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うれしい次回公演! [┣大空祐飛]

ミュージカル「RAIANT BABY キース・ヘリングの生涯」の感想をアップしました。こちらです。 

祐飛さんが12月に出演する公演が発表されました[exclamation×2]

直人と倉持の会 第2弾 『磁場』
作・演出:倉持裕
出演:竹中直人、渡部豪太、大空祐飛、長谷川朝晴、黒田大輔、玉置孝匡、菅原永二、田口トモロヲ

東京公演のほか、大阪公演、そしていくつか地方公演もあるようですね。東京公演は、本多劇場。2016年12月11日(日)~25日(日)の二週間、上演される。
PARCO劇場にも最後に出演できるし、そして、聖地・本多劇場…演劇ファンとしては嬉しくてたまらない[黒ハート]

しかも出演者が、このメンバー[exclamation]

「HEADS UP!」の脚本家、倉持さんに呼んでいただけたことも嬉しいし、個性的な共演者も嬉しい。

祐飛さん、ほんと、いい振り幅で仕事してるなぁ[ぴかぴか(新しい)]

“今日は何の日”
【7月20日】
「国民の祝日に関する法律」が公布・施行され、紀元節などが廃止、春季皇霊祭などが改称(⇒春分の日など)される(1948=昭和23年)。


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今年のライブは… [┣大空祐飛]

去年の夏、祐飛さんは、SING&TALKライブを行ったわけですが、今年もまたまた素敵なイベントが行われるようです。

「大空祐飛 Live MojiCA(ライブ モジーカ)」

東京は、9月7・8日、大阪は9月11日に開催。

まだ、何もわからない状態ですが、去年のライブもすごく面白かったので、今回も期待大です[黒ハート]

星型.jpg

スターの祐飛さんに期待して、星型のゼリーをいただきました。

って…本当は、別のスターさんのお誕生日を勝手にお祝いしつつ…なんですけどね。

“今日は何の日”
【7月10日】
伊能忠敬らが測量した「大日本沿海海與地全地図」が幕府に提出される(1821=文政4年)。
(←旧暦。新暦では、8月7日となる。)


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「ラヴ・レターズ」再登板決定! [┣大空祐飛]

http://www.parco-play.com/web/program/ll_2016_aug/

祐飛さんが、再び「ラヴ・レターズ」にチャレンジします!

いつか、またやってほしいと願っていたけれど、こんなに早くチャンスが来るなんて[exclamation×2]

PARCO劇場が一時クローズするため、ラスト公演として一週間、「ラヴ・レターズ」を上演することになった。その一員に選ばれたのは、もちろんスケジュールという幸運もあったと思うが、TOSHI-LOWさんと祐飛さんのアンディとメリッサ像が、青井さんの脳裏に強烈な印象を残したのだろうと思うと嬉しくてたまらない。

それにしても、ラスト一週間のメンバー、PARCO劇場に住みたいくらい、どれも観たい[黒ハート]

“今日は何の日”
【7月5日】
北条氏直が豊臣秀吉に降伏、小田原城が陥落する(1590=天正18年)。
(←旧暦。新暦では8月4日となる。)
「真田丸」、前半のクライマックスでしたね。高嶋政伸の怪演が忘れられません。


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「冷蔵庫のうえの人生」関西トークショーとサプライズ [┣大空祐飛]

「冷蔵庫のうえの人生」は、6月25日、26日と、兵庫県芸術文化センター阪急中ホールで上演され、盛況のうちに大千秋楽となった。

追加公演となった土曜夜公演は、出演者によるトークショーが行われ、その最後に、サプライズで祐飛さんのお誕生日がお祝いされた。

トークショーは、司会の方から質問され、それに答える…みたいな感じで淡々と進んでいた。ネタとして面白かったのは、レ・フレールのお二人は、それぞれ15歳の時に、音楽留学(ルクセンブルク国立音楽学校)をしている、ということ。祐飛さんも15歳で親元を離れ、宝塚音楽学校に。そして、いとちゃんも15歳で上京した…と[exclamation×2]
(司会の方が、レ・フレールのお二人と祐飛さんのことをお話しされたら、「いとちゃんも[exclamation]」とすぐに祐飛さんが話をいとちゃんに振っていた。ナイス、気配り[exclamation×2]てか、ちゃんと共演者のプロフィール知ってる[exclamation]もしくは、いっぱいお話しもしたんだろーなーと、そんなことが嬉しい。)
そこで、一瞬の間があって…林さんは普通の中学生だったそうです。音楽をやりたいな、と決意したのも16歳だったとか。それでも十分に早いと思いますが。

