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明日海りおメモリアルブック [┣宝塚情報]

「明日海りおメモリアルブック」発売のご案内

2019/08/31

宝塚クリエイティブアーツでは、次の商品の発売を予定しております。   

2019年10月18日発売 「明日海りおメモリアルブック」 3,300円(税込)   

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◎キャトルレーヴ各店
◎全国有名書店
◎キャトルレーヴ オンライン(BOOKS)
◎お電話(商品代引き) 宝塚クリエイティブアーツ カスタマーセンター TEL 0797-83-6000(10:00~17:00 日曜休)
◎郵便振替 (口座番号)00910-4-202119  (加入者名)株式会社宝塚クリエイティブアーツ 商品代金と送料を郵便局備付の払込用紙でお振込ください。   

お問い合わせ 株式会社宝塚クリエイティブアーツ カスタマーセンター TEL 0797-83-6000(10:00~17:00 日曜休)


いよいよ退団が本格的にカウントダウンされていきますね…
ここからは一気呵成…どうか、ファンの皆様、健康で文化的な最低限度の生活を忘れずに追いかけてください[exclamation×2]


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「今日もわからないうちに」観劇 [┣大空ゆうひ]

「今日もわからないうちに」


作・演出:加藤拓也
音楽:谷川正憲(UNCHAIN)
舞台監督:笹原久義(株式会社笹原工舞台)
舞台監督助手:岩城杏梨
照明:島田雄峰(LST)
音響:小川陽平
美術:袴田永武
衣装:鈴木成実
演出助手:葛西祥太
宣伝撮影:行武睦浩(S-14)
宣伝美術・パンフレットデザイン:沓澤さゆり
キャスティング協力:ヤマウチトモカズ
風景写真撮影:takuya katoh
制作:小宮誠(TinyBetter株式会社)、大倉茂
企画・製作:わをん企画/劇団た組。


大空ゆうひ、年に一度の主演舞台、今年は、はじめましての劇場、シアタートラム。
退団後のゆうひさんは、しばらくの間、元宝塚トップスターらしく、主演しかしなかったが、最近は、主演に拘らず、文芸作品も、娯楽作品も、幅広く出演してくれている。ここ数年は、年に一度、主演舞台があって、その作品は、毎年、「ゆうひさんらしいな…」という感想と共に、ファンの議論を呼んでいる。簡単に理解できる作品など、ゆうひさんらしくないし、幸い、ファンは複数回観劇するのが普通なので、一度でわからなくても、無問題ですよね(乾笑)


今回は、劇団た組・加藤拓也さんの書下ろし作品。
ゆうひさんは、自分の家と家族に関する記憶だけがどんどん抜け落ちていく主婦の役を演じている。記憶に関する障害は、原因も治療法もよくわかっていないものらしく、今後、思い出すかもしれないし、思い出さないかもしれない。忘れたこと・忘れることにくよくよせず、どうすれば日常生活が送れるかを家族で相談しながらやっていくしかない…らしい。
ゆうひさん演じる恵は、家族に関する記憶だけが、日々リセットしていく。そして、毎日眠る時間が長くなっていく。一人っ子の雛(池田朱那)は中学生。ソフトボールをやっている。ピッチャー志望だったが、今は外野。もうピッチャーにはなれないと薄々感じていて、部活動にもやる気が出ない。好きな子がいて、でも、ソフトなんかやってる男の子っぽい自分は、友達以上になれないんじゃないか…と、今一歩が踏み出せない。だから、自分が可愛い女の子らしい女の子じゃないことがすごくコンプレックスで、それゆえに、男らしさ、女らしさにこだわってしまう。てか、この年頃の女の子は、母親が無意識に口にする「女の子なんだから」(片付けなさい、お手伝いして)などに妙に反抗してしまうものなのだ。
この、記憶にまつわる家族の物語と、女の子らしさに悩む女の子の物語が絶妙にクロスし、そういえば反抗期…という新たな展開を迎えたところで、物語はストンと終幕を迎える。
そして、ごく普通のこじんまりとした家族の物語のようでいて、夫の一志(鈴木浩介)は、若い女(山谷花純)に対してパパ活をしているし、恵の父(串田和美)は、娘にたかって生きている。それらの綻びも終幕で、意外な結末を支える一つの柱になっている。


