SSブログ

消費増税に向けて [┗エンタメへの想いとか薀蓄とか]

消費増税までカウントダウン。経理屋さんとしては、すべての準備を終え、まな板の上の鯉状態。
あとは、社員の皆さんが、ちゃんと理解して精算してくれますように…と祈るような気持ちです。


そして、会社の増税対応が一段落すると…そうです[exclamation]各劇場のチケット代金も、移動の交通費も、宿泊費も一気に値上がりしているのです[exclamation×2]観劇クラスタを直撃する増税地獄に、私は耐えられるでしょうか[exclamation&question]
宝塚も、10月以降開始となる公演について、新料金が既に発表されていますね。
本来、演劇などの入場券については、「経過措置」の適用があるため、9月中に購入すれば、10月以降も8%の税率となります。入場料金を8,000円(税抜き)としている劇場であれば、9月中に購入すれば、10月以降の公演であっても、8,240円で購入できます。10月1日以降に購入すれば、8,400円。1日違っただけで、160円支払額が変わってしまうわけですね。
一方、税込価格で販売している劇場は、公演の区切りのところで、料金を変更していることが多いようです。
宝塚もこのケースですね。大劇場は、10月の月組公演から、東京は10月後半の花組公演から、新料金になります。
ただ、実際には、これ、実発売日によって税率は変わりますから、発売開始日から9月末日までに販売したチケットは税率8%、10月以降に発売したチケット(当日券含む)は税率10%となります。
大劇場のS席(8,800円)だったとしたら、前売券の場合は、本体価格8,148円消費税652円となり、当日券(キャンセル待ち)の場合は、本体価格8,000円消費税800円となります。本体価格に差があるのは、違和感があるかもしれませんが、このような販売方法も認められています。


交通費(新幹線等のチケット)についても経過措置が適用されるので、10月に遠征が決まっている方は、9月中にチケットを手配しておくとお得ということになります。
ただし、宿泊に関しては、「宿泊日」当日の税率が適用されるので、予約時点で10%の税率がかかってしまい、早めの予約だからといって、消費税上は、お得にはなりません。


宝塚のチケットは発売初日に完売してしまうのが普通なので、早めに買っておけもなにも…って感じですが、新幹線のチケットをいつもはギリギリに買う…という方は、ぜひ、早めの購入をおススメします。ちなみに、チケットショップで割安チケットを購入される方も、10月以降は値上がりしていると思いますので、お早めに[黒ハート]


ちなみに宝塚のチケットですが…
<新しい料金体系>(消費税込) 
《宝塚大劇場》


席種 現行料金 現行料金
(新人公演)
改定後 改定後
(新人公演)
SS席 12,000円   5,200円 12,500円   5,300円
S席   8,300円   4,100円   8,800円   4,200円
A席   5,500円   3,000円   5,500円   3,000円
B席   3,500円   2,500円   3,500円   2,500円

※2階席17列目(当日B席)は、現行料金2,000円(新人公演1,500円)を据え置き


SS席 (旧)12,000円×194席=2,328,000円 (新)12,500円×194席=2,425,000円
S席 (旧)8,300円×1408席=11,686,400円 (新)8,800円×1408席=12,390,400円
A席 (変更なし)5,500円×475席=2,612,500円
B席 (変更なし)3,500円×473席=1,655,500円


(値上げ前)18,282,400円(うち本体価格16,928,148円) 
(値上げ後)19,083,400円(うち本体価格17,348,545円) 値上げ率 1.04%

《東京宝塚劇場》


席種 現行料金 現行料金
(新人公演)
改定後 改定後
(新人公演)
SS席 12,000円   5,200円 12,500円   5,300円
S席   8,800円   4,100円   9,500円   4,200円
A席   5,500円   3,000円   5,500円   3,000円
B席   3,500円   2,000円   3,500円   2,000円

※B席2階席16列目は、現行料金2,500円(新人公演1,500円)を据え置きます。


SS席 (旧)12,000円×133席=1,596,000円 (新)12,500円×133席=1,662,500円
S席 (旧)8,800円×1440席=12,672,000円 (新)9,500円×1440席=13,680,000円
A席 (変更なし)5,500円×229席=1,259,500円
B席 (変更なし)3,500円×263席=920,500円


(値上げ前)16,448,000円(うち本体価格15,229,630円) 
(値上げ後)17,522,500円(うち本体価格15,929,545円) 値上げ率 1.06%。


値上げ率が消費税のアップ率を上回っていますが、これについては、


近年、音響や照明といった舞台装置が高度化するとともに、演出も多様化しており、公演にかかるコストが従前よりも増加してきております。こうした変化に対応しながら、宝塚歌劇はこれからもオリジナリティを追求し、華やかでクオリティの高い公演作品の提供に努めていきたいと考えております。


という、劇団の言葉を信じて、さらに素晴らしい舞台が繰り広げられるように、期待したいと思う。


ちなみに、前回(2014年4月)の消費増税の時は、便乗値上げ厳禁でしたが、今回は、柔軟な価格改定を推奨されているようなので、(増税前の駆け込みからの増税後の景気冷え込み対策)こちらも問題ありません。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:演劇