そして、レ・フレールのお二人は兄弟デュオだけど、実は、全部で7人きょうだいなんだとか。お母様の話になった時、7人も子供を産んで育ててくれて感謝している、親孝行したいというお話をされていて、今の時代に7人きょうだいってすごい[exclamation×2]と、驚いた。
しかも、二人も音楽留学させてるし。

トークショーの途中、上から何かがひらひらと落ちてきて、祐飛さんが上を見たら、司会の方がめっちゃ慌てていて、すごーくアヤしかった[わーい(嬉しい顔)]しかも、それぞれにお話を振り終わり、「もう少しお時間をいただいていいですか[exclamation&question]」と客席に聞いたところで、音楽家の三人がこそこそと居なくなるという…[ダッシュ(走り出すさま)]動揺する祐飛さん。あわあわしてるいとちゃん。
ピアノに到着し、[るんるん]HAPPY BIRTHDAY[るんるん]を演奏する三人。ピアノは一台なので、順番に弾いているのが可愛い[かわいい]
それを聴きながら、まだ意図がつかめていない祐飛さん[あせあせ(飛び散る汗)]
誕生日は、公演の3日前だったので、自分の…という認識が薄かったのだろうと思う。

ようやく、自分のお祝いと気づき、笑顔になる祐飛さん[ぴかぴか(新しい)]
曲の終わりにどーん[霧]っと、銀の紙吹雪が落下[黒ハート]これがすごい迫力で…[わーい(嬉しい顔)]祐飛さん、ちょっと驚いていた。直撃、みたいな感じで[あせあせ(飛び散る汗)]先ほど、ひらひら舞っていたのは、これだったのね[ひらめき]
そして、演奏はさらに続いて、そこから三人の即興へ。自分だけのために、三人のステキな演奏家が今だけの音楽を、しかも、一台のピアノで、セッションしている[exclamation×2]この事実に祐飛さん、突っ立っていられない。
くるくる踊り始めちゃう[ひらめき]
棒立ちのいとちゃんを尻目に、楽しそうに涼し気に踊る祐飛さんは、一幅の絵のようで[ぴかぴか(新しい)]ルノワールさんが生きていたら、絶対、この美女を描いたと思うんだけど[黒ハート]

そんな祐飛さんの珍しい姿を見ることができて、私もハッピーでした[揺れるハート]

ちなみに千秋楽の出の祐飛さん、こんな感じでした。またまた、ヘタな絵を描きたくなるくらいキュートでした[exclamation×2]

冷蔵庫大千秋楽.jpg

“今日は何の日”
【6月29日】
幕末から維新の志士を祀る東京招魂社が創建される(1869=明治2年)。
(←旧暦。新暦では8月6日となる。)
現在の靖国神社です。以前、おまいりした時に、坂本龍馬が祀られていてへぇ~と思ったのですが、もともとは、そういう神社だったんですね。


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関西の「冷蔵庫…」あれこれ [┣大空祐飛]

たくさんの偶然と出会いがとても嬉しい2日間でした[黒ハート] 

今回は一人旅を覚悟していたのだけど、東京をパスして関西を観劇する友人がいることがわかり、一緒に楽しい二日間を過ごすことができた。

偶然、劇場前ロビーで、ケロさんを見かけた[揺れるハート]
本当は、ケロさん、この公演をご覧になれないスケジュールで、「ラディアント・ベイビー」の大阪公演をしているはずだった。
でも、残念ながら、大阪公演は中止。ブログを見たら、それでも関西に帰ってきているようではあったけど、この公演を観てくださったとは、嬉しいサプライズ[ひらめき]
「ラディアント・ベイビー」でケロさんは、アンサンブルの一役としてキース・ヘリングの母親を演じている。
娘の成人を見届けずに死んでしまう母親も可哀想だけど、息子に先立たれる母親も可哀想…[もうやだ~(悲しい顔)]でも、どちらも、可哀想では終わらない輝きを見せている。その内面の輝きは、「血と砂」の頃から変わらない二人の魅力かな。

もうひとつ、嬉しい出会い。以前、ブログ同士の交流をしていたかぐらさん(現在はブログをお休み中)に劇場前ロビーで声をかけていただいた。お元気そうでなによりです[わーい(嬉しい顔)]

