年始に撮影した月組公演の20年、相当に偏ったものだったので、リベンジいたしました。前回は、こちらです。(本当に大空&霧矢しか撮ってない…#59142;)


では、落ち着いて、リベンジ編です。



(上)いますみれ花咲く/愛のソナタ
(下)大海賊/ジャズマニア
月組の現在の東京宝塚劇場お目見えは、劇場のこけら落とし公演でした。
こけら落とし公演&真琴つばさの東京サヨナラ公演。(変則公演で、この年、真琴と、星組の稔幸のサヨナラ公演は、東京⇒ムラの順となった。)専科から汐風幸が特別出演。
真琴の退団と同時に、相手役の檀れいは専科に組替えとなり、次のトップコンビには、紫吹淳&映美くららが就任した。この公演には、専科から、初風緑、湖月わたる、伊織直加が特別出演。



ガイズ&ドールズ
1本もののミュージカルで、専科からの特別出演もなく、月組生だけで主要な役を演じ切った、意欲作。



(上)長い春の果てに/With a Song in my Heart
(下)花の宝塚風土記/シニョール ドンファン
「長い春の果てに/With a Song in my Heart」中日劇場公演を最後に、当時の月組でアイドル的人気を誇っていたシューマッハが解散。長らく月組の御曹司と言われた大和悠河が、宙組に組替えとなった。この公演には、専科から汐風幸、湖月わたるが出演。
「花の宝塚風土記/シニョール ドンファン」には、専科から汐風幸、彩輝直が出演。汐風は、この公演を最後に退団した。また、この東京公演の途中から、霧矢が病気のため、休演。



薔薇の封印
紫吹のサヨナラ公演。専科から特別出演した彩輝は、東京公演から月組生となり、次期トップスターに就任。映美くららは、残留し、彩輝の相手役となる。霧矢は、この公演から舞台復帰する。



(上)飛鳥夕映え/タカラヅカ絢爛II
(下)エリザベート


「飛鳥夕映え/タカラヅカ絢爛II」には、花組から瀬奈じゅん、雪組から貴城けいが特別出演。この公演を最後に、映美が退団。彩輝は、次の相手役を決めずに退団を発表、サヨナラ公演となる「エリザベート」には、花組の瀬奈じゅんが、エリザベート役で出演することが発表される。
「エリザベート」には、専科から初風緑、花組から瀬奈じゅんが特別出演したが、瀬奈は、東京公演の頃には、次期トップとして月組の組子となっていた。



JAZZYな妖精たち/REVUE OF DREAMS


瀬奈の相手役には、宙組の2番手娘役だった彩乃かなみが就任。瀬奈とは、花組時代、バウホール公演で相手役だった関係。新生月組は、最初から安定感のあるトップコンビと、学年の近い2番手、3番手のわちゃわちゃな仲良し感で売っていくスタイルとなった。



(上)暁のローマ/レ・ビジュー・ブリアン
(下)パリの空よりも高く/ファンシー・ダンス


「暁のローマ」は、轟悠降臨公演。轟理事は、専科に移った後、5組にそれぞれ1回ずつ、芝居とショーの両方で降臨公演を行ったが、その中で、芝居の主役も相手役も譲らなかったのは、月組の瀬奈だけ。シェイクスピアの「ジュリアス・シーザー」を下敷きにした作品で、立役的な役どころを轟に与え、実質の主役を瀬奈にしたのは、演出家・木村信司の深謀遠慮なのかな…などと、考えてしまう。
「パリの空よりも高く」は、当時、「ありえない駄作」という評価だったはずが…なぜか、最近、「好きだった」説があちこちから聞かれる。「エリザベート」のガラコンで、わちゃわちゃトリオがネタにしてたせいか#59139;
ゆうひさんは、すごく良い役だったし、主役が突出してかっこいいというよりは、わちゃわちゃ三人組がそれぞれ魅力的な作品ではあった。



MAHOROBA/マジシャンの憂鬱


ゆうひさんの月組での最終公演。公演中には組替えの発表はなかったのだけど、いろいろ、おかしいな…という公演ではあった。ゆうひさんは、もう少し前に色々聞いていたんだろうな、と今は思っている。



(上)ME AND MY GIRL
(下)夢の浮橋/Apasionado!!


