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「第二章」 その2 [┣宝塚観劇]

その1は、こちらです。

それでは、出演者感想です。

轟悠(ジョージ・シュナイダー)…前回の『おかしな二人』では、ちゃらんぽらんな男の役を好演したが、今度はナイーブな作家役を演じている。どっちも、らしい作り方だが、それぞれ魅力的だ。
大劇場主演を卒業したは、その後、大人の男性のさまざまな魅力を、表現してくれている。宝塚歌劇が表現できる世界がどんどん広がっているこの時代だからこそ、のようなスターがいてくれることがありがたい。
降臨時代は、色々な弊害もあった気がするが、今は、あれも試行錯誤のひとつとして、必要だったのかな、と思う。とはいえ、ちゃんと趣旨を共有して作品を選べば、もっと、有効だったんじゃないかな?という気はしているけれど。
ナイーブなジョージが愛しくてしょうがなかったです。
包容力もあるけれど、女性の前でかっこ悪かったり、甘えたり、センチメンタルになったり…実に魅力的な男性…[揺れるハート]
この作品も、できれば再演・東上してほしいなぁ[ぴかぴか(新しい)]

夢咲ねね(ジェニファー・マローン)…星組トップ娘役が、まさかバウホールで轟悠の相手役。
轟とは、初の大役を演じた『オクラホマ!』の時以来…かな?
私は初日を観劇したのだが、『オクラホマ!』千秋楽カーテンコールで、ヒロイン役の城咲あいが感極まって抱きついてきた時、凍りついていたが、初日のカーテンコールで夢咲をハグしていた。
理事も余裕が出て来たのか、それとも夢咲ねねの魅力がハンパないのか…[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]
私が観た初日と2日目では、ヒロインとしてしっかりニール・サイモン作/石田脚色の作品を演じながら、同時にトップ娘役としての矜持も守っているように見えた。そして、それが、このヒロインを魅力的にしているようにも思った。
別のアプローチ(娘役の枠をはみ出すような)もあったとは思うが、はたして、それがヒロインの魅力アップにつながったか…と聞かれると、自信がない。
むしろ、フィナーレナンバー(橘いずみ『失格』)の方が、娘役の枠をはみ出していたかも?

英真なおき(レオ・シュナイダー)…の3年先輩である英真が、轟の2歳下の弟。
しかし、英真の茶目っ気が見事に嵌まり、弟キャラ全開だった。兄の心配をする心優しい弟である一方、男としてはちゃらんぽらん。特に女性関係がルーズだったりする。
それが憎めない浮気男として、ちゃんと魅力的に描けているところがステキだった。
もっと二枚目風に演じてもいいかも?とも思う。もし、再演してくれるなら、バリバリやってください。
フィナーレナンバーは、もう、最高[黒ハート]

早乙女わかば(フェイ・メドウィック)…最近の娘役さんは、簡単に、娘役じゃない役を生き生きと出来てしまうのかな?リアルな女役として、ジェニファーの友人で、夫のいる役というのが、普通に納得できてしまう存在感だった。
これだけ出来てしまうと、次、ちゃんと娘役が回って来るかしら?と不安にもなってしまう位…。
体当たりの演技に好感が持てたし、今後も応援していきたいなーと思える役者っぷりでした!


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