夜公演では、トークショー後にサプライズで祐飛さんの誕生日をお祝いするイベントが。
なんと、レ・フレールのお二人と、林正樹さんの三人が、一台のピアノでハッピーバースデーを演奏してくれたのだ。最初、(当日じゃないので)きょとんとしていた祐飛さんだったが、三人の演奏がアドリブのセッションになっていくと、大喜びで音楽に合わせて踊っていた。いとちゃんが棒立ちなのに、涼し気に踊る祐飛さんは、母親役というよりは、やんちゃなお嬢さんだった。

千秋楽の素晴らしさは、言葉を失うほど。
いとちゃんクレアの髪にキスする辺りの祐飛さん、男役時代の顔になっていた。
男に見えたわけではなく。
あれはなんだろう…と考えるに、男役とは「尊い」のだ。もはや、それはこの世のものではなく、聖性をまとっているものなのだと。
死の恐怖や愛する者と引き裂かれる哀しみを昇華したこの女性は、生きながら、ある種「聖人」となったのかもしれない。それが、男役時代のストイックな聖性と同期して私に見えたのかもしれない。
退団後の生々しい女性像も好みなので、引きずっているわけではないが、「尊い」ものを演じる時、あの頃の祐飛さんに出会えるなら、それも嬉しいかもしれない。

チップスター.jpg

最後に新幹線限定のチップスター。これも出合いかしら[exclamation&question]

とりとめがないけど、関西での出会いに感謝です。

“今日は何の日”
【6月26日】
清涼殿に落雷があり、死者が出る。失意のうちに亡くなった菅原道真の怨霊の仕業という噂に…(930=延長8年)。
(←旧暦。新暦では7月24日となる。)


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ルノワール展 [┣大空祐飛]

ルノワール.jpg

戦利品[黒ハート] 

祐飛さんが音声ガイドを務めている「ルノワール展」を見に、新国立美術館に行ってきました[exclamation×2] 

新国立美術館は、初めて行く美術館だったが、新しく、清潔で、カフェなどもあって、素敵な空間だった。
ルノワール展は大盛況で、大空祐飛に興味がなさそうな方も音声ガイドを手にしていた。なんか、ちょっと嬉しい[揺れるハート]
やはり、大作「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」の前にはおおぜいの人が集まり、なかなか正面前方からは鑑賞できない。しかし、展示スペースを十分に確保しているので、ここをパスしようとする人が、にもかかわらず滞留してしまって動けなくなる…的な悲劇は起こらない。こういう配慮がありがたい。
あまりの人で、私も真正面からの鑑賞は諦めたが、ややサイドの前方からは鑑賞することができた。
以前、鑑賞した「新印象派展」では、印象派を否定するところから生まれた「新印象派」について知ることができたが、そもそも光と影の調和に着目し、影に色を与えたのはルノワール達印象派だったんだなーということを今回勉強した。(それまで影は、光とのコントラストによって作品にインパクトを与えたり、立体感を与えるためにのみ存在し、黒を混ぜた色に限られていたとか。)
緑やピンクのまだらな影は、太陽や木々等自然の豊かさ、人間の美しさ、生きていることの幸せを感じさせる。新印象派は、印象派を否定したのではなく、発展させたのだ…と、納得した。なぜなら、ルノワール自身の絵は、けっして新印象派の人々が批判したような「混ざって濁った汚い色」ではなかったから。(ルノワール自身、パレットで色を混ぜずに原色をカンバスに乗せるタイプの画家だったらしい。)
音声ガイドを聴きながら、そんなことを感じつつ、鑑賞した。弾むような、人々の「生きる喜び」を強く感じたのは、「冷蔵庫のうえの人生」公演中だったせいもあるかも。祐飛さんのナレーションも、終始やわらかい声音で、ちょっと「冷蔵庫…」の“おかあさん”っぽい感じ。とても聴きとりやすく、好感度大でした。また、やってほしい。
同時代の別の芸術家の作品や、晩年、ルノワールが合作で挑戦していた彫刻なども展示されていたし、ルノワールが映っている映像や、息子のジャン・ルノワール監督作品「恋多き女」の一部が上映されるなど、ルノワールを多角的に知るとてもよい機会となった。

恋多き女 [DVD]

