本日、初日を観劇してきました。
そして、女優・大空祐飛のデビューを見届けてきました!

祐飛さんのリアルな役作りは、女役になってもそのまま変わらず、それがどこかぶっ飛んだ異質な世界観とのコラボレーションとなって、とても魅力的でした#59130;
リアルな女が、そこから一歩踏み出す夢の世界。そこでは、水が血に変わる不思議な陶酔感があって、これぞ70年代のアンダーグラウンド#59140;

祐飛さんのファンの方も、演劇ファンの方も、楽しんでいただけるステージだと思います。
なんというか、おもちゃ箱をひっくり返したような、そんな「なんでもアリ」感が素敵です。

出演者は、平さんがさすがの貫禄!初女優の祐飛さんや、今は台詞の洪水に飲み込まれてる感のある窪田くんも、ここから、どんどん我を忘れてのめり込んだ芝居を見せてくれるはず!
たぶん、お甲とアリダを演じる役者の精神が別世界に飛翔した時、何かがスパークする、そんなステージなのではないか…と思った次第。そのためには、観客を入れた舞台で何ステージか演じ、セリフがセリフでなく、役者の血肉になる時間が必要だとは思いますが。
そして、コントの別世界感と不条理感、小人プロレスの哀愁が、カオスのように主の舞台にドロドロと溶け込んでいけば、さらに面白くなってくるはず!その時、リピーターの多い宝塚ファンは、初見の観客にとって、出演者の味方になるかも。既にその世界の住人になっていることで。

ともあれ、いい舞台になりそうな予感でいっぱいです。

ちなみに、私、舞台に血とか羊水とか、そういうのが出てくる芝居、超苦手なんですが、今回の舞台は、それがドロドロ、ボタボタじゃなくて、ビューッ、ドバーッだったので、すごく楽しめましたよ#59126;
ストレス発散にもなりそうな、そんな楽しいスペクタクルでした#59116;