4月以来の宝塚です。


桜満開の時以来なので、浦島太郎状態。
しばらく来ていない間に、新幹線がスピードアップし、いつもより5分早く新大阪に到着、乗り換えもスムーズに宝塚に着いて、お友達と合流、さっそく11時公演を観劇した。
前日にようやく再開したばかり。でも、フルスロットルの月組を観ることができた。


というわけで、いつものように、箇条書き形式で記載していきたいと思います。


今回は1本物の大作「グレート・ギャツビー」。小池先生によるグランド・ミュージカル。
F・スコット・フィッツジェラルドの不朽の名作の舞台化作品で、初演(大劇場前もの作品)、再演(日生劇場1本物)を経ての3演目となる。
ちなみに、2008年版の感想は、ブログにも記事があったので、よかったらどうぞ。その1がこちら、その2がこちら、その3がこちらです。
・日生劇場版は、少し冗長に感じてしまったのだが、フィナーレナンバーをつけた今回の尺が、長さ的にはちょうどよかった気がする。「神の眼」の演出が改良されたこともあり、これが決定版と言えるステージが完成したと感じた。てか、やっぱ、「神の眼」はトムも歌うべきだし、トムが2番手じゃないと生きないってことは、小池先生も最初から気づいていたのね…#59142;
・前回ギャツビーを演じた瀬奈じゅんと月城かなとは持ち味が全然違うし、むしろ、月城は初演の杜けあきに近いギャツビー像だったと思うのだが、なぜか、ギャツビーが喋るたびに瀬奈の口調を思い出してモヤモヤしてしまった。さすが、何年たっても印象深い男役、瀬奈じゅん#59131;
・もぐり酒場「アイス・キャッスル」の壁面には、ジークフェルト・フォーリーズの巨大なポスターが貼られているが、左側のポスターには、小池修一郎(脚本・演出)と太田健(音楽)の名前が織り込まれていた#59140;
・2幕冒頭のフォーリーズの場面は、短いが華やかで、素晴らしかった。彩海せらの月組大劇場デビューと、この公演で退団する晴音アキへの餞別にふさわしいシンガーへの起用。と同時に、1幕で華やかに登場するジュリア(蘭世惠翔)・アイリーン(羽音みか)と、ギャツビー邸に入りびたり、やがて、スレイグル(蓮つかさ)に食い物にされるヴィッキー(結愛かれん)のフォーリーズ舞台上での格の違いまで表現されていて、小池演出の細かさにウケた#59120;
・トップコンビはもちろん、鳳月杏のトム、風間柚乃のニック以下、適材適所で充実の舞台だった。それだけに、長きに亙る公演中止が本当に残念#59123;
・フィナーレナンバーも充実していて、途中からちなつちゃん(鳳月)センターの男役群舞は、小池先生ありがとう#59116;な場面でした#59119;前楽も観たので、月城と娘役たちのナンバーでは、夏月都晴音に大きな拍手が送られていて、じーんとしてしまった#59130;#59123;


東京公演は全日程駆け抜けられますように。


月組公演だから…というわけではないが、花のみちセルカにある、ラ・クニさんのお水のボトル。綺麗ですね。


夜は、ソリオの中にある、まんてんさんで和食をいただきました#59116;
宝塚でゆっくり日本酒をいただいたのは何年振りかな#59139;
ステキな公演と素敵な食事で、ゆっくりと過ごせた2日間でした。