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チャリティ公演 [┣宝塚情報]

あの日から1か月。
今日また大きな余震があって、あの日のことを思い出して怖くなった。
たぶん、東京ではあの日と比べものにならない、「地震あったねー」という程度の震度。でも、あの日と同じパターンの揺れが長く強くなっていく地震は、またあそこまで大きくなるのでは?という恐怖が拭えない。
また、この余震で亡くなられた方もいると聞いた。
お気の毒でならない。
そういえば、あれは、月組大劇場公演初日の開演直前のことだったそうだ。今日のは、月組大劇場公演千秋楽の終演後。向こうは揺れなかったようだし、今日は東宝も休演日なのは救いだ。
そんな今日、公式HPにひとつの記事が載った。 

(公式HPより)

2011/04/11

東京宝塚劇場でのチャリティ公演について
「東日本大震災」で被災されました皆様に心よりお見舞いを申し上げます。

雪組東京宝塚劇場公演に続き、現在公演中の花組東京宝塚劇場公演チャリティ公演として実施させていただいておりますが、月組東京宝塚劇場公演(4月29日~5月29日)、星組東京宝塚劇場公演(6月3日~7月3日)、宙組東京宝塚劇場公演(7月8日~8月7日)につきましてもチャリティ公演といたします。

皆様からお寄せいただきました義援金に、チャリティ公演からの義援金、宝塚歌劇団生徒一同からの義援金を加え、第一次の義援金として3月28日に東京都港区の日本赤十字社本社にお届けいたしました。多くのお客様からお志をお寄せいただき、改めて御礼申し上げます。以降の義援金につきましても、日本赤十字社を通じて被災地に送らせていただきますので何卒ご協力をお願いいたします。

(以上公式HPより引用、太字・色使用=夜野)

雪組公演中の3/11に地震が発生し、その後、3/13に公演が再開して以降は、公演そのものをチャリティ公演と銘打って、収益の一部を義援金に振り向けることとなった。
その辺の記事は、こちらをご参照ください。
続く花組公演も、毎終演時の組長挨拶で「チャリティ公演である」というアナウンスはされていたが、特に公式HPには記載されていなかった。今回、こういう形で、全組東京公演をチャリティ化したのは、東宝としても大英断だと思うし、観劇することで、宝塚から勇気と元気をもらい、被災者の方のためにもなる…というチャリティ公演の存在は、私達ファンにとってもありがたい。
直接被災地に行って役立つことなど、たぶんひとつもない私には、こういう形で被災者の方を支援できることが嬉しい。

ところで、現在、花組公演では、生徒たちが相談し、毎公演終演後に、何人かの生徒が募金箱を持って義援金を募っている。そこへトップスターの真飛聖も毎公演早替わりで登場している。
それ自体は、この震災の直後にスタートする花組公演の出演者達が話し合って決めたことだし、その時点では、花組公演までがチャリティ対象だった。
だから、花組が自分達の意思で決めたことは崇高だし、支持したいと思った。

しかし、こうなると、残りの月・星・宙も同等のサービスを期待されてしまっても不思議ではない。
震災報道がこの先もずっと同じレベルで続くとは思えないが、夏が近づけば、電力使用制限の問題も出てくる。多くの電気を使う宝塚としては、公演を続けるためにも、チャリティであることを訴え続ける必要があるだろうし…。
どこで線引きをするか…難しい問題だなぁ。

今回、偶然にもトップスターに飾りのない黒燕尾の衣装があったから、それに早替わりをして、真飛は毎日客席に立っているが、月組はどうなるんだろうか。
それに、今、いわゆる“入り出”が中止状態だという。これはいつ再開されるのだろうか?
なければないで済んでしまうものかもしれないが、千秋楽のパレードまでなくなってしまうのは、宝塚ファンとして寂しい。自分のサヨナラのことより、この状況下、自分達にできることは何か…を真摯に考え、毎公演、終演後にロビーに出て挨拶をしているまとぶん。
この人の旅立ちが幸せなものであってほしいと、願わずにはいられない。
「国境のない地図」で初舞台を踏んだ真飛聖たち81期生は、阪神大震災からの宝塚復興の象徴なのだから。


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