宝塚歌劇団名誉理事で作曲家の入江薫先生が15日、老衰のため亡くなられたそうです。95歳という記事と96歳という記事がありましたが、どっちなんでしょう#59139;#59142;#59142;#59142;

1950年に宝塚歌劇団に入団。以来、「ジャワの踊り子」「君の名は」「ノバ・ボサ・ノバ」「風と共に去りぬ」など270以上の宝塚作品で作・編曲を担当されたそうです。

「ノバ・ボサ・ノバ」では、『ソル・エ・マル』の作曲を担当。寺田瀧雄先生の『アマール・アマール』、吉崎憲治先生の『カルナバル』と、それぞれの先生の個性が出た楽曲ですね。
#59126;うーみが、あおーく~~~うぅ#59126;という突き抜けた歌で始まるからこそ、その後のドラマが甘く切なく進んでいったように思います。

「風と共に去りぬ」では、『故郷は緑なり』を作曲。この曲が出てくる場面は全部泣ける~#59123;

中でも、「ベルサイユのばら」のバスティーユ場面の音楽を担当したことは、特筆したい。「ラ・マルセイエーズ」をモチーフに、マイナーコードで進行する音楽は、岡正躬先生の振付と共に、40年間これなくしてはベルばらではない名シーンとなってる。
あの音楽がなければ、あのバスティーユのシーンがなければ、私はこんなにも「ベルばら」を愛していなかったかもしれない。

入江先生、本当にありがとうございました#59116;