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エリザベートの愛と自由 [┣公演内容の考察・検証]

男役が演じるエリザベートは、娘役独特の構え(というか、娘役を作る…という作業)がないので、(男役を当てる以上、敢えてそれはさせないのだと思うが)人物がくっきりと浮かび上がる。
そして月組版では、コーラスの迫力がない代わり、歌詞がクリアに聞こえたので、エリザベートを取り巻く人々の思いもコーラスの歌詞から浮かび上がった。
彼女の望む自由は、今の中年以上の日本人からすれば、かなり勝手なもの。自由人だった父親でさえ、手に入れられなかったレベルの自由を、皇妃という立場で公然と求めた。そして、残念ながらそれを是正できる人がまわりにいなかった。
人の話をまったく聞いてない、相手の立場に立って人の気持ちを理解しようとしない。後悔はしても反省はしない。
この作品、実は伝説の皇妃へのアンチテーゼなのでは?


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