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宝塚歌劇花組東宝公演「ASIAN WINDS!(アジアの風)」 [┣宝塚観劇]

1/3観劇記のショー部分です。ちなみに2階下手S席で観劇。

ロマンチック・レビュー
「ASIAN WINDS!(アジアの風)」
作・演出:岡田敬二
作曲・編曲:吉崎憲治、高橋城、甲斐正人
音楽指揮:伊澤一郎
振付:羽山紀代美、謝珠栄、大谷盛雄、室町あかね、御織ゆみ乃
装置:大橋泰弘
衣装:任田幾英

ロマンチック・レビューシリーズの第16弾だそうだ。このシリーズが好きだったのは、もう何年前までだったろうか?少なくとも、前に花組でやった「Asian Sunrise」の時には既にドンビキさせていただいてました…
「アジアのヤングは皆同じ!」って、あんた…

というわけで、テンション下がり目の観劇記でございます。

第1章 プロローグ・アジアの夜明け(モンゴル)
アジア各国の文化解説役みたいなのがあって、それを夏美よう組長と、梨花ますみ副組長が場面ごとに担当している。ここは組長の歌。
そしていよいよ、モンゴルの英雄役のオサさま(春野寿美礼)登場。朗々と歌う。これが、なんともすごい衣装で、毛皮のマリーか?っていう感じなんですよね。
さて、オサさまの周りで踊る人々、彩吹真央・真飛聖・蘭寿とむ・愛音羽麗の4人がちょっと衣装にもキラキラが多く、格上ということになっているらしい。
で、ここでは、まとぶん(真飛)の表情に気を取られた。
すごい顔して踊ってます
実は芝居を観た時、まとぶんが白い王子様キャラになっていて、星組での濃さを知っている身としては、不思議な気分になるとともに、これが組替えの効果だと思った。
星時代のまとぶんは、美しいかよこさん(朝澄けい)と対で使われることが多かったので、だんだん骨太なキャラになっていった。でも、本当はすっとした二枚目もやれるタイプの容姿だ。ただ星ではキャラが確立していて、なかなか変わりづらい部分もあったのかもしれない。まとぶんのひきだしを増やすには、この組替えは良かったのかもしれない…と、まあ、そんなことを思ったわけです。
が、ショーのオープニングから、芝居での二枚目ぶりが全部壊れるほどの形相で踊るまとぶん。そんなあなたが愛しい…
これからも、骨太く頑張ってほしい。

第2章 群青の海(沖縄)
岡田レビューの特色であるアンコール場面(過去の自作品の焼き直し)。「エイサー」という沖縄民謡調の第2テーマ曲(吉崎憲治作曲)に乗って、トップ以下踊りまくる場面。
6年前の「Asian Sunrise」で、しょっぱなから5~6分拍手したのを思い出し、拍手は適当に入れることにする。会場は、新年早々拍手・拍手の大盛り上がりだった。出演者も走り回って大変そうだが、笑顔、笑顔のステージは気持ちがいい。それにオペラグラスで見たいような衣装でもないしね…。←拍手の理由

第3章 上善如水(中国)
中国の南方(ベトナム近く)っぽい衣装の場面。
新体操のリボンみたいなものを振って踊るオサさまと、長い袖をひるがえして踊るふーちゃん。次の場面で、ゆみこちゃんから始まるため、武将の一角を高翔みず希が占めている。
プログラムによると、オサさまは長江の精、ふーちゃんは黄河の精だったらしい。存じませんでした…

第4章 服部良一メドレー
ここからナツメロ場面になる。いったいなんのために?ま、昔の曲はリズムが単純だから拍手がしやすいけどね。
服部場面は、戦前上海編と戦後日本編に分かれている。
上海編は、そういうわけでチャイナドレスが各種出てくるが、いきなり登場する美女トリオ(真飛・蘭寿・愛音)の大胆な足見せスリットにまず唖然
が、上手の美女たち(遠野あすか・華城季帆・桜乃彩音)と一緒に出すのはかなりキツいかも。やはり男役の女装は単独で扱わないと単なるキワモノに堕する気がする。
岡田先生の優しさか、この公演で退団する78期・歌花由美のソロがあった。いやいつもながらの大音声、ありがとうございました
「蘇州夜曲」、今回はゆみこちゃんの歌で。しかし、この曲になると必ずドラゴン衣装が登場するのはなぜだろうか?
銀座編は、さらにキツい場面が続く。
「青い山脈」2番まで熱唱するまとぶん。どうリアクションしていいかわかりません…。続く「一杯のコーヒーから」を歌うのは、彩吹・華城芝居といいショーといい、華城の扱いがいいのは何故なんだろう?次期トップの桜乃はショーではほとんど使われていなかった。(ソロを歌われても困るけど…)
ふーちゃんの「湖畔の宿」は、いい選曲だが、次の若手スター(愛音・未涼亜希・桐生園加・華形ひかる・望月理世・日向燦)による「山寺の和尚さん」は、なんとも納得がいかないこの曲でキザることになんの効果が…?これで目線ゲットしても、落ちないと思うが。
そして「銀座カンカン娘」は、あすかをセンターに。あすかセンターで、周囲にあやねというのは、次回公演を考えるとなんだか切ない。
満を持して登場のオサさまは、「東京ブギウギ」を唸っている。ひえー!最強中詰のパレードは「東京ブギウギ」だった。ま、盛り上がってるからいいか(笑)