恋多き女 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • メディア: DVD

(「恋多き女」の主演は、イングリット・バーグマン。おおー、祐飛さんのトップ時代の作品にご縁のある女優さんですよね。そういえば、この展覧会、既にすみかちゃん<野々すみ花>もご覧になったとか[わーい(嬉しい顔)]
次男のジャンは、映画の中で、「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」の当時の雰囲気を再現している。父へのオマージュを感じさせる映像だった。
まだまだ8月まで公開されています。祐飛さんのファンの方も、そうでない方も、ぜひ一度、二度、三度、できれば音声ガイドも借りていただいて…けっして損はしないと思います[exclamation]

“今日は何の日”
【6月12日】
「じ…自信がありません…」
祐飛さん名セリフのひとつだと思います。
はい、6月12日は、乙巳の変。中大兄皇子、中臣鎌足らが、蘇我入鹿を暗殺した日(645=皇極天皇4年)です。(←旧暦。新暦では7月10日となる。)


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「冷蔵庫のうえの人生」トークショーメモ [┣大空祐飛]

「冷蔵庫のうえの人生」土曜日のソワレを観劇した。
終演後にトークショーがあったので、私がツボったところをちょこっとおすそ分け。

出席者は、大空祐飛・大野いと・林正樹

祐飛さんから見た、いとちゃんの印象。
「天然[ぴかぴか(新しい)]
時々、ふわぁ~ってなってるらしい。
ちなみに、いとちゃんから祐飛さんへは、
「やさしい」「だいすき」[黒ハート]
とのこと。
いとちゃんが、歌に苦戦していたら、祐飛さんがアドバイスしてくれたそうで…
そんな話をいとちゃんが語り始めたら、祐飛さん、いきなり客席に向かって、
「歌は教えてないから[ひらめき]
と言い出す。
どうやら、歌う時の心構えとか、気持ちの持って行き方とか、そんなアドバイスだったらしい。
いとちゃんは、祐飛さんが一人で歌っている部分を稽古場で録音して、それを夜寝る時に聴いているそうで…
「そんなことしたら音痴になるからっ[あせあせ(飛び散る汗)]
と、祐飛さんを絶叫させてました。

祐飛さんは、こういう劇中歌については、「歌だと思っていない[パンチ]のだとか。
台詞の延長線上に感じている、ということかな。声を張らないで、気持ちを乗せる…あの歌声のヒミツはそんなあたりにあるのかも。

「生まれ変わるなら、何に生まれ変わりたいか」という質問に対して、いとちゃん、「南の国の木になりたい[リゾート]とのお答え。
これ、けっこう、祐飛さん、ツボってたと思う。

今の人生がけっこう大変なので、南の国の木になって、色々な人生をただ眺めていたい…らしい。
童話に出てくる木のようなものをイメージしているような気がしたが、この若さ(20歳)で、その発言が私もツボ。

林さんは、修学旅行の自由時間にも楽器店に行ってピアノを弾いていたくらい音楽が好きな少年だったそうです。
ジャズ=自由という印象がある、と祐飛さんが言っていたけど、自由であるためのテクニックや知識はもちろん必要だし、ジャズやってるからって誰ともいいセッションができるわけではないらしい。
そんな林さんは、祐飛さんの歌がステキだとおっしゃってました。

林さんから祐飛さんへの質問で、「今迄で一番やりにくかった役」というのがあった。

「ずっと宝塚にいて、やめて女優になって2年目なんですけど」
と祐飛さん。なんか計算が合わない…
具体的なことは言わなかったけど、宝塚時代との違いに戸惑った的な回答。でもそれは、演じている性別の違いじゃなくて、劇場のキャパの違いみたいなとこだと思う、とのこと。
あと、台詞が、自分の言いたくない、綺麗じゃない言葉だったりするとつらいそうです。
祐飛さんの作品選びのポイント、その辺かもしれないですね。

この作品に寄せた言葉の中で、記憶に残っているのは、母親の強さについて。
母親は強いと思う。でもそれは、しなる強さだと思う…と。一歩も引かないというのではなく、相手に合わせたり、耐えたりしながら、何かを守る、そんな強さを感じるそうです。

とっても悲しい物語だけど、母と娘、二人の女性の強さと優しさを描く、二人の女優の飾らない美しさと、父親のような音楽家の優しさ、温かさの片鱗に触れたよい時間でした。

“今日は何の日”
【6月11日】
日本初の銀行、第一国立銀行創立。
(現・みずほ銀行)(1873=明治6年)


