ゆうひさんの退団同期でもある、元宝塚歌劇団宙組娘役・藤咲えりちゃんのDSが宝塚ホテルで開催されたので、参加してきました#59116;



今回のDSは、「さよなら宝塚ホテル」イベントのひとつ…ということだそうで、シェフも力を入れてお料理を創作してくれたようです。始まる前に、シェフによる料理解説コーナーもありました。



まずはビールで喉を潤し…#59126;



帆立貝柱と小海老のラメル
トリュフのヴィネグレットとグリーンピースのピュレ 鱒の卵添え


ラメルというのは、素材を円形に並べることだそうです。
ヴィネグレットとグリーンピースのピュレを交互に乗せながら、味の違いを楽しみました。
小海老も帆立もズッキーニも美味でした#59116;



スズキのポアレ バリグール風


魚料理は、スープ仕立て。
スズキのポアレは、とても美味しかったが、スープ仕立て部分は、ちょっと挑戦味が強く、私は苦手だったかな。でも、完食したけど。白ワインはよく冷えていて、美味しかったです#59116;



牛フィレ肉のポアレ 西洋山葵のソース
旬の野菜のジャルディニエール添え


肉料理ということで、ここから赤ワインに。
ソースもさっぱりとしていて、でも旨味があり、美味でした#59116;



レンジとココナツのムース
マンゴーパッションフルーツのジュレ添え


デザート、さすが元娘役のDSだけあって、可愛い#59116;
フルーツがフレッシュでジューシーで口の中もさっぱり#59130;大満足でした#59130;


さて、えりちゃんのDSです。
まず、「Flash dance」のテーマ(What a Feeling)で、客席から登場したえりちゃんは、なんと白のパンツスーツ姿#59138;うわー、かっこかわいい#59140;#59140;#59140;
この曲は、劇団に入って初めてソロをもらった曲なんだそうです。
でもずーっとクラシックが好きで、クラシックばかり歌っていたえりちゃんは、当時、自分として満足のいく歌にできなかった…という後悔があるそうで、それゆえにこの曲でスタートしたのだそうです。
もちろん、今は、かっこいい歌声を響かせていました#59116;


続いて、ディズニーメドレー~私は不思議・夢はひそかに・いつか王子様が~
「私は不思議(I Wonder)」は“眠れる森の美女”、「夢はひそかに(A Dream Is a Wish Your Heart Makes)」は“シンデレラ”、「いつか王子様が(Someday My Prince Will Come)」は“白雪姫”…ディズニー映画の最もクラシックなプリンセス3人の曲。どれも可愛かった~#59117;
それをパンツスーツで歌うことで、甘さがほどよく中和されていたのもよかったな~#59126;


そんなえりちゃん、今は、シャンソンに嵌まっているそうで(あれ#59139;この間、退団同期の方もそんなこと言ってたような…#59120;)、3曲聴かせてくれた。(よかった…被ってなくて…#59142;)
「パリはシャンソン」「鏡の中のつばめ」「愛してると言えなくて」
最初の「パリはシャンソン」だけは、宝塚でもよく歌われているかな。
「愛してると言えなくて」が特にお気に入り。言えないから、歌うの…ってシンガーならでは。


竹内一宏先生率いるバンドメンバーでインスト1曲を挟んで、再び登場したえりちゃんは、サーモンピンクっぽい色のドレス姿。


えりちゃんは、退団後、いくつか歌う機会を持ったけど、宝塚の歌はあまり歌わないようにしているそうで。
でも、今回は、宝塚ホテルのDSなので、宝塚の歌もいっぱい歌ってくれた。
「悪い人」(Ernest in Love)
「夢人」(草野旦)
「愛の宝石」(鴨川清作)
そして、ここで、満を持してゲスト・鳳真由ちゃんがデュエットの相手役として参加。
二人がまず歌ったのは、「Home」(ファントム)。新公でエリックを演じたリアル・ファントムの真由ちゃんと、美声のえりちゃん。夢のような歌声だった。
続いて、「私が踊る時」(エリザベート)。これもステキだった#59116;
そして、えりちゃんの挑戦曲「琥珀色の雨にぬれて」。あえて、男役のキーのままで…ということで。地声だったけど、すごく自然で、ちゃんと娘役らしい雰囲気のまま、歌ってくれた。
真由ちゃんのソロは、「哀しみのバンパネラ」(ポーの一族)。なぜか卒業した後の作品を選ぶ真由ちゃん。しかも、めっちゃ難曲。そんなとこも可愛い#59120;
えりちゃんの選曲は、どれも実力を発揮できる素晴らしいものだったけど、なぜ、この選曲#59139;と思うものも。
「悪い人」は、宝塚に入ったら、自分の勉強になるような娘役さんの“お手伝い”をしようと決めていたのに、なぜか、初舞台で、高翔みず希さんのお手伝いをしていた…というえりちゃん。出演してなくてもお手伝いはしていて、すごく大好きだったという「Ernest in Love」から一曲を選んだんだとか。
セシリィは「ちっちゃいセシリィ」と呼ばれているので、えりちゃんが演じてもピッタリだったかも#59116;


ここで、二人、柴田先生の思い出をあれやこれや語り出す。そして、止まらない。
柴田先生、本当に声だけで、ほぼ全生徒のすべてを把握していたんだな。すごいな、とあらためて感じた。
えりちゃんは、トゥールベル夫人を演じられたから、もう思い残すことがなくて退団を決めたそうです。そか、やっぱりそうだったのか…#59136;#59136;#59136;


そして、J-POPからは、真由ちゃんが「Lemon」を。歌いながら、柴田先生がそこにいらっしゃるような気がしたそうです。
ここで、お色直しをして白いドレスでえりちゃんが登場。
えりちゃんは、「瑠璃色の地球」「年下の水夫」「年下の水夫」は今井美樹さんのナンバーなのだそうです。
勧められて聴いてみたら、めっちゃ嵌まったそうで…えりちゃんも、いつの間にか、こんなオトナの歌を歌うようになったのね…#59129;


再びのデュエットは、「Something More」(ルドルフ・ザ・ラストキス)。YouTubeで聴いて好きになった曲だそうです。(舞台も観ていたのに、覚えていなかったらしい。)
そして、「Midnight Blue」。これは、ベートーベンの「悲愴」第二楽章。えりちゃんの大好きな娘役である白城あやかさんが、「国境のない地図」のフィナーレで歌っていた曲をそのままの歌詞で。#59126;愛よ~#59126;ってやつですね。
そして、最後の曲は、「The Rose」。あ~も~なんもいえない…#59116;#59116;#59116;
アンコールで、再び「Flash dance」を歌ったえりちゃん。すべてのナンバーがバラードだったけど、そういうのが好きだから…と、笑う姿も可愛くて。眼福&耳福な時間でした~#59126;


出演:藤咲えり鳳真由
演奏:竹内一宏(Bass)、Sa-Ya(Piano)、上田淳介(Drums)