カレンダー掲載月発表 [┣宝塚情報]
2020年の宝塚カレンダー掲載月が発表された。
2019/09/18
2020年版『宝塚カレンダー』の発売について(追)
※各詳細を追加いたしました。
以下、掲載月が追加発表されたカレンダーのみ、記載していきます。カレンダーごとに感想がある場合は、該当カレンダーの下に記載します。(by夜野)
宝塚スターカレンダー
11月15日(金)発売 B2判/13枚(表紙とも) 1,650円(税込)
表紙 華優希、舞空瞳 1月 真風涼帆 2月 礼真琴 3月 真彩希帆
4月 柚香光 5月 愛月ひかる(※)、美園さくら 6月 轟悠
7月 瀬戸かずや、星風まどか 8月 望海風斗 9月 月城かなと
10月 芹香斗亜 11月 彩風咲奈 12月 珠城りょう
宝塚卓上カレンダー
11月15日(金)発売 A5判/13枚(表紙とも、両面仕様) 900円(税込)
表紙 コラボレーション
1 月 桜木みなと月城かなと
2 月 優波慧・夢奈瑠音・紫藤りゅう(※)
3 月 朝美絢
4 月 瀬央ゆりあ
5 月 綾凰華・天華えま・帆純まひろ・風間柚乃
6 月 瑠風輝
7 月 暁千星
8 月 綺城ひか理(※)・蓮つかさ・留依蒔世・飛龍つかさ
9 月 永久輝せあ(※)
10月 和希そら
11月 聖乃あすか・極美慎・縣千・鷹翔千空・彩海せら
12月 水美舞斗
昨年は組ごとの撮影だったけど、今回は、バウ単独主演組が一人写りで、それ以外は学年順・成績順?に、3人写り、4人写り×2、5人写り…という感じでしょうか。
宝塚ステージカレンダー
11月15日(金)発売 A2判/13枚(表紙とも、リング式・両面仕様) 1,650円(税込)
月 | A面 | B面 |
表紙 | 永久輝せあ(※)・華優希 | 瑠風輝・舞空瞳 |
1月 | 望海風斗 | 芹香斗亜 |
2月 | 珠城りょう | 愛月ひかる |
3月 | 凪七瑠海 | 彩風咲奈 |
4月 | 礼真琴 | 轟悠 |
5月 | 真彩希帆 | 柚香光 |
6月 | 鳳月杏 | 星風まどか |
7月 | 美園さくら | 彩凪翔 |
8月 | 瀬央ゆりあ | 桜木みなと |
9月 | 華形ひかる | 朝美絢 |
10月 | 真風涼帆 | 瀬戸かずや |
11月 | 月城かなと | 和希そら |
12月 | 暁千星 | 水美舞斗 |
※組替え対象者の方(※)については、組替え後の組カラーで表示しています。
その方が、新体制後の組ごとの分布がわかるので。
有岡城 [┣行ってきました!(旅・花・名所・展覧会)]
伊丹空港に降り立ったことは何度かあれど、JR伊丹駅に行ったことはありませんでした。宝塚へは、モノレールで蛍池駅まで行くのが一般的だと思っていたので。
宝塚ファン歴30年、初めて伊丹駅に降りた私。そして、そこには、城があった…
城ファン歴5年だけど…城があれば、ふらふらふら~
ここか…と、登ろうとしたところで、友人から待ったがかかり、断念。
ここは、堀跡ですね。
所用が終わって、戻ってきた時には、もう夜でした…
本丸跡みたいです。
そもそも、有岡城は、かつては伊丹城といい、伊丹氏の居城だったようです。
ここを攻め落としたのが、荒木村重。そうです、軍師官兵衛を監禁し、竹中半兵衛がいなかったら、松寿丸(後の黒田長政)は死んでいた…という、諸悪の根源、荒木村重の城。
ってことは、ここに官兵衛が監禁されたのね…
もっと見なきゃ
ということで、次回、ムラに行ったあかつきには、かならずリベンジしたいと思います。
宝塚花組大劇場公演 [┣宝塚観劇]
星組に続き、花組も大劇場公演を観劇しました。
これまで、しばらくの間、大劇場ロビーのお花は、公演を意識しているのか、そうではないのか、よくわからないことが続いていたが、今回は、公演にちなんだデコレーションのようです。
しかし、薔薇がでかすぎて、同行の友人K様は、「薔薇というより、ラフレシア」と呟いていました…サイズ感って大事…
では、大劇場公演「A Fairy Tale/シャルム!」の感想を、恒例により、箇条書きで。
・「A Fairy Tale」には、"青い薔薇の精"というサブタイトルがついている。"薔薇"を漢字で書くと退団公演…というジンクスはいつから始まったのだろうか。私の記憶では、観ていないけど、1987(昭和62)年の花組公演「あの日薔薇一輪」で、高汐巴・秋篠美帆が退団した辺りかな…と思っているのだが
