かんぽ生命ドリームシアター
Show Spirit
「Dramatic “S”!」


作・演出:中村一徳
作曲・編曲:西村耕次、甲斐正人、鞍富真一、中川昌、青木朝子
音楽指揮:大谷木靖
振付:御織ゆみ乃、平澤智、KAZUMI-BOY、Bryant Badwin、佐藤親教
装置:関谷敏昭
衣装:任田幾英
照明:勝柴次朗
音響:切江勝
小道具:西川昌希
歌唱指導:彩華千鶴
演出助手:熊倉飛鳥
衣装補:加藤真美
舞台進行:庄司哲久


第1場~4場 プロローグ
一徳先生のショーといえば、「人海戦術・踊りまくる」というイメージ。今回も熱いエネルギーでプロローグからガンガンいきます。
スターさんが次々と銀橋を渡りながら主題歌を歌い継ぐのは、素敵ですよね。
黒を基調としたシックな衣装なんだけど、ギラギラ感がすごい#59130;
そんな中、咲妃みゆが、「#59126;私の愛する人のイニシャルはS#59126;」と歌い出したのには、ドキッとしました#59116;
さて、プロローグの総踊りの後、居残りのスターが場繋ぎで歌う、というシーンはよく見られるが、今回は、メンバーに驚いた。
煌羽レオ、真地佑果、諏訪さき、陽向春輝、縣千。これは、ファンの人も嬉しかっただろうな~#59117;


第5場~7場 Song&Dance
次は、Bryant先生振付の都会的なダンス場面。
スーツの男役とセクシーな娘役たちの群舞は、スピーディーでモダンでかっこいい#59116;みゆちゃんの赤いドレスが大人っぽくて素敵でした#59130;


第8場~10場 サプール(パリ)
続いて、佐藤先生振付の幻想的な場面。
パリ。芸術家の男(望海風斗)の前に絵の具の精(星南のぞみ)らが現れ、描かれた美しい女たちの絵が立体化して、歌い、踊り出す。絵画の女として登場するのは、真彩希帆。次期トップコンビががっつり組んで歌い踊る。
絵画の女たちは、みんな、「Apasionado!!」のヴァレンチノの場面の衣装。ついつい男役が混じってないか探してしまった#59142;


第11場~13場 サンライズ
中詰は、KAZUMI-BOY先生。ピンク系のラテン衣装で全員が歌い踊る熱い場面。


第14場 ’S wonderful(青年の歌)
ここもBOY先生の振付。
タイトルの“S”にかけて、この曲を使ったんだろうなぁ~#59120;
大劇場の時は、次が初舞台生のロケットだったので、中詰のすぐあとがロケットでも問題なかったんだろうけど、中詰ラストは総踊りで、ロケットも20人以上出すとなると、出演者がダブるため、ここで着替えタイムが必要になる。
…というわけで、永久輝せあ、1曲フルで長々歌います#59138;たった一人で大劇場の舞台に立つ。なにそれ、美味しすぎる#59130;
全然、危なげなく、かっこよかったです#59116;


第15場 ロケット
ロケットまでが、BOY先生の場面。お疲れ様です。


第16場~17場 Snou Troupe・絆
ここは平澤先生の振付。
衣装は、宙組の「ダンシング・フォー・ユー」のもの。最初に退団者が出てくるんだけど、ちぎちゃんや大ちゃんがいるので、デジャヴ感がハンパなかった。
場面の雰囲気は、えりたんの退団公演の同様の場面を思い出した。まだ、胸がちくっとする。
退団者だけでスタートする場面は、涙もの。そして、個々のメンバーとちぎちゃんのコンタクト、最後に、みんながちぎちゃんを囲むところ…涙腺決壊ポイントがいくつもあって大変でした…#59123;
でも、「絆」ポーズは、ちょっと笑える#59120;


第18場~22場 フィナーレ
最初の2場面は平澤先生。
咲妃のソロから、咲妃と若手娘役の場面。娘役が銀橋に並ぶのは、それだけでキラキラ感いっぱい#59128;オレンジや黄色のビタミンカラーが、先ほどまでの薄いグリーンのパステルカラーと好対照。咲妃と同期の妃華ゆきのが一人黄色のドレスで大人っぽい雰囲気。
続いて、男役の燕尾ナンバーは「ベサメ・ムーチョ」。早霧せいなの集大成らしく、小粋でスピーティーなダンスシーンは圧巻。なんだけど、ここも、なんかマイドリに雰囲気が似てるような感じがしないでもない。まあ、演出と振付が一緒だからねぇ…#59134;
ここから佐藤先生の振付に変わり、男役、娘役入り混じったナンバーで一徳先生お得意の場面。娘役を大事にしてくれるのは、嬉しいことです。
そして、ちぎみゆ最後のデュエットは、だいもんのカゲソロで、「別れの曲」。なんとまあ豪華な…#59130;直截的な…#59136;白い衣装のお二人が神々しくて素晴らしかったです。
エトワールは、次期トップ娘役の真彩希帆。笑顔いっぱいのステキなソロでした#59116;


二代続いて一徳先生のショーで卒業した雪組トップコンビ。これはこれで、よかったのかな…という気のするダイナミックなショーでした。