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キャラメルボックス「サンタクロースが歌ってくれた」観劇 [┣演劇]

演劇集団キャラメルボックス 2021 クリスマスツアー
「サンタクロースが歌ってくれた」


脚本・演出:成井豊


美術:稲田美智子
照明:勝本英志(Lighting Lab Ltd.)
音響:早川毅(ステージオフィス)
振付:川崎悦子
衣裳:黒羽あや子
ヘアメイク:武井優子
演出補:白坂恵都子
舞台監督:村岡晋


アンダースタディ:生田麻里菜


制作:阿部りん、今村圭佑、鈴木ゆか
票券:キョードーファクトリー
プロデューサー:仲村和生


協力:ナッポスユナイテッド、ホリプロ・ブッキング・エージェンシー
主催:「サンタクロースが歌ってくれた」製作委員会


演劇集団キャラメルボックスが2年半ぶりに復活した。
と言っても、つい半年前も「容疑者Xの献身」を多田×筒井で観るとか、キャラメル作品は定期的に浴びてきたので、そんなに「久しぶり」感はなかった。


「サンタクロースが歌ってくれた」は、未見だったので、どんな作品なんだろう[exclamation&question]と思っていたら、映画から登場人物たちが、現世に飛び出してくる物語。宝塚で「今夜、ロマンス劇場で」を上演する前に、こんなタイムリーな作品をやるのね…と思った。
作中の探偵役は、芥川龍之介と、小説家を志望している平井太郎。平井太郎は、後の江戸川乱歩だが、芥川と平井太郎のコンビって…前にも見たことあるような気が…[あせあせ(飛び散る汗)]BQMAPのアンモナイトシリーズとか、井沢元彦の「ダビデの星の暗号」とか。
面白いのは、乱歩の方が必ず本名の平井太郎で出てくるところだろうか。
ちなみに、芥川と江戸川乱歩は、一度も面識がなかったらしい。なんでこんなにコンビ扱いされてるんだろう[exclamation&question]
(文ストでは、敵対する組織に在籍してますね。乱歩も本名名乗ってないし…。)


基本、映画「ハイカラ探偵物語」の登場人物の方が多くて、現世の人間は、映画監督(筒井俊作)とその妻(岡田さつき)、映画を見に来た二人のOL(森めぐみ・林貴子)、太郎役の俳優(畑中智行)くらいかな。
黒蜥蜴ということにされてしまったメイドのミツ(原田樹里)が、映画の外の世界に逃げ出したところから、物語は、ドタバタしながら展開していく。その映画を見に来たOLと、遅刻して見ていないOLが否応なく、そのドタバタに巻き込まれていく。大正時代の登場人物だから、電車にも乗れないし、お金も持っていない。でも、バイタリティーだけはある。その連中が東京に解き放たれたのだから大変だ。しかも、決められた時間の間に映画の世界に戻ってこれないと消えてしまうというお約束までついているのだ。
犯人として毎日毎日死ななければならない、無実なのに…というミツの訴えをあくまでも阻止しようとする、真犯人。無理やり探偵役を押し付けられた芥川は、真犯人にたどり着き、映画の世界に戻ることができるだろうか。


芥川龍之介(多田直人)から、その婚約者の女学生・フミ(木村玲衣)に送られる、気恥ずかしいほどのラブレターが印象に残った。あまり本筋には関係ないところだが。
あと、警部(阿部丈二)の電車内パフォーマンスは、最高だった[るんるん]
有島家の奥様と、監督の奥さんの二役を演じた岡田さつきも、大熱演。とても面白かった[ぴかぴか(新しい)]
そして、芥川役の多田さん、復活なったキャラメルボックスの真ん中に立っている姿に、ただただ感動[exclamation]でした。


場内アナウンス(日替わり)は、大内厚雄さん。イケボでした[黒ハート]


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