夫役の鈴木さんはテレビでもおなじみ…というか、今シーズン、「キントリ」に嵌まった私としては、もう、おなじみすぎる[わーい(嬉しい顔)]心優しく、でも事なかれ主義で、ちゃっかりしてるところもある、憎めない人。いろんな側面のある人物を飄々と演じている。たくみなひとだな、と思う。
お父さん役の串田さんは、さすが、くせもの…という存在感をまき散らしている。でも、カーテンコールでは、ゆうひさんを最大限労ってくれて、ありがたいです。今後、ご縁があったらぜひ演出家としてゆうひさんを使ってみてほしい。
娘役の池田さん、素晴らしい。瑞々しい感性に心を打たれました[黒ハート]
ゆうひさんの新しい面が観られた舞台、深化していくのを楽しみに通いたいと思います。


主題歌からBGMから効果音まですべてを担当する音楽の谷川さん、すごいです。
しかし、素晴らしい歌や演奏をいっぱい聴かせてもらったにもかかわらず、なぜか、彼のギターが奏でる着信音が、耳から離れない私です。


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2020年公演ラインアップ(月組) [┣宝塚情報]

現在、大劇場公演お稽古中の月組が、その東京公演終了後、2020年に上演する作品が発表された。


2020年 公演ラインアップ【御園座公演】


2019/08/27


2020年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、【御園座公演】の上演作品が決定しましたのでお知らせいたします。   


月組公演


主演・・・珠城 りょう、美園 さくら


御園座:2020年2月10日(月)~3月4日(水)


ミュージカル・ロマン 『赤と黒』  -原作 スタンダール-
脚本:柴田 侑宏、演出:中村 暁


初演、観てるんだよね…[あせあせ(飛び散る汗)]1976年3月か…こ、こわい…既にファンとして化石化している自覚がある…[爆弾][爆弾][爆弾]
柴田先生亡き後、中村A先生があの世界観をちゃんと伝えてくれるかな…と、いささか不安…すみません[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]
でも、御園座はぜひ行ってみたい劇場なので、行けたらいいな…と思っています。


2020年 公演ラインアップ【シアター・ドラマシティ公演/東京建物Brillia HALL公演】


2019/08/27


2020年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、【シアター・ドラマシティ公演/東京建物Brillia HALL公演】の上演作品が決定しましたのでお知らせいたします。   


月組公演


主演・・・鳳月 杏


シアター・ドラマシティ:2020年2月8日(土)~2月16日(日)
東京建物Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場):2020年2月24日(月・休)~3月1日(日)


デジタル・マジカル・ミュージカル 『出島小宇宙戦争』
作・演出:谷 貴矢


タイトルを見て、iPhoneのホームボタンを押してました。
次に、作・演出の名前を見て、もう一度ホームボタンを押しました。(ホームボタンってのも化石ですね[あせあせ(飛び散る汗)]
解説を読んで…(以下略)
あきら氏のDC東上公演発表の時、ちなつちゃんにもそういう機会があったらな…と思ったのですが、まさか、ここまで想像の斜め上ってか、まさか、出島・小宇宙・戦争とは思わなかったよ[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]
こちらも、新しいホールでの公演だし、なんとか潜り込みたいと思いつつ、生きて帰れるだろうか…と、不安を感じております、おばさんは。
でも、東上公演、おめでとうございます[exclamation×2]研15になる直前に東上するなんて、うん、ゆうひさんと一緒か[爆弾]


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健康診断 [┣笑えた話]

