SNSやインターネット上における誹謗中傷等への対応について


2021/03/01


いつも宝塚歌劇にご愛顧を賜り、ありがとうございます。
昨今、TwitterやInstagram等のSNSやインターネット上の掲示板等において、出演者やスタッフに対する誹謗中傷や、事実に基づかない悪意ある憶測を流布する行為などが多くみられており、例えば現在、以下のようなものを確認しております。
・特定の出演者やスタッフを名指しのうえ、事実ではない情報をもとに、非難、攻撃をすること。
・特定の出演者やスタッフの技量、成果物その他に対し、本人を傷付ける意図を持って、批評や個人的感想を超えた言葉で攻撃すること。
・特定の出演者の人事情報について、あたかも事実であるかのような表現を使い、事実ではない情報を拡散すること。
宝塚歌劇団といたしましては、お客様よりいただく様々なご意見や叱咤激励を有難く拝見し、より良い舞台をお届けするための励みとさせていただいておりますが、上記のように、特定の個人を攻撃するような行為によって、出演者やスタッフが万全な状態で公演に邁進できない事態になりかねない状況は大変遺憾であり、非常に危惧すべき状況であると考えております。
なお、今後上記行為を確認しました場合には、弁護士等と協議のうえ、しかるべき法的措置を検討させていただくとともに、発信者情報開示請求を実施するなどインターネット上の誹謗中傷等にも対応してまいります。
何卒、ご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。



※太字、カラー、文字サイズ変更は、夜野が強調を目的として行っております。
突然、劇団HPに掲載されたこの記事、どのように受け止めればいいのだろうか#59139;


劇団から発表された3つの例示は、公式HPに掲示板があった時代からずっと続いているものだったりする。
特定の生徒がビッチであるかの記事が繰り返し掲示板に掲載されたり、抜擢された生徒に対して「へたくそ、やめろ」の罵詈雑言が浴びせられたり、集合日の前日に、退団者名とおぼしき名前の羅列が出たり…もう20年以上、そんな状況に生徒もファンもさらされてきた。
ここにきて、このような、記事が出るということは、よっぽどひどいことがあって、劇団もそれは許せないと思うようなことがあったのだろうか。であれば、本当に由々しき事態ということになる。


一方、この記事が出て以来、主にツイッター上で、自分の舞台感想は大丈夫だろうか、という呟きが散見される。
でも、それは大丈夫だと思う、というか、大丈夫じゃなきゃいけない。「批評や個人的感想の表出」は、我々観るものの権利だ。
とはいえ、原田先生から訴えられるかしら#59139;とは、私もちょっとだけ思いました。受けて立つけどね。