の常連だったおじさん達から疎まれてしまう。
その辺がドラマでは、ほのぼのとした変更となり、いい味が加わっていた。
小説では、ヒロイン、アキコの徹底した孤独に筆が割かれるが、小説としては、こちらも面白い。
飼い猫たろの運命といい、かなり雰囲気の違うカタチになったが、読めてよかった、と思った。
コメント 0