健康診断…自分の健康状態を正確に判断するための大切な機会。
でも、人はつい見栄を張ってしまう。体重を100gでも少なくしたい…とか。
身長を0.5センチでも高くしたい…とか。


入社以来、健康診断のたびに私は、見栄を張り続けている。
まず、身長は朝起きた時が一番高く、時間の経過とともに低くなっていく。ゆえに、健康診断の日は、1分でも遅く起きるようにしている。
体重は、もちろん、食事に左右される。したがって、前日の昼ご飯の後は水以外摂取しない。
とはいえ、便は排出した方が少しでも体重は減る。しかし尿も直前に排出してしまうと、尿検査を受けられない。
そんなこんなを気にしていると、朝から尿意を覚えるような、でも実際は気のせいのような…妙な感覚にとらわれる。さらに一度、猛暑の中を相当距離歩いて参加した時に(出向中で遠かったのだ)、尿採取ができず長時間水を飲みながら待ったこともトラウマになり、出社してから健診に向かうまでの尿意を確認しつつ…という時間が非常につらい。
年を取ると検査項目が増加し、健診時間も増加、朝から水をがブ飲みしていると、尿検査が終わっているのに、またまたトイレに行きたくなる…という状況も。


そんな自分がおかしくなるが、ゆうひさん退団時には、自らの健康の悪化をいち早く教えてくれたのが健康診断。(頑張り過ぎました[バッド(下向き矢印)])一応、結果は信頼しているのです。


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「I AM FROM AUSTRIA」新人公演主な配役発表 [┣宝塚情報]

次回月組大劇場公演の新人公演、主な配役が発表された。


ジョージ・エードラー(珠城 りょう)… 英 かおと
エマ・カーター(美園 さくら)… 白河 りり
リチャード・ラッティンガー(月城 かなと)… 礼華 はる


これは…新鮮なトリオですね[exclamation×2]
それぞれ、初主演、初ヒロイン、初2番手ですね[exclamation]
かおとくんが99期、ぱるくんが101期、りりちゃんが103期、綺麗に2期ずつ離れているのか。みなさん、とても綺麗な顔立ちのスターさんなので、ビジュアル面でも楽しめる新公になりそうですね。


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月組集合日 [┣宝塚人事]

月組 退団者のお知らせ


2019/08/22


下記の生徒の退団発表がありましたのでお知らせいたします。   


月組


叶羽 時


陽海 ありさ


椿 ここ


2019年12月28日(月組 東京宝塚劇場公演千秋楽)付で退団


かつて、全国ツアーで、同期のゆうみちゃんが演じたショーの一場面に抜擢され、可愛いゆうみちゃんの後任だっただけに、顔が可愛くないとか、酷いことを言ったような記憶がありますが…最近は、めっきり贔屓の娘役さんになった叶羽時ちゃんの退団は、非常に寂しいものがあります[もうやだ~(悲しい顔)]
椿ここちゃんは、研2かな[exclamation&question]大階段を降りられない退団は、残念だなーと思います。


月組 蘭世惠翔 娘役転向について


2019/08/22


月組 蘭世惠翔が2019年8月22日付で娘役に転向いたしますので、お知らせいたします。
月組公演『I AM FROM AUSTRIA-故郷(ふるさと)は甘き調(しら)べ-』(宝塚大劇場:2019年10月4日~11月11日、東京宝塚劇場:2019年11月29日~12月28日)より娘役として出演いたします。 


おお、そうですか[exclamation]
可愛い顔だし、娘役もいいかもしれない[黒ハート]
飛躍を期待します。


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2020年宝塚カレンダー掲載メンバー発表 [┣宝塚情報]

(公式HPより)


2019/08/22

2020年版『宝塚カレンダー』の発売について


株式会社宝塚クリエイティブアーツでは、宝塚歌劇のスターが勢揃いする2019年版『宝塚カレンダー』を発売いたします。今年は、恒例の「宝塚スターカレンダー」「宝塚卓上カレンダー」「宝塚ステージカレンダー」「宝塚パーソナルカレンダー」「宝塚パーソナル卓上カレンダー」「宝塚ポスターカレンダー」に加えて、新たに「宝塚スター卓上カレンダー」も発売いたします。詳細は下記の通りです。