第5章 コリアン幻想
最初は明洞の繁華街みたいな場面で、「アジアのヤングはみな同じか」と焦るものの、途中から李氏朝鮮時代の幻想が登場、私は見てないのですが、「チャングム」の世界らしいです。
ここでは、ゆみこちゃんを中心に、高翔・眉月凰・愛音・未涼・桐生あたりが頑張っていた。

第6章 サンパギータ(フィリピン)
下手花道に登場するまとぶん。これは…月組ファンなら誰もが知っている「南の合コン」「With a Song in My Heart」に出てくる、若い士官4名が南国のプリンセス達と出会って踊る場面)の制服じゃないですか!…あれは誰の着たものだろう?
そこは教会。結婚式を終えたカップル(蘭寿・遠野)。でも、まとぶんは、あすかのことが好きだったのか、花嫁にサンパギータの花を贈る。一瞬心が動く花嫁。迷惑な男だ。しかも、らんとむも同じ士官の制服を着ている。(誰の着たものだろう?)同僚の女を好きになったの?
あすかは、心が動きながらも、らんとむと去っていく。そんな場面。

間奏曲 ダヒルサヨ
ここでようやく、おさふーの銀橋デュエット。普通に美しかった。

第7章 アジアンロケット
「Asian Sunrise」のロケットは、誰がデザインしたんだ?というくらいすごい衣装だったが、今回は普通で安心した。あやねも踊ってたらしい。でも特にピックアップされることもなく…。

第8章 アジアンウィンズのボレロ
燕尾服で大階段に勢ぞろいする男役のかっこいいダンスなのだが、アジアっぽいテーマ曲に引きずられて、微妙に笑える振りが入っている。これを楽しむかどうかで評価が違ってくると思う。

第9章 フィナーレ
別に章立てすることもなく、ただのパレードだった。
エトワールは華城季帆。本当に使われてる。たしかに歌はとても綺麗だし、顔も可愛らしい。でも、あすかちゃんと似てるかな?
彩吹・真飛・蘭寿は、同じ大きさの羽を背負っていた。あすかが一人降り。そして銀橋での挨拶は、オサ・ゆみこ、ふーちゃん・まとぶ→オサ・ふーちゃんって感じ。ゆみこちゃんは銀橋から戻る時、客席に背を向けるように戻った。この時、客席側に一度向き直る演出っていうのも、実はひとつのステータスな気がするのだが、花組は2番手不在をアピールしたかったのだろうか?
それとも…やっぱり、組替え近し…なのかなー?

この公演は千秋楽近くにもう一度観劇するので、その時に再び感想を書きたいと思っている。

さて、土曜出勤。
体が重くて、午前中はゆっくりとしていた。
12時過ぎに出社すると、取締役が来ていた。
例の有限責任事業組合のスケジュールが詰まってきたらしい。プロジェクトスタート日は2月6日。「来ますか?」と聞かれたが、「ベルばら」千秋楽じゃん…
その前日に関係者が揃って御祓いに行くので、そっちは参加しなければならないと思う。
今回の祐飛さんオスカルは、どうやら日帰り×2ということになりそう…。
休日出勤のおかげで、一応、12月の当月分会計処理をほぼ終わらせることができた。とはいえ、連休明けの火曜日は、一日バタバタしそうな予感…。

【去年の今日】
ケロさんのトークショーを翌日に控えて残業している時に、こっそりログインして書いたもの。
今年は、去年ほど切羽詰ってはいないのだが、やはり第3四半期が一番焦る。新年で請求書が届かない時期に3連休があるから。なんで、こんなところに成人の日を移しちゃったのかな?


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コメント 4

M

>第6章 サンパギータ(フィリピン)

あの場面、わたくし懐メロメドレーよりもちょっとどうかと思うのですが…。
あれは、最初まとぶ&あすかが恋人同士だったんだけど、
まとぶが戦場へ赴き、後に戦死したということで、
結局らんとむさんと結婚した、んだけどそこに
実は生きていたまとぶが帰って来た、という場面なんだそうです。
はー?と思ったけどそれ以上 追求するのも無駄な気が…(目眩)

あの仕官の制服、汐美さんのだけは違う気がするの。
気のせいかしら。
by M (2006-01-10 21:31) 

夜野愉美

Mさま
えーっ?そうだったんですか?
よりによって結婚式の日に帰ってきたの?
そりゃ、驚くよね。つか、動揺するわ、思い切り。
でも、らんとむも同じ海兵隊の士官でしょ?友達だったんじゃないの?
一応話し合ってみたりはしないんでしょうかね?
で、汐美さんのじゃないってことは、まとぶ←祐飛さん、らんとむ←ほっくんかな?
by 夜野愉美 (2006-01-11 00:46) 

M

遅レスですけども(*^^*)ちょっと失礼しま~す。

なんかね、らんとむさん&あすかちゃんの結婚式と、
まとぶくんのいる次元が違うんだって。(スカステで言ってた)
別々の戦場に行って、先にらんとむさんが還って来たとか?
昨日、観てみたけどやっぱり誰のが誰のか分かんなかった…。
by M (2006-01-13 14:34) 

夜野愉美

Mさま
次元が違うの?
じゃ、本当は結婚式に現れたんじゃなくて、あすかを思うまとぶと、まとぶを懐かしむあすかの気持ちが交錯して、あそこにまとぶが現れたということだったのかしら?
つまり、らんとむにはまとぶが見えてないって設定?
ああ、わからん…
by 夜野愉美 (2006-01-14 17:57) 

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