・作・演出の植田景子先生は、「THE LAST PARTY」(2004年)で、研2の明日海りおに、公園の学生という役を与えた人だ。ラスパは宙組からの続演で、宙組では、中堅の珠洲春希が演じていた役。ちょっとぶっきらぼうなキャラクターが似合っていた。それを明日海が演じたことで、月組のラスパは、宙組とはまったく違った色を持つ作品になった。スコット・フィッツジェラルドにとっての「微かな希望の光」の象徴としての青年…彼が投げるフットボールの力で、スコットは生き、書くことができた。研2の明日海にとって、植田景子先生と公園の学生役は、男役・明日海りおの方向性を決定づけた作品になった、と私は思っている。その景子先生が、15年後の明日海に書いた最後の役が、薔薇の精…
・前回の「ハンナのお花屋さん」で、人間の男性としての集大成は書いてしまったのかな、景子先生的には…。準トップ時代を含めたら、大劇場の主演を務めるのは、12本目となる明日海なので、もはやどんな役が来ても完璧に演じられるのは間違いない。私は、男役トップのサヨナラ公演は、しばらくは再演など考えられないような作品がいいな…と思っているので、明日海りおにしか演じられない役…と考えると、このような役でのサヨナラは、男役の個性の発露としては、よいことなのかな…と思った
・実際、ここ数年の景子先生の作品の中では、一番面白いと思った。「クラシコ・イタリアーノ」以来、長いトンネルだった…誰からも納得してもらえる作品ではないかもしれないけど、トップスターの魅力を伝えることが、宝塚歌劇の使命だ…という点には立ち戻っている
・明日海演じるエリュと華優希演じるシャーロットの出会いの場面、子役に演じさせずに、二人に演じさせることで、50年の物語がしっかりと繋がっていた。こういう二人一役、三人一役のような使い方は、成功作とは言えなかった「舞音」での経験が生きていると思う
・謎の貴婦人という役を演じた乙羽映見が、大輪の花の様な美しさ。まさに有終の美となった。明日海りお花組大劇場デビュー公演となった景子先生の「愛と革命の詩」(2013年)で、死刑判決を受けた若い娘の役を演じ、存在感を残した乙羽が、ここまでの大役で卒業していくんだな…という感慨に浸った。そういえば、景子先生の「近松・恋の道行」(2012年)では、柚香光と一緒に文楽の人形振りを演じ、手も足も出ない感じだったこともあったっけ。いつの間にか、大好きな娘役さんになっていたので、残念ではあるが、活躍は素直に嬉しかった
・華のヒロイン感がハンパない。芝居心のある娘役なので、これからの成長を楽しみにしている
・公演カクテルは、すごく毒々しい感じ。美しいものは、身体に悪いんだろうな
・ショーは地底で繰り広げられる妖しいムードのショーで、この手があったかと、膝を打った
・後半は、涙なくしては観られない場面の連続で、ファンの皆さんは、大丈夫なのだろうか、と思った。(byそれほどのサヨナラ公演に恵まれなかったファン)
・東京公演は、チケットが厳しいので、ひとつひとつの場面を見納めの気持ちで堪能した。みりお、あと2ヶ月か…最後まで宝塚を楽しんでください
劇団メリーゴーランド「誘惑のクミンシード」観劇 [┣ミュージカル・音楽劇]
ミュージカルコメディ
「誘惑のクミンシード」
脚本・演出:平野華子、俵ゆり
作曲:内海治夫
振付:俵ゆり、干泥遥
宣伝写真:Kikineko Musik
制作:劇団メリーゴーランド
舞台監督:櫻岡史行
舞台監督:南雅之(セントラルサービス)
照明:中山仁(アートプラス)
照明操作:田原聖子
音響:長柄篤弘(ステージオフィス)、田代裕輝(ステージオフィス)
劇団メリーゴーランドの本公演は、通常、前もののお芝居+ストーリーショーという構成。でも、劇団創設10周年記念公演ということで、今回は、豪華1本物作品
そして、出演者も11人いる(別に11人目を探せ的な話ではありません)
物語は、20世紀初頭、砂漠の中、蜃気楼に守られた“サラーブ王国”を舞台に展開する。この王国には、人間と魔神が共存している。あと、精霊も住んでいる。この国には古い言い伝えがあって、一人の青年が瀕死の状態で精霊に祈りを捧げたところ、聞き届けられ、以来、この国は4人の精霊に守られているらしい。(青年は後に王となる。)ただ、精霊の入った壺は、2千年の間に様々な理由で割れてしまい、この作品の冒頭のシーンで、最後のひとつが割れてしまった。(精霊は住処となる壺がない状態では3日くらいしか生きられないらしいが、それは、追々わかることになっている。)
