宝塚大劇場を訪れたのは、3月の星組公演以来。こんなに大劇場ご無沙汰なのは、何年ぶりだろう#59139;
前回来たのが星組公演ということで、もしかして、私は星組ファン#59139;

  • 齋藤くん(作・演出の齋藤吉正先生)は、犬養(麻央侑希)が好きに違いない#59131;
  • 「るろうに剣心」+「JIN-仁-」、ときどき「TRAFALGAR」#59139;
  • いや、「血と砂」もあったよね(笑)#59142;
  • 結婚相手が鹿児島の人だと知ったとたん、ニコニコ顔だったばーちゃんが、なげしから長刀を出してきたwwwという会津方面あるある、を知っていると、八木永輝(礼真琴)のストーカーぶりが理解できるような気がする。そうでないと、永輝が憎むべきは明治政府なのでは#59139;と思うかもしれない#59134;
  • 別緞帳の戦闘画に出てくる「八木永輝」という文字を見ると、永久輝せあを自動的に思い出す#59143;
  • とはいえ、永輝の顔に傷がなかったのは、斎藤くん的に、大きな進歩かも#59130;
  • 5.15事件⇒会津戦争⇒明治維新前夜⇒新政府誕生⇒征韓論⇒西南戦争⇒5.15前夜という流れは、相当歴史に詳しくないと置いて行かれそう#59142;二重の遡りって作劇の上で、最悪だと思う。たしかに、会津戦争を前の方で出さないと、妃海風の出番が遅くなる。だったら、冒頭を5.15にする必要ないのでは…と思うにつけ、齋藤くんがどんなに犬養を好きか、に思い至る#59136;#59136;#59136;
  • 齋藤くんらしい作劇のほころびは随所にあるものの、誰も悪く書かない「かっこよさ」が全編に貫かれている。岩倉具視(美稀千種)や、大久保利通(夏美よう)を悪く書くのは簡単なのに、彼らの思いもまた、しっかりと描かれている#59133;
  • 美城れんが西郷隆盛を演じるっていうのは、反則#59141;#59123;
  • 西郷さんについていく(桐野)こともひとつの道だし、明治政府のために命をかける(衣波)という選択肢だって間違っていない。でも、そのことで、衣波(紅ゆずる)は、故里を失ってしまった悲劇。明治政府にとって「反逆分子」であった桐野の妻(綺咲愛里)が、鹿児島で普通に生活しているのと好対照。東京からこれだけ離れた場所だもん、そっちの正義が生き続けてるんだろうな#59124;
  • 桐野(北翔海莉)の剣さばきは、重かっこよく、ヘアスタイルなども退団公演ということで、史実を少し変えてもかっこいい方向を貫いたのは良かったと思う。恋愛の方向性もみちふうならでは#59116;ただ、ふうちゃんが割を食った感はあった。同時退団の悲劇#59123;
  • 「ロマンス!」は、宝塚らしい美しい色彩のレビュー#59130;
  • ショーでは、北翔・紅・礼・七海の並びが美しく、これからの星組への期待も膨らむ#59125;
  • だから…かいちゃん、頑張れ。君の美しさは正義だ#59140;

“今日は何の日”
【9月13日】
明治天皇御大葬の日。乃木希典夫妻が殉死(1912=大正元年)。

御大葬と殉死、というと、夏目漱石の「こゝろ」が浮かんできます。