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「冷蔵庫のうえの人生」初日観劇 [┣大空祐飛]

大空祐飛出演・音楽朗読劇、「冷蔵庫のうえの人生」、初日を観劇。
まず、音楽(ピアノデュオ)の美しさ、キラキラとして、でも儚い、作品に似合った音楽に惹かれた。
そして、“朗読劇”なので、基本、“劇”である、と気づいた。

昨今、朗読ものの舞台が流行っているようだ。
私が考えた、朗読劇と演劇の違い。

  1. 椅子に座る[いす]
  2. 台詞を読む[本]

たとえば、「ラヴ・レターズ」だと、終始椅子に座り、本(ハードカバー)を読む。あとは、照明が最後に少し演出をするだけ…だったと思う。映像も、音響も、立ってのお芝居もない。
でも、「私の頭の中の消しゴム」は、二人が登場するところから芝居だったし、途中までは相手の日記を読んでみたり、背景にさまざまな映像を出したり、立ちあがって結婚式を再現したり、壁にポストイットを貼ったり…。
だから、とりあえず、1と2が基本姿勢としてあれば、「朗読劇」なのかな、と思う。

朗読劇のメリットは、稽古期間の短縮、あらゆる分野のコストカット。脚本と宣伝がよければ、キャストを変えて何度でも再演できるし、再演すればするほど、コストは下がる。

そんな朗読劇ブームに、真逆の方向から挑戦したのが、本作品かもしれない。
ぶっちゃけ、「朗読劇」じゃないかもしれない。
とてもつらいことを静かにやわらかく表現しようとしたら、こんな演劇になりました…という形態の舞台なのかもしれない。
祐飛さんが男役だった時代に聴いた「ストーミー・ウェザー」や「スマイル」を、女優になった祐飛さんが歌う。なんて自然で、やわらかい歌声。そして、大野いとちゃんとのデュエットを聴きながら、やっぱ、プロの歌声は違う…と思った。プロらしく、果敢に、様々な分野に挑む大空祐飛に乾杯!

※恩返しをする鶴のように、自分の羽をむしって役作りをする人だから、つらい目にあう役が連続しないように、仕事選んでほしいかも。今回は、朗読ということで、そして医師という職業柄、部分的に客観性が必要だったことがかなり救いでした。

“今日は何の日”
6月8日】
石高制廃止(1873=明治6年)。


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「VOICES OF HOPE 6」 [┣大空祐飛]

祐飛さんが出演された【第6回東日本大震災支援ライブ】、行ってきました[exclamation]

ライブハウスとか、完全アウェーやん…[たらーっ(汗)]と思ったものの…むしろ、いつもの祐飛さんの舞台みたいな客層で、「いつもの出演者の皆様」をアウェーにしてしまった[あせあせ(飛び散る汗)]ような感じ。申し訳ありません[あせあせ(飛び散る汗)]

一人2曲×5人×2セット、10人の女性シンガーの競演[exclamation×2]そんなところに、祐飛さんが出るというだけでも、ドキドキ[揺れるハート]

では、セットリスト含めて簡単レポ。

《KENGO NAKAMURA PRESENTS 「VOICES OF HOPE 6」》

1st set…マヤ・ハッチ「Night&Day」「I Can’t Give You Anything But Love」
片方刈り上げたソバージュヘアがキュートな方でした[黒ハート]
ジャズ…とっつきにくいな…と怯えていたのですが、最初からとてもよく知っている曲で、肩がスーッと楽になりました。

リレット「Come Rain or Come Shine」「Sukiyaki(上を向いて歩こう)」
フィリピン出身とおっしゃってました。現在は鹿児島在住で、このステージのために毎年手弁当で上京してくださるのだとか。
1曲目、たしか、「ジャズマニア」の黒と白の場面で歌われた曲ですよね[exclamation&question]
リレットさんは英語で「Sukiyaki」を歌い、会場の私たちと最後に日本語で「上を向いて歩こう」を歌ってくれました[るんるん]

青木さおり「Anytime I Am There」「Tomorrow」
[るんるん]Anytime~[るんるん]は、911の時に作られた曲なのだとか。こちらは弾き語りで聞かせてくれました。そしてもう一曲は、ミュージカルシンガーらしく、『アニー』のテーマ曲。たしか、祐飛さんもお好きだったハズ。