壺が割れたのは、飛行機が蜃気楼に突っ込んできたからで、その飛行機(英国軍の偵察機)に乗っていたのが、英国人のキース(斎桐真)だった。キースを捕えたのは、砂漠を根城とするサイード(華波蒼)。が、その時、砂漠のど真ん中に、突如、半裸の女性(羽良悠里)が現れた。(←メリゴコードは守られています)彼女は自分が誰か分からず、でも、なぜか最初からサイードに妙に懐いているし、サイードもまんざらでもなさそう。
いつもは、男女間のスクリューボールコメディでストーリーを進めていくメリゴなのに、この物語は、最初から恋愛面のドタバタはない。恋愛的要素は、もう初対面で決定していて、(それもキースの独白によって表現されるところが、奥ゆかしい…)ドキドキハラハラは、別の部分にフォーカスしている。
壺が割れたことで、この国に生息している魔神や精霊(サイードが連れている蛇の精霊、アフアー(戸浪早貴)しか出てこないけど)が、どんどん弱っていくのだ。
王宮には、サイードの姉、サフィア(妃桜みおん)が女王として君臨している。つまり、サイードは王弟なわけね。ただ、母親が違っていて、どうやらサイードは、人間と魔神の混血らしい…と言われている。宮廷や大商人の家では、魔神は使用人として働いており、共存しているとはいえ、それなりの上限関係はある社会ということのようだ。(アラジンの昔から、魔神はご主人様のために尽くすということなのだろう。)
サイードの親友、大商人ジャウハラ・ジブラーン(月夜見翔)、色々な才能を持つ魔神たち(清花紗海・宵野誘・北藤光)を巻き込み、物語はだんだんと深刻な様相を呈する。そこへ現れる、大魔神ワトワート(紗蘭広夢)と、その弟子、ロクサーヌ(米原恵)。
そして、コーカリーと呼ばれていた謎の美女(羽良)が、自身の記憶を取り戻す。「我こそは、誘惑のクミンシード」と。この国を守っていた4人の精霊、その最後の生き残りがマリカ・クミンシードだった。そして、彼女は、サイードのことも知っていた。「ターメリックの息子」だと。25年前に壺が割れて、出現したマリカ・ターメリックは、王と恋をして、息子を生んで消えて行った。サイードは、魔神との混血ではなく、精霊との混血だったのだ。
だから、サイードは、姉やジャウハラが壺が割れた影響を受けていないのに、だんだん調子が悪くなっていく。そんなサイードを癒したのが、ジャウハラのスパイス農園。もしかして、これらのスパイスたちが、精霊や魔神の再生を促すこの国を守ってきた4人の精霊は、クミンシード、ターメリック、カイエンペッパー、コリアンダー…つまりスパイスの精…ジャウハラの農園からスパイスを大量に王宮に運び込み、風呂で水を炊き、スパイスを入れてかき混ぜる。ついでに、卵とかハチミツとか林檎とかチョコレートとか色々ぶっこんだりして…
まあ、途中で、だいたい客席の皆さんが気づくわけですが…こうしてできた食べ物(=カレー)を食べると、体調を崩していた魔神たちやアフアーが復活、壺がなければ生きられないコーカリー(マリカ・クミンシード)も、ワトワート(大魔神というよりは、伝説の壺職人)によって、新たな生活場所を得て、ハッピーエンド。
(新たな壺は割れないし、出たり入ったりもできるので、サイードとの恋愛も成就するのだ)
1本物作品らしい、雄大なストーリーとメリゴらしい、人を食ったような結末が面白い作品でした
フィナーレナンバーは、アッと驚く4組のデュエットダンス付き(しかも、リフトあり)で、大感動あと、娘役さんたちが、アラビア風の衣装で…つまり、腹出しなわけです。もうねー、ご馳走様でした
メリゴの舞台って、ちゃんと物語が動いて、ストーリーが面白くて、最後によかったぁ~って、元気になれる、そういう舞台で。だから、毎回、幸せな気分で劇場をあとにできるんだなぁ~
次回も楽しみにしています
今回のマイツボは、イケメン宵野さんの、じぃさん魔神(途中で聞き耳が使えなくなり、耳が遠くなってしまうのですが、そこでほのぼのじぃさんになってしまう感じが、可愛くて…)でした
「今日もわからないうちに」その3 [┣大空ゆうひ]
「その2」はこちらです。あらすじとゆうひさんへの感想を記載しております。
では、あらためて、その他の出演者のお話など。
舞台は、ものすごくシンプルな作り。
シアタートラムの奥ゆきをほとんど使わず、真ん中あたりにホリゾントを置き、そこに映像を出して、場面転換の助けにしている。この映像は、ほっこり家族の物語から凄惨なラストシーンへ繋ぐ長めの劇中歌の場面などで使用されていた。
