宝塚ホテルのディナーショー、「YUHizm」、行くことができたので、レポートしておきたい。
まずは、お約束のメニューから。
フォアグラテリーヌのマルブルマンゴーのキャラメリゼ 前菜ですね。わりとフォアグラ出ることが多いかも?ですが、タカホのフォアグラは好き。マンゴーもおいしくいただきました。
鰆と手長海老のポワレ ポワロークレーム添え 鰆がおいしかった。手長海老はコレかーと言いながら、こちらもおいしくいただいた。たぶん、私はここの魚料理+クリームソースが好きなんだと思う。
牛フィレ肉のステーキ レフオールの香り さすがにこうしょっちゅう(10日ほど前にみりおDSに行ったので)だと飽きるけど、完食しました、すみません!
そして、『赤のユーヒズム(ウォリスキーの宝石)』と名付けられたすごく凝ったデザート(写真) こちらは、上の赤いゼリーとムースを食べ、下の板チョコを外すと、中のルビーの指輪(これも食べられる)が登場する仕掛け。すごく面白かったし、味も変化があっておいしかった。
それでは、本題でございます。
「大空祐飛 ディナーショー YUHizm」
出演:大空祐飛、美風舞良、蓮水ゆうや、凪七瑠海、純矢ちとせ
構成・演出:藤井大介
音楽:青木朝子
振付:若央りさ
美術:新宮有紀
衣装:有村淳
照明:佐渡孝治
舞台美術製作:(株)宝塚舞台
演奏:宝塚ニューサウンズ
都会の雑踏の中、一人の男(大空祐飛)が佇んでいる。『カサブランカ』を彷彿とさせるタキシードの上からコートを羽織って。
YUHI's Bar [A] YUHizm(1) 鼓動
まず、『カサブランカ』の主題歌、「As Time Goes By」を歌い、“キミの瞳に乾杯”とか言って、そこから「Cry Me a River」を歌い踊る。コートを脱ぐと下は、白タキシードに黒ズボン。『カサブランカ』以外でこの衣装というのは、宝塚では実は非常に珍しい。((通常白タキシードでも、ズボンは黒に決まっているのだが、宝塚という世界では、白タキは白ズボンになってしまうのだ。)
ここで、コーラスも登場して、「Americano」へ。
初めてのDSでジャズを歌ってすべってたのが嘘のような、ノリ。安心して聴いていられる。それはもちろんコーラスの力もあるのだけど。
また、コーラスの4人がバラバラの衣装で登場したのが、とても印象的だった。
ここで、もう一度、祐飛さんのソロ、「Speak Low」。途中で、MCにより、ここが大空祐飛をオーナーとするバー、YUHizmという設定だということがわかる。朝になったら、幻と消える一夜の夢の店。
そこへ客(凪七瑠海)がやってくる。
客がやって来ると、上手側にあるバーカウンターに呼んでトークをし、一緒に歌う、という設定で、4人のコーラスが一人ずつ登場するわけだ。
これは意外だったが、面白い。
祐飛さん以外B型という4人をコントロールするには、1対1の方がいいかも。(4人揃ったトーク場面は誰が何を言っているのか全然わからなかったし。)
YUHI's Bar [B] YUHizm(2) 情熱
このバーはYUHizmで、店のオーナーが祐飛さんで、カチャはお客さんなわけだが、なぜか、このオーナー、自分だけがお酒を飲んでいる。
(コーラスが順番に出てくる間、出ずっぱりなので、人前で喉を潤す必要があるのが祐飛さんだけ、なのでしょうがないのだが、それにしてもものすごい摂取量なのだった!)
カチャの話は、二人の出会い。
二人は出身校が一緒。
先輩に、こんな素晴らしい方がいらっしゃるんだ!と一方的に知っていたと語るカチャ。
祐飛さんは、後輩に成績1番の人がいるんだ、私とは大違いと思っていたとか。
そして、カチャの初舞台は、祐飛さんのいる月組。当時初舞台生の間では、祐飛さん演じるスティーブの“OK、わかってる”が流行っていたとか。
この時、初めてロッカーで話し掛けたカチャへの返事が、たった一言だった#59134;
シンプルな方だなーと思ったらしい。
そして、カチャが祐飛さんにプガチョフのコートを掛け、二人で、「ニコライとプガチョフ」(『黒い瞳』)を歌う。祐飛さんのプガチョフが素晴らしいのは言うまでもないが、カチャのニコライのまっすぐさが、すごくピッタリで、この二人でこの歌が聴けてよかったと思った。
ここでカチャが下がり、祐飛さんは、続けて、「炎の巫女」(『太王四神記』)、「恋の歌」(『あかねさす紫の花』)→「うす紫の恋」(『大江山花伝』)を歌いながら、客席をぐるっと回る。
3回位で報告終わらせたいと思います。続きはまたいずれ。