大野えり「Blue in Green」「Confirmation」
なにやら、昨年、赤いお衣装を着る年齢になったとかおっしゃってました。とっても深いお声の魅力的なシンガーでした[黒ハート]

伊藤君子「On A Clear Day」「What a Wonderful World」(in津軽弁)
1曲目は「TABU」の中でかかっていた曲、2曲目は「キミに贈る物語」の中で祐飛さんが歌っていた歌。両方とも縁がある曲でした。
大ベテランらしい迫力のステージでした[ぴかぴか(新しい)]

2nd set…吉田沙良「Rainbow Connection」「Flor de lis」
囁くような歌声が魅力的な若手のシンガーでした[ひらめき]そういえば、去年の夏に祐飛さんがトーク&ライブで使っていた、シャカシャカ[exclamation&question]を彼女も使っていました。

グレース・マーヤ「I’ve Got You Under My Skin」「My Favorite Things」
2曲目は弾き語り。まだまだ余震の続く熊本への思いを込めて“あんたがたどこさ”を客席のみんなで一緒に唄いました。そのまま、[るんるん]あんたがた~[るんるん]ジャズセッションとなり、そこから[るんるん]My Favorite~[るんるん]へ。ピアノとドラムとベースが一体となって、素晴らしいセッションでした。ちょっと、「ル・リアン」を思い出しました[黒ハート]

川井佐知子「The Girl in 14G」「Tanti Anni Prima」
最初の曲は、新居に越して来たら、上も下も大きな声で歌っていてうるさい~[むかっ(怒り)]という歌。さまざまなジャンルの歌を一瞬で切り替えて歌う、ものすごくテクニックの必要な曲だと思いました。2曲目は、ピアソラが作曲し、その後、「アベマリア」の歌詞がつけられた曲とのこと。どちらもジャズではないので、出番に向けてちょっと気が楽になりました[ダッシュ(走り出すさま)]

ギラ・ジルカ「One Note Samba」「Tennessee Waltz」
宝塚でもよく歌われる[るんるん]One Note~[るんるん]は、しょっぱなから大ノリノリの超早口ソング。トークも滑らかで面白かったです。2曲目は、歌う前に曲の内容を解説してくださいました。ダンスを踊っている間に、友達にカレシを採られちゃったけど、誰も恨まずに、だってあの時素敵な音楽が流れてたんですもの…っていうのが、とってもえらいなーというようなことをおっしゃってました。
すごくパワフルな方でした[ぴかぴか(新しい)]

そして10人の女性シンガーの最後に登場したのが…

大空祐飛[exclamation×2]

緊張しながらも、「はじめまして」の場所なので、自己紹介をされていました。
宝塚出身であることとか、今は女優をしていることとか。(小さいことだけど、本当に普通に「女優」という言葉を口にする祐飛さんに、ここまで来たんだな~とすでに感無量(早い[あせあせ(飛び散る汗)]
日本で最初の俳優は、出雲阿国という女性だった。神話のアメノウズメも女性だったし、女性のパフォーマンスには、どこか「祈り」のようなものが込められているような気がする。
そう語った祐飛さんが、祈りを込めて歌ったのは次の2曲でした。

最初の曲は、「時には昔の話を」。ジブリの「紅の豚」で使用された加藤登紀子さんの歌と紹介していました。
そして2曲目はオリジナル曲、「一つの光」この2曲をこの順で歌うというのも、トーク&ライブと同じ。ライブハウスというアウェー環境に打って出るに当たり、今一番、実力を発揮できる、今一番、自分らしい音楽で勝負したのかな、と思いました[わーい(嬉しい顔)]

祐飛さんの歌声は、トーク&ライブの時よりさらに透明度を増し、低音部は力強さがあって、素敵でした[ぴかぴか(新しい)]

最後に、祐飛さんから逆順に、今日の感想を述べて、前の出演者を次々に呼び出し、全員で突然のセッション、「Bridge Over Troubled Water(明日に架ける橋)」となり、終了。(夏の「スターダム」を思い出すなぁ~[揺れるハート]

10人20曲を担当したバンドは、片倉真由子(ピアノ)、中村健吾(コントラバス)、山田玲(ドラム)のメンバー。ジャズナンバーではボーカルの後に、丁々発止のセッションが必ず挿入され、すごく盛り上がりました[黒ハート]