頭上に屋根のような形で木材がセットされていて、舞台上にも、家の範囲という意味なのか、木材が置かれていて、これは場面ごとに出演者が動かしてシーンを作っている。
シーンの数はわりと多いのだが、こんな感じで場面転換をするので、次のシーンへの転換がスムーズというか、むしろオーバーラップするように次の場面に転換していき、息もつかせない。
そういう舞台のわりに、小道具の数は、わりと多い。出演者が持って出てくるもの以外は、舞台上に最初から置かれていて、この場面を最後にもう使わないものを、出演者が、セットの階段として開けてある奈落に落とし込んでいく。
装置と呼べるものは、天井の屋根のような木材と、奈落からの階段くらいなのだが、木材のほかに大道具のようなものがふたつある。ひとつは洗濯機でもうひとつは冷蔵庫。しかし、洗濯機はなぜか流しとして扱われていて、冷蔵庫は横倒しにしてテーブルだったり椅子だったり恵の父を埋めるための地面だったりしている。
この、「家具(というか白物家電)をそもそも有している機能として使わない」ことの不自然さが、芝居の緊張感に繋がっている。
そして、最後の最後、吉田が鳴らす一志の携帯の着信音の中、ホリゾントが落ち、リビングルームのセットがどーんと登場する。これだけのセットが、まったく芝居に使用されず、ラストに登場する不条理
その前に吉田が立っているので、最初は、吉田の部屋かと思った。でも、そうではない。
本物の大西家のリビングがこれなのだ。私たちが観ていたのは、恵の壊れた意識の中の大西家。
着信音の中で、そのリビングが現れたことで、恵の記憶がなくなった真の理由は、吉田の存在ではないか…と、思うようになった。
本当のところは分からない。
けれど、もし、一志のちょっとしたミスで、恵が吉田の存在のカケラのようなものに、無意識下で気づいてしまったとしたらハッキリとした証拠であれば、疑心暗鬼の後、放置もしくは証拠探しという行動を起こすだろうが、「なんか変」レベルの違和感が続いていたとしたら、恵自身は気づかないまま、脳が事実を認めたくないために、誤作動を起こすことは考えられる。
特に、秘密を抱えている(普段は忘れている)恵の脳は、少し特殊な働きをしている可能性があるし。
そもそもの秘密自体はお父さんのせいだし、それを一志は知らなかったわけだけど、やっぱ、引きがね引いちゃった一志の罪は重いかもしれない…
あと、この芝居、観た後の仲間うちの感想…というか、この大西家に対する感想におけるそれぞれの立ち位置が、すごく面白かったです。
私のような、独身オバサンだけでなく、主婦で母、結婚してるけどDINKS、若い独身…などなど、様々な境遇の友人・知人。でも年齢に関係なく、「子どもがいる人」は恵で、「いない人」は雛なのね、立ち位置が。
私も、ウン十年前の大昔、母に対して感じていたアレコレを鮮明に思い出して、雛に自分を投影していた。
ああ、これが、母親になってみなければ分からない、母の気持ちってやつか…と実感
(母親になっていないから、母への感謝が薄いってわけじゃく、あくまでも立ち位置がそこなんだ…という面白さのお話です。)
以上、考察含め、書ききれなかった最後の感想でした。(個人の意見です。加藤さんが全然違うことを考えて脚本を書いていたらすみません…)
続いて、ゆうひさん以外の出演者感想です。
鈴木浩介(大西一志)…「緊急取調室」や「ドクターX」で大人気の鈴木さんを毎日のように拝める日々は、至福でしたしかも、生着替えとか、誰得(すみません決してすべてのゆうひファンが変態ではありません)
訥々とした語り口で、人の好さをうかがわせるものの、チャラくてテキトーな部分も併せ持っていて、それが、妻を追い詰めている。悪気はないのに。
いるよね、こういう人…
どこも誇張していないのに、存在感とか、説得力がありすぎて、この人はどういう俳優なんだ、どんなメソッドで演じているんだと、終わってみてしみじみ不思議に感じる。
いや~ステキでした
池田朱那(大西雛)…朱那ちゃんは今年18歳。もう思春期じゃないけど、数年前のことだよね。すごいリアルなキレ方をしていて、大人ならそれは簡単なことだけど、18歳の彼女がこういうキレ方をするのは、とても恥ずかしいよね、数年前の自分を演じるって。もしかして、キレない思春期を送ってきたでもそうだったら、これだけ瑞々しくキレる演技力ってなにもの
もう、どちらにしても、天才女優なんじゃないか、と。
彼女が大人の女優になった時、もう一度、ゆうひさんの前に現れてほしい。そう思います。待ってるよ
