「キャッツ」


曲:アンドリュー・ロイド=ウェバー
詞:T・S・エリオット(「Old Possum's Book of Practical Cats」より)


<オリジナル・クリエイティブ・チーム>
演出:トレバー・ナン
振付:ジリアン・リン
美術デザイン:ジョン・ネイピア
照明デザイン:デビッド・ハーシー


日本語台本:浅利慶太
初演日本版演出:浅利慶太
振付:加藤敬二、山田 卓
照明:沢田祐二
美術:土屋茂昭、劇団四季美術部
演出スーパーバイザー:加藤敬二、坂田加奈子
スーパーバイザー助手:飯田洋輔
音楽スーパーバイザー:クリステン・ブロジェット
音楽監督:鎮守めぐみ


「キャッツ」の観劇は、このブログを始める前…13年前が最後だったと思う。
てか…全然覚えてなかった…てか、たぶん、基本、好きじゃなかった。NYに行った時、「キャッツ」を観たがる友人を説き伏せて違う作品を観て、めっちゃ恨まれたことを覚えている。ごめんよぉ~#59134;


少なくとも今回が3回目にはなるのだが、驚くくらい覚えていなかった。曲は4曲くらい覚えていたけど、シーンで覚えていたのは、ほぼ…ない…#59142;そして、今回は、なんと…楽しかった(笑)


いや、ツッコミたいことはありますよ、そりゃ。娼婦猫ってなんだよ、とか、劇場猫ってなんだよ、とか。たぶん、そういう理屈っぽい私の性格が、「詩」を原作にしたこの作品のファンタジー的な部分に合わなかったんだろうと思う。


でも、ロイド=ウェバーの曲は美しいし、一人知っている猫がいるだけで、そこは天国だった。


そう、ジェリーロラム/グリドルボーン役は、真瀬はるか#59140;
猫化粧だからな…と不安だったけど、彼女の顔は、猫メイクくらいで変わることもなく…可愛い#59126;
こんな見方は四季的には邪道なのかな。でも、私は、真瀬がいることで、彼女を通して全体を把握することができた。あー、こういう話なのか、と。そして、今度観に行く時は、そこに真瀬がいなくても、もう私は、「キャッツ」の楽しさを分かっている…と思う。


やはり、私の演劇観は、俳優ありきだな、とあらためて知ることができた年の瀬、クリスマスイブの2018ラスト観劇でした。
来年も、たくさん舞台を観て、新しいスターを発見したいな、と思います。ちなみに、タントミール役#59139;の子、可愛かった#59116;(タントミールで合っているなら、杉野早季さんです。)