今回、ライブを行った南青山のジャズクラブ《BODY&SOUL》さんのHPによると、ジャズピアニストの小曽根真さんの奥様で女優の神野三鈴さんの紹介で、祐飛さんの出演が決まったそうです。
とすると、トーク&ライブの時に祐飛さんが出会ったと語っていた「生き方もジャズだった」ジャズマンは、小曽根さんかもしれないですね。
小曽根さんのアルバムやライブにベーシストとして参加している中村健吾さんが、この「VOICES OF HOPE」を震災の年からずっと主催していて、それで祐飛さんへのオファーに繋がったのだとか。なるほど[ひらめき]

年齢的にも大先輩のそうそうたる歌手の皆さんの中で、畑違いということもあり、ちいさくなって、おろ[exclamation&question]みたいな感じになっている祐飛さんは、とても可愛かったです[かわいい]

東日本大震災チャリティライブなので、収益金は、岩手県・福島県の「東日本大震災で親を亡くした子供たち」に直接贈られるとのことでした。(主催の健吾さんが届けてくださるとのこと)
一方、今回は、熊本地方でも大きな地震があったので、物販の売上(サイン入りポスターなど)・募金箱への浄財については、熊本の方に贈ることになっているとのことでした。

祐飛さんのおかげで、ジャズクラブも経験でき、チャリティにも参加することができ、素晴らしい夜が過ごせました[ぴかぴか(新しい)]
それにしても、ジャズ界の皆様、宝塚ファンという生き物をどう感じられたでしょうか。それが不安でなりません…[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]

“今日は何の日”
【5月2日】
和田義盛が、鎌倉幕府2代執権北条義時と対立、挙兵した(1213=建暦元年)。
(←旧暦。新暦では5月23日となる。)

しかし、翌日には戦死。


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「SHOW ル・リアン」感想 その3 [┣大空祐飛]

その2はこちらです。

大空先生(大空祐飛)がさっさと退出する中、6人の生徒(村井良大・平方元基・青柳塁斗・寺元健一郎・松原剛志・大貫勇輔)+奥田弦くんがジャンケンをして、村井くんだけがグー、残りの全員がパーを出したため、村井くんがお片付け係になる。
ブツブツ言いながら、村井くんが椅子を片付けていると、タクミ(松本拓海)が現れて、村井くんのお手伝いを始める。すっかり、村井くんのことが気に入っているらしい。
椅子を片付け、黒板を消して村井くんと一緒に引っ込むと、お手伝いの報酬として、村井くんはタクミに、タップシューズを手渡した。
「あのおじさんみたいい踊れるかな」
ぎこちなくタップを踏みながらタクミはつぶやく。そんなタクミを見ながら、村井くんは思い出す。自分が初めてMC(HIDEBOH/本間憲一)のダンスを見た時のことを。

アイ・ワナ・ビ・ア・ダンシン・マン(「ザ・ベル・オブ・ニューヨーク」より)
フレッド・アステアが砂の上でダンスをするシーンが有名な映画とのこと。なので、MC(HIDEBOH/本間)も、砂を撒いて踊る。
あんなふうに踊りたい、という思いは、初めてエンターテイメントに触れたタクミも、そして、「ル・リアン」でMC修行をしている村井くんも同じ。
いよいよ、「ル・リアン」のショーも大詰め。
ラスボス、DIVA(大空)も再登場。

フォーティーセカンド・ストリート(「42nd Street」より)
プロローグと同じ黒のドレスで登場したゴージャスなDIVA(大空)が、タクミの未来を祝福するように歌う。
そして、エンターテイナーとエンジェルスの面々は、白タキシードを着て、揃ってタップを踏む。タクミも眺めているうちに、居ても立っても居られなくなり、一緒に踊り始めるが、まだ初心者、すぐに転んでしまう。
「どうしたいか、自分で決めなさい」
ゲームに興じていたタクミに母親がかけた言葉。
タクミは、自分で決める。

踊りたい[exclamation]

立ち上がって踊り始めるタクミ。もう彼は一人ではなかった。

ショーが終わった「ル・リアン」。
みんなが思い思いの場所で一息ついていると、MCが現れて、村井くんにキラキラと光るケーンを引き継ぐ。
「キミが次のMCだぞ」という意味なんだろうと思う。エンターテイナーたちが祝福する中、村井くんは、自分が使っていたソフト帽を、そっとタクミに…。村井くんの思いもまた、タクミに引き継がれた…[ひらめき]