山谷花純(吉田)…ゆうひさんの事務所の後輩みたいですね。もしかして、ゆうひさん主演公演って、エイベックス枠があるのかしらまあ、可愛い後輩ちゃんと一緒でゆうひさんも楽しそう。
吉田は、今のところ、決して怖い存在ではない。でも、確実に、着実に、彼女の存在が大西家を壊していく。ちょっとしたパパ活だったのに…その普通さ、純粋さに恐怖を感じる。
まあ、それほど難しいポジションの役ではないので、いい舞台経験になったのではないかと思います。
宮田早苗(恵の同僚)…すごくもったいない使われ方で、1シーンしか出てこない。ごく普通の主婦同士の会話。旦那の話、子供の話…でも、恵が家を忘れるキッカケになったのは、彼女との食事のあとだ。
なぜ、このタイミングだったのか…と思うと、重要なシーンだったりする。
でも、印象づけようとか、そういう意識ゼロで、普通に演じている姿が、起用の理由かな、と思いました。
風藤康二(医者)…飄々とした医者なんだけど、もしかしたら、とんでもない藪医者なのではと思わせる助手との会話がツボ。その飄々は、たぶん彼が本職の俳優ではないからだから…と思うけど、こういうポジションに、彼のような人を入れることで、芝居が変わる。恵の病気が深刻なものかどうか、その辺が曖昧になっていく。
病気のことが主たるテーマでなくなるためには、このひと工夫が重要なのかもしれない。
そして、風藤さんのセリフがツボになる…と。
串田和美(井岡一郎)…今回の芝居、セリフのテンポが速いし、メリハリも少ない。そんな中、串田さんの演技スタイルは、普段の彼とそれほど変わっていない。変わっていないが、テンポの速い人たちの中で、決して浮いていない。雛にとってはおじいちゃんだから、一志にとっては舅だから、もう老人だから…ということで、ちょっとだけ、家族がテンポを落としているというのもあるし、それがまたリアルだし。
そして、彼の背負った業がまたすごい。
だから、串田さんなんだと、オファーの理由が納得できる。
ゆうひさんと共演していただけたこのご縁に感謝。また、ご一緒できますように
「今日もわからないうちに」その2 [┣大空ゆうひ]
初日から千秋楽まであっという間の公演。
あらためて、ネタバレ含め、公演を振り返ってみたい。ちなみに「その1」はこちら。
大西恵(大空ゆうひ)は、夫・一志(鈴木浩介)、中学2年生の娘・雛(池田朱那)の三人暮らし。
郊外の住宅地にある一軒家。そこは、小さくても恵にとってはお城のような存在。
ある日曜の朝から物語は始まる。恵の父親がやって来ることになっているらしい。一志は、スマホを手放そうとせず、女優が結婚したよ、とかなんとか妻に話しかけるが、忙しい妻は、ろくに相手をしない。着替えを出す出さないでこぜりあいがある。夫は「よかれと思って」あれこれ言っているのだが、妻というか主婦として、恵にはそのすべてが、「うざい」。
この家では、居間は2階にあるらしく、恵は忙しく居室や玄関のある1階と2階を往復している。(舞台中央に奈落への階段が設えられている。最近の舞台によくある設定。)
娘の雛は、今日はソフトボールの試合らしく、そろそろ起こさなきゃ…と、恵は気をもんでいる。居間に放り出された部活のバッグの中から、泥まみれのプリントが出てきて、恵は腹を立てる。が、起きてきた雛は、どうして勝手にバッグを開けるのか、とそのことにキレる。(←すごくリアル。身に覚えがある…)
起きる時間も、今日の試合会場に合わせて自分で考えているのに、早く起こされたということにもキレている。
が、恵は、雛の言っていることを、それほど重く考えていない。とはいえ、雛は、「おじいちゃんに会いたくないから」と、早めに出ていき、それと入れ違いに恵の父・井岡一郎(串田和美)がやってくる。
戸締りがされていない、と文句を言う父に、「お父さんが来るから、雛が出る時に開けたままにしただけ」と恵は答えるが、戸締りがなってないと、父は文句を言い続ける。父は、我が物顔で居間に座り、恵は、「今月分」と父に封筒を渡す。中の一万円札は10枚。
公共料金の請求書が来たという父に、恵は、説明が面倒になって「私がやっておく」と封筒から1万円を抜き、コンビニ支払の請求書を受け取る。父親の通帳には、その程度の残高もないらしい。
その日は、夫と父親に軽い食事を作り、その後は、職場の友人(宮田早苗)とランチの約束。主婦は、こういう時でも、家族の食事のことを考えた上で…なんだよね。ご苦労様です。
夫や子供の話をあれこれした後、店を出て、恵は驚く。
どうしたら家に帰れるか、わからないのだ。