1.宝塚スターカレンダー
◎発売日 11月15日(金)
◎規格 B2判/13枚(表紙とも)
◎価格 1,650円(税込)
◎掲載メンバー(計16名)※下線は今回初登場者
(専科)轟悠・愛月ひかる
(花組)
柚香光・華優希・瀬戸かずや
(月組)珠城りょう・美園 さくら・月城かなと
(雪組)望海風斗・真彩希帆彩風咲奈
(星組)礼真琴・舞空瞳
(宙組)真風 涼帆・星風 まどか・芹香 斗亜

2.宝塚スター卓上カレンダー
◎発売日 11月15日(金)
◎規格 A5判/13枚(表紙とも、片面仕様)
◎価格 1,300円(税込)
◎掲載メンバー 宝塚スターカレンダーと同一です。
※宝塚スターカレンダーと同じ写真となります。


3.宝塚卓上カレンダー
◎発売日 11月15日(金)
◎規格 A5判/13枚(表紙とも、両面仕様)
◎価格 900円(税込)
◎掲載メンバー(計24名)※下線は今回初登場者
(花組)水美舞斗・優波慧・綺城ひか理※・飛龍つかさ・帆純まひろ聖乃 あすか
(月組)夢奈瑠音・蓮つかさ・暁千星・風間柚乃
(雪組)朝美絢・永久輝せあ※・綾凰華・縣千・彩海せら  
(星組)瀬央ゆりあ・紫藤りゅう※・天華えま・極美慎
(宙組)桜木みなと・和希そら・留依蒔世・瑠風輝・鷹翔千空

4.宝塚ステージカレンダー
◎発売日 11月15日(金)
◎規格 A2判/13枚(表紙とも、リング式・両面仕様)
◎価格 1,650円(税込)
◎掲載メンバー(計28名)※下線は今回初登場者
(専科)轟悠・華形ひかる・凪七瑠海愛月ひかる※
(花組)柚香光・華優希・瀬戸かずや・水美舞斗
(月組)珠城りょう・美園さくら・鳳月杏・月城かなと・暁千星
(雪組)望海風斗・真彩希帆・彩凪翔・彩風咲奈・朝美絢・永久輝せあ 
(星組)礼真琴・舞空瞳・瀬央ゆりあ
(宙組)真風涼帆・星風まどか芹香斗亜・
桜木みなと・和希そら・瑠風輝

5.宝塚パーソナルカレンダー(全11種類)
◎発売日 11月22日(金)
◎規格 B4判/8枚(表紙とも)
◎価格 700円(税込)
◎発売メンバー ※下線は今回初登場者
(専科)轟悠・愛月ひかる
(花組)柚香光・瀬戸かずや
(月組)珠城りょう・月城かなと
(雪組)望海風斗・彩風咲奈
(星組)礼真琴
(宙組)真風 涼帆・芹香 斗亜


6.宝塚パーソナル卓上カレンダー(全6種類)
◎発売日 11月22日(金)
◎規格 15cm×15cm/13枚(表紙とも)
◎価格 700円(税込)
◎発売メンバー ※下線は今回初登場者
(専科)轟悠
(花組)柚香光
(月組)珠城りょう
(雪組)望海風斗
(星組)礼真琴
(宙組)真風涼帆


7.宝塚ポスターカレンダー(全6種類)
(本商品はキャトルレーヴ各店および通信販売での限定販売商品となります。)
◎発売日 11月22日(金)
◎規格 A3版/1枚(両面仕様)
◎価格 500円(税込)
◎発売メンバー ※下線は今回初登場者
(専科)華形ひかる・凪七瑠海
(月組)紫門ゆりや鳳月杏
(雪組)彩凪翔