大空祐飛が去った次の公演では、相手役の彩乃が退団。瀬奈は、次の相手役を決めずに残りの3公演を過ごす。このため、2番手の霧矢が相手役のように見えることもしばしば、だった。



エリザベート


相手役のいない瀬奈のために、エリザベート役は、宙組の男役、凪七瑠海が演じた。ルドルフ役を3人の男役が演じるなど、極めて変則的な配役の公演だった。80期の霧矢がフランツ、82期の遼河はるひ、85期の青樹泉、89期の明日海りおがルドルフ、87期の龍真咲がルキーニ…なんとなく、この先の月組はこうなっていくんだな…という方向性が読めたような気がする配役ではあった。



(上)ラスト プレイ/Heat on Beat!
(下)スカーレット・ピンパーネル


相手役のいないまま、瀬奈が退団した後、続く、霧矢大夢の相手役には、星組の蒼乃夕妃が就任。アスリートカップルのような、二人の対等なぶつかり合いが、新しい時代のトップコンビだな~とワクワクしたっけ。そして、龍と明日海がW2番手として、ショーヴランとアルマンを交代で演じた。このWトップ体制は、霧矢の退団まで続く。



エドワード8世/Misty Station


霧矢&蒼乃コンビのサヨナラ公演。間の2作品は、前も詳しく書いたので割愛。



(上)ロミオとジュリエット
(下)ベルサイユのばらーオスカルとアンドレ編ー


W2番手のまま、ずーっと来た龍と明日海は、上級生の龍が次期トップと決まったが、そのお披露目公演「ロミオとジュリエット」は、龍と明日海がWキャストでロミオとティボルトを演じるという変則公演となった。
大劇場で2番手が主演するーというのは、1987年の月組公演「ME AND MY GIRL」以来のことで、この変則公演のために、劇団は、明日海のために「準トップ」という肩書きまで用意した。
次の「ベルサイユのばら」でも、オスカルとアンドレを交代で演じる二人。異例の状況は、明日海が花組に組替えになることで解消する。
トップ娘役は、「ロミオとジュリエット」から、愛希れいかが安定して務めている。



ルパン/Fantastic Energy


龍単独トップ作品はここから。
準トップが組替えしたことで、月組の次なる問題が発生する。2番手がいない…
この公演から、かつて月組の「エリザベート」でヒロインを演じた凪七が組替えして来たり、美弥るりか以下、下級生も育ってきてはいたが、なぜか、2番手を確定することなく、時が流れていく。



(上)宝塚をどり/明日への指針/TAKARAZUKA花詩集100!!
(下)PUCK/CRYSTAL TAKARAZUKA


100周年の記念公演を月組が任され、有名デザイナーの衣装や100人ロケットなど、話題になった。
「PUCK」では、初演で天海祐希が演じた役を珠城りょうが演じ、若央りさの役を凪七瑠海、久世星佳の役を美弥るりかが演じたことで、察してほしい…ということなのかな、などと思ったりした。



1789


ジェラール・プレスギュルヴィックのミュージカル、日本初演。
この作品は、その後、帝劇で東宝ミュージカルにもなる。
トップ娘役の愛希は、マリー・アントワネットという位取りのいる役を演じ、龍の相手役は、早乙女わかばと海乃美月がWキャストで演じた。



(上)舞音/GOLDEN JAZZ
(下)NOBUNAGA/Forever LOVE!!


「舞音/GOLDEN JAZZ」で愛希が退団するという噂がまことしやかに流れていたが、撤回したのか、それともガセだったのか、今は知る由もない。結果は、「NOBUNAGA/Forever LOVE!!」で龍が単独退団し、愛希は残った。そして、この公演で、ようやく珠城が2番手に確定する。遅すぎやろ…#59136;#59136;#59136;



Grand HOTEL/カルーセル輪舞


珠城のお披露目公演は、「Grand HOTEL」の再演。珠城は、ガイゲルン男爵役を演じた。そのため、愛希演じるヒロインは、老いたバレリーナのグルーシンスカヤ。上級生2番手となった美弥がかつて涼風真世がサヨナラ公演で演じたオットー役を演じ、かつてのヒロインフラムシェンは、早乙女と海乃のWキャスト。天海の演じたラファエラ役は、朝美絢と暁千星のWキャストに。



エリザベート


トップ娘役、愛希れいかのサヨナラ公演として「エリザベート」上演。愛希は、その後、東宝でもエリザベートを演じることになる。フランツは美弥、ルキーニは月城かなと、ルドルフは暁千星と風間柚乃のWキャスト。



(上)夢現無双/クルンテープ
(下)I AM FROM AUSTRIA


「夢現無双/クルンテープ」で2番手の美弥が退団する一方、トップ娘役として美園さくらが就任した。
また、「I AM FROM AUSTRIA」より、花組から鳳月杏が戻ってきて珠城体制を支えることに。



WELCOME TO TAKARAZUKA/ピガール狂騒曲


この公演は、今年の1月頭までやってましたね。


 


現在公演中の作品。


ようやく、月組のポスターもご紹介できました。一安心#59144;


【ワクチン日記1‐2】
接種後1日、左腕に接種したのですが、その内側の筋肉が重だるい感じ。急に腕を上げると痛みを感じる。
ただ、熱や頭痛に関しては何もない…という感じです。