その日は、夫に迎えに来てもらった。(ちなみにその時、夫は、若い女の子、吉田(山谷花純)と会っていた。お金を渡そうとして、お金なんかいらない、と押し問答。どうやら、パパ活しているらしい。そんな中、恵からの電話で、よくわからないながらも慌てて出ていく。一応、家族も大事らしい)
が、翌日、夫から昨日のことを聞かされると、恵は「そんなはずない」と言って認めない。
でも、また、その日も家を忘れてしまう。ようやく、病院に行くと、医師(風藤康二)は、治るとも治らないとも答えず、現状に慣れることを考えましょうと言い出す。脳には影響がなく、家を忘れる以外の問題はない。ただ、眠る時間が長くなり、忘れた家に帰っても家事ができない。
一志は、吉田と別れることを決意するが、お金はいらないから別れないでほしいと懇願される。井岡にも恵にたかるような生活を改めるように伝えに行き、逆ギレされて追い出される。
急に変わってしまった母を見て、病気のことを知らない雛は、心が荒れる。たぶん、「私のお母さんでいることがイヤなの」みたいな気持ちなんだろうな。
三者面談の帰り、雛と一緒にいる時にも、帰り道がわからなくなり取り乱した恵。
その翌日は、朝から夕方まで寝ていて、帰宅した雛に罵倒され、買い物に行くと言って、ソフトボールだけを持って家を飛び出す。帰宅した一志から、雛はとうとう母の秘密を聞かされる。
公園のベンチにポツンと座る恵を見つけた雛は、それまでの怒りを忘れ、傷ついた母をいたわる。
二人は、キャッチボールをしながら、心の交流を取り戻していく。とってもやさしい時間ー
しかし、物語はここでは終わらない。
井岡が家にやって来る。そして、記憶を失くした恵をこの家に置いておくわけにはいかないので、引き取ると言い出す。何を言ってるんだ…みたいな雰囲気の大西家。
が、記憶を失くした妻…ということで、井岡は、認知症だった妻を思い出していた。
失禁までするようになった妻が、夫である自分の名前を忘れ、昔の男の名前を呼んだことにキレた井岡は、妻を殴り殺し、埋めたと言い出した。しかも、それを高校生だった娘の恵に手伝わせたと。恵がずっと父にお金を渡していたのは、その口止め料だったのだ。
(様々な情報を勘案すると、実際は、井岡が苦し紛れに語った、その後息を吹き返して施設に入って亡くなったというのが事実だと思うが、井岡と恵の中では、母を殺して埋めた記憶が、真実として残っているように思う。)
ひどい父親である。
すると、雛が、金属バット(ここで彼女がソフトボール部ということが生きる)を出して、祖父を殴り殺そうとする。最初はもちろん止める両親。が、吉田からの着信音(谷川さん演奏)が、空気を変える。「そういえば、オレ、この人に殴られたわ」と一志は言い、「何が起きてもどうせ明日には忘れるし」と恵が言い、雛は凶行を完遂してしまう
そして、大西家の三人は、必死に、井岡を土に埋めようとするー
ここで突然の終幕。
さすがですよ、さすが、大空さんが選んだ舞台ですよ
ただ、おおーっと思ったのは事実だけど、そんな衝撃も含めて面白かった。
少なくとも、イヤな感じのするドラマではなかった。こういう演劇を教えてもらえて、また世界が広がった。
そして、ゆうひさんに関しては、ごく普通の家庭の主婦で母親というキャラクターに自然に扮していて、声のトーンだったり、セリフの早さだったり、演劇的というよりは、テレビドラマなくらい誇張がなく、またひとつ、演技面での新たな挑戦を感じた。
セリフがダイアローグ(対話)として無理がないということも大きいのだが、娘の抗議に対応する母親のトーンが非常にリアルで、実の親子の会話かと思うくらいだった。
記憶を失くす…という経験に不安いっぱいになっている恵と、家族の愛を感じて安心している恵、声のトーンひとつで、それらをくっきりと観客に伝えてくる。芝居は音楽…たしかにな、と思う今回のゆうひさんだった。
夫役の鈴木浩介さん、娘役の池田朱那さんの演技力の素晴らしさ…ももちろん大きいが、その演技に引き出してもらってゆうひさんの丁寧な演技が、よりクリアになったのではないかと思った。
そして、食えない感満載の串田和美さんが、芝居が終わった途端、ゆうひさんを労うように、カーテンコールからの帰り道をエスコートしてくれるのが、また嬉しかったりした
ゆうひさん以外の出演者感想と、色々な作品考察については、また、別記事に書きたいと思います。
津山城 [┣百名城]
鳥取に一泊し、翌朝、一路津山へ。
鳥取から津山(岡山県)に行くには、けっこう綱渡り的な乗換を行って2時間ほどの道のり。そうじゃないと4時間くらいかかったり…(電車の本数が極端に少ないのです。車だとさくさく行けそうな感じでした。)
津山も快晴
そんな津山市は、B'zの稲葉さんの出身地なのだそうです。駅前にでかい看板
帰りは岡山駅まで行って新幹線の予定だったのですが、こちらも乘れる列車が限られているため、城まで徒歩15分とのことでしたが、時間短縮を狙ってタクシー利用。
まさかの「津山城」が通じなくて驚きました…
実際、お城に行ってみれば、無人ということもなく、おそらく駅から近いので、皆さん歩かれるのでしょう
津山城は、森忠政が1604年に起工し13年の歳月をかけて築いた輪郭式の平山城。森忠政は、かの森蘭丸の弟。忠政自身は、豊臣秀吉、後に徳川家康に仕えている。
江戸初期の城ということで、まだまだ、防護機能重視の築城となっていて、クランクの多い城でした。
そして、常に階段を昇っていたような…
明治の廃城玲により、天守・櫓などが破却され、再建された備中櫓以外、これといった建物もないが、石垣は、しっかりと往時の面影を残してくれている。
この辺なんか、クランクというか、虎口の連続な雰囲気が伝わるのではないだろうか
逆に、これはギャグなのと驚いたのが、天守台にある「愛の奇石」。
一応、ハート型という売りで、この奇石に触れたカップルは恋が成就すると言われているんだそうです…てか、誰が言ってるんだよ
本当に、ハートと言っていいのか(中央のちょっと黒っぽい石のことです)
こちらが、再建された備中櫓です。一応、中を見学することもできます。(百名城のスタンプはここで押します。)
この石垣は、急な勾配が美しいと思って撮影してみました
隅石のライン(ややカーブしている)が完璧に美しい…
滞在時間が限られているので、やや駆け足で移動することになりました。詳細は、いつか、写真帳にアップしたいと思います。
そんな津山は、高瀬舟という小さな舟で、吉井川を行き来し、瀬戸内と交易をしていたようです。
その吉井川に「ごんご」と呼ばれる河童がいて、古くから親しまれていたそうです。
そんなわけで、マンホールの蓋も河童
こちらは、ごんごの彫刻。
可愛いですね
ごんごの奥さん
…と、次々に現れる彫刻に、勝手に盛り上がり、写真を撮り続ける私。
実は、刻一刻と、帰りの出発時刻が迫っていて、行きはタクシーだったので、駅までの距離感がまったく分かっていないというのに、大胆な私
まあ、これも旅の醍醐味と言いますか…けっこう嫌いじゃないです。
(たしか、人吉城の時に、乗りたかった列車に乗りそこない、駅員さんに「どうしたら熊本に帰れますか」と半泣きで聞いた、迷惑なオバサンが私です)
こちらはお子さん
いや…これは、カエルじゃないかっ
親戚か
なんてアホなことを考えながら歩いていると、もう、駅に着いていました。
こちらは、津山藩の英雄、箕作阮甫(みつくり・げんぽ)。津山藩医で、幕末、ペリー来航時にアメリカ合衆国大統領の国書を翻訳するなど、外交交渉に活躍した人物のようです。
実はこの時点(13時過ぎ)で、まだお昼ご飯を食べていなくて、でも、駅弁とかもなさそうだし…と、駅前のコンビニで、とりあえず、ゆで卵を買った。
乗換の岡山駅で、絶対に駅弁を買ってやると固い決意をしながら…
SLも展示されていました。
コンパクトサイズだけど、コンビニ、タクシー乗り場、綺麗なトイレ、待合所、コインロッカー…と、必要なものが、しっかり備わっている理想的な駅前広場だな~と感じました。
消火栓は、分かりやすい絵柄でした。花は、津山市の花である桜の花のようですね。
(乗換の岡山駅で、ちゃんと駅弁を買い、15時近くでしたが、がっつりいただきました)
鳥取城 [┣百名城]
宙組全国ツアーのついでに、鳥取城に行ってきました
てか、会場(とりぎん文化会館)と鳥取城が近くて震えた(笑)
新幹線で姫路まで行き、そこから特急スーパーはくとに乗り換えて、鳥取へ。意外とあっという間の旅でした。
乗換時間が30分ほどあったので、一度改札を出て、そこから見える姫路城を撮影
前に姫路城に行った際、駅から写真が撮れることは知っていたので、再びチャレンジしてみました
スーパーはくと、初めて乗ったのですが…ウッディーで年季の入った作りの電車でした。正直、新幹線ほど快適な電車ではないものの、買っておいたおにぎりを食べたりしながら、鳥取までの旅を楽しみました。
ホテルは鳥取駅前にとったので、まずは荷物を預けに行き、ついでに終演後の食事場所を探す。(これ、重要な仕事!)
