中学校の同級生と久しぶりに食事をした。

中学校の時は、親なんて関係ない!って息巻いていたのに、いつの間にか、親の介護の話になっていた。彼女の母親は、病気で、身体が不自由だという。
そんな母親を介護しながら、キレることが多いと言っていた。
実の娘が一番介護に適しているなんて、誰が言ったのだろう。
実の娘だからこそ、キレる。

血を引いている、似ているということは、自分のイヤな部分の将来図を見せつけられることでもあり、他人なら耐えられることが、実の親だから耐えられないこともある。

私の場合、母とは会話ができる状態ではないので、虐待などということはない。
こんな状態がさびしくもつらくもあったのだが、悪いことばかりではないようだ。

しかし、中学生の頃は、自分たちが将来、こんな話をするようになるなんて、夢にも思わなかった。
人生とは、豊かでもあり、哀しくもある。