ララバイ・オブ・ブロードウェイ(「42nd Street」より)
自分の道を決めたタクミが歌い、そして、踊る。踊ることが楽しくてしょうがないタクミ。もう彼を止めることは誰にもできない。踊り続けるタクミのステップが鳴り続ける中、幕―

ストーリーは、まあ、わりとツッコミどころもある感じだったけど。
今、ミュージカル界で大御所と呼ばれている年代の方々が、心の底から憧れた「ミュージカル」の原点を知らない世代が、今のミュージカル界の真ん中を占めようとしている。
世代交代は仕方のないことだけど、でも、この世界で生きていくなら、フレッド・アステアやジーン・ケリーは知っていてほしい。
その上で、「どうしたいか、自分が決めなさい」

ダンサーの営業寿命は短い。
やがては現役を退くことになる先輩からのメッセージの込められた舞台なのかもしれない。

そんな舞台に引っ張り出された、ショースターとは言えない、大空祐飛サン。
本人も知らない色々な面を引き出してもらえた感じで、この人は、やっぱり歌うべきだ、と確信した。勉強、続けて下さい[ぴかぴか(新しい)]

村井くんは、一番得体が知れない。同じく得体の知れない祐飛さんとは、もしかして、いい化学反応が起きるかもしれない。まあ、身長的にアレかもしれないけど、一度、本格的に芝居でぶつかり合ってほしい人だったりする。
平方くんは、いい味出してた。前も書いたけど、あの30~50年代風の髪形がめっちゃツボ。歌声も好き[揺れるハート]
青柳くんは、踊ってる時の、あのシャープな感じと、生徒で出てる時の、あのだらーっとした感じギャップがたまらなかった[るんるん]武田鉄矢さんのモノマネにはかなり受けた。
寺元くんは、「貴婦人の訪問」で若い頃のアルフレッドを演じていたのは憶えていたけど、とにかく童顔で可愛い。及川さんが休業中で寂しい私のハートに自然に飛び込んできた感じ。これから注目したい[exclamation]
松原さんは、トークショーで聞いたら、デビューが「ボーイ・フロム・オズ」なんだとか。じゃ、デビューから観てたんだ、と思った。ウルトラマンVSレッドキング、実はすっごいツボでした。大空先生にはわかってもらえなかったみたいだけど。
大貫くんは、素晴らしいダンサー。大空先生に叱られて立たされている姿さえ、かっこよかった。バレエ的な品があって、ボードビルっぽい今回の振付は得意分野ではないかもしれない…という気はしたが、すごい人だというのは、伝わってきた。

奥田弦くん、松本拓海くんという、若い才能も堪能。これから、のびのび成長していってほしい。
くん作曲の「ル・リアンのテーマ」は、よーく聴いていると、当初のストーリー設定にすごく沿っていて、自由人を自称するくんだけど、作曲家としては、けっこう真面目なタイプなのでは[exclamation&question]と思った。

キュートで透明な歌声をいっぱい聴かせてくれた、スリーエンジェルスの石毛美帆ちゃん、中西彩加ちゃん、原宏美ちゃん。サイコーでした[黒ハート]

最後に、HIDEBOHさんのステキな歌声と超絶タップダンスは、もう、言葉が出なかった。トークショーで、ボードビルをずっとやっていたという話と、ご両親がSKDとOSKという話を聞いて、すごく納得した。
そんなHIDEBOHさんと宝塚出身の祐飛さんが共演したのね…と、これも感動[ぴかぴか(新しい)]
本間憲一さんは、「愛と青春の宝塚」の初演の速水さんよね。彩輝さんとの船上のダンスが軽やかだったな~とか思い出した。今回は、主催として、目立たず全体に目を配る感じだったけど、本間さんの思いがこのステージになった…というのを強く感じた。
今後、あの時代のタップダンスがたっぷり出てくるミュージカルを本間さんの手で舞台化なんて、いかがでしょうか[exclamation&question]

“今日は何の日”
【4月9日】
以仁王、平氏追討の令旨を下す(1180=治承4年)。
(←旧暦。新暦では5月5日となる。)

高倉天皇の兄宮である以仁王が、源頼政などと挙兵し、諸国の源氏に平氏打倒の令旨を発したが、時期尚早であったのか、宇治平等院の戦いで二人とも戦死した。
しかし、これが契機となって、さまざまな平氏打倒の勢力が蜂起することとなる。


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