(星組)天寿光希


※専科の愛月ひかるは星組へ(2019年11月1日付)、花組の綺城ひか理は星組へ(同11月25日付)、雪組の永久輝せあは花組へ(同11月11日付)、星組の紫藤りゅうは宙組へ(同12月23日付)、それぞれ組替えいたします。




  • スターカレンダー、パーソナルカレンダーの発売により、ひとつわかった人事。花組の2番手男役は、瀬戸かずや[exclamation]そっかぁ、花も星も95期のワンツーにはならない…ということですね[ひらめき]
  • ポスターカレンダーは、6名…と大幅にメンバーが減った[バッド(下向き矢印)]このまま立ち消えてしまったり…しないよね[exclamation&question]
  • 卓上メンバーは、各組新公主演済者が追加…のはずが、天飛くんだけ、入らなかった…か…無念[爆弾]
  • ステカレは、バウ主演者まで入れた…というのはわかるんだけどさ…愛するしどりゅーの今後に不安が…いや、応援してるよぉ~[揺れるハート]

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ブックマーク発売! [┣宝塚情報]

今年も恒例のブックマークが発売される。


8月23日発売。全45種、1枚510円[ぴかぴか(新しい)]

メンバーは下記の通り。


(専科)轟悠、華形ひかる、凪七瑠海、愛月ひかる
(花組)明日海りお、瀬戸かずや、水美舞斗、柚香光、優波慧、綺城ひか理、飛龍つかさ、聖乃あすか、華優希(月組)紫門ゆりや、鳳月杏、珠城りょう、月城かなと、夢奈瑠音、蓮つかさ暁千星、美園さくら、風間柚乃(雪組)望海風斗、彩凪翔、彩風咲奈、朝美絢、永久輝せあ、綾凰華、真彩希帆、縣千
(星組)紅ゆずる、寿光希、麻央侑希、礼真琴、瀬央ゆりあ、綺咲愛里、紫藤りゅう、天華えま、極美慎
(宙組)真風涼帆、芹香斗亜、桜木みなと、和希そら、瑠風輝、星風まどか


3月に発売されたポケカレ(メンバーは、ポケカレとブクマ同一なので、同じ軸で見ています。)から、退団者が減り、トップ娘役に就任した華ちゃんが増えただけ…ということで、4名減…か…[バッド(下向き矢印)]ブクマの時期にメンバーを選定しているんでしょうかね、これは。
専科が4、花組が9、月組が9、雪組が8、星組が9、宙組が6…またまた宙組が少ない布陣ですね…[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]次回ポケカレの時は、ひっとん以外にも102期が入るかな[exclamation&question](宙組101期のこってぃは当確として…)



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「アルキメデスの大戦」 [┣本・映画・テレビその他エンタメ紹介]

映画「アルキメデスの大戦」を見てきた。
原作は全然知らず…どんな話かもよくわからないまま見たが、めちゃくちゃ面白かった。


1933年。まだ、太平洋戦争に突入する13年も前の話。
山本五十六(舘ひろし)が喝破するように、既に巨大戦艦同士の海戦の時代ではなかった。バルチック艦隊を破ってから30年近く経過している。山本は、空母+艦上戦闘機を戦闘の主力になると考えている。そのために、戦艦の新造を阻止する切り札として、数学者の櫂直(菅田将暉)をスカウトする。戦艦建造派VS阻止派の激しい攻防。数学の天才とはいえ、戦艦のことなど何も知らない櫂が、様々な情報をベースに戦艦建造のノウハウを数式に組み立てていく。それが面白い。
なにしろ、数式なんて英語以上に全然わからないので、「え、それ違うのでは[exclamation&question]」とか無駄な知識が邪魔することなく、100%楽しめた。


この映画の中で、巨大戦艦建造は回避された。しかし、エピローグで、戦艦大和が登場する。
なんでそうなるー[exclamation&question]