再び駅前に戻り…こんなものを発見しました。
大国主命と因幡の白兎。
因幡は鳥取県なんですね
一方、こちらは、因幡の麒麟獅子舞をモチーフにしたもの。次にお見せする写真も同じ「麒麟獅子」をモチーフにしたモニュメント。
鳥取県・兵庫県に伝わる民俗芸能とのこと。
それを鳥取藩主の池田氏が、徳川氏・池田氏の権威を象徴するものとして保護したようですね。
モニュメントもご覧ください。
映画「ゴジラ」のラストシーンを思い出すようなモニュメントでした。伝わるかな
この日の鳥取は、夏が戻ってきたような天気。
徒歩30分と聞いていたけど、なんか1時間くらい歩いたような気分の中、ようやく鳥取城に近づいてきた感じが…。
こちら、吉川経家公の銅像。
織田信長の中国攻め。鳥取城に籠城する毛利勢に対し、秀吉の採った手段は兵糧攻め。食料の補給手段を絶ち、飢えて降伏するのを待つ作戦でした。
そして、とうとう、餓死者が出て、人肉を食べるようになった時、経家は、切腹して城を明け渡すことを決断します。享年35歳。
そもそもの城主が逃げ出した代わりに入城した経家は、死を覚悟して入城していたと思います。
とはいえ、一番可哀想なのは、領民の保護という名目(もちろん非常時の戦闘要員という意味も含めて)で入城することになった2千人の領民ですが。
ちなみに、鳥取は、かの有名な「ふるさと」(うさぎ追いしかの山)の作曲者、岡野貞一の出身地だったようで、このような歌碑も城(久松公園)入口に掲げられていた。
作曲者の歌碑だから、五線譜も付いているんですね。
鳥取城は、そもそもは、山城。
この山が城だった時代を経て、現在残っているのは、江戸時代に池田氏によって改修された近世城郭。それも、明治9年に鳥取県が島根県に併合された結果、陸軍省に払い下げられ、建物(三階櫓など)は解体されてしまった。
ただ、美しい石垣だけは、残っている。
あと、中仕切門(西坂下御門)というのが残っているのだけど、地図を見ると絶対に横を通ったはずなのに…全く記憶がありません…
色々な城をめぐっていますが、こういうことは、ほんとよくあるんですよね…城の神様のいたずら…また来いっていうことでしょうか
さて、近世城郭としては、「平山城」に分類される鳥取城ですが、ご覧の通り、かなり、急な石段を登り、風光明媚な場所に二ノ丸(天守代用の三階櫓)があります。
ここを山下の丸と呼ぶようです。その上に、本丸、天守台があるらしい(山上の丸)のですが、現在、修復中な箇所があるようで、私には登り道を見つけることができませんでした。無念…
こちらが、天球丸の巻石垣。
後ろ側の石垣の崩落を防ぐ目的で作られたそうですが、日本で唯一の丸い石垣です。
天球丸という名前は、藩主池田氏初代の姉(出家して天球院)の居地だった場所で、二ノ丸より上部にあった。
天球丸から急な坂道を降りていくと、そこに、仁風閣があります。
すごいですね。
設計は、ジョサイア・コンドルの弟子である、片山東熊。フレンチルネッサンス様式の建物で、大正天皇が皇太子時代に鳥取を訪れた時の寝所として造営された。
こちらの写真は裏庭のものです。
右側に、お城の石垣が見え、絶景ですね
ちなみに、この建物、映画「るろうに剣心」で武田観柳邸として使われたようです。
こちらは、庭に設えられた庭園の一部。私が撮影した部分は、わりと洋風に見える部分ですが、日本庭園風の場所もあって、和洋折衷、ステキなお庭でした。
中も公開されていて、大正天皇が使われていた場所以外は、普通に歩くことが可能。イベントなどの利用も可能のようでした。
中には、東郷平八郎元帥の直筆「天気晴朗なれど波高し」が展示されていたり。(大正天皇の随行員として、東郷元帥も来館され、「仁風閣」の名前を付けられたとのこと。)
こちらが、表から見た仁風閣です。
美しかったですが、中は、めっちゃ暑かったです
というわけで、鳥取城を後にして、一路、とりぎんホールに向かいました。
(とりぎんホールは、たいへん涼しかったです)
これまでの城旅の中でも、相当厳しい旅でしたが(修復中で入口も分かりづらかったり…)、でも、充実していました。
ありがとう、鳥取城
「アラジン」 [┣本・映画・テレビその他エンタメ紹介]
ディズニーの実写映画「アラジン」、ずっと見たかったのだが、なかなか時間がなく…ようやく見ることができた。木下晴香ちゃんがお気に入りなので、もちろん、吹替え版を。
最近のディズニー映画は、ヒロインがかっこいいね。
自分の意志をハッキリ表明し、決してブレない。
「アラジン」というタイトルだけど、ジャスミンが主役のように見えました。
実写部分とCGの融合が素晴らしく、物語は知っているのに、手に汗握りながら見てしまった。たまには、こんな映画鑑賞もいいかな~
アラジン役の中村倫也くんも、なかなかの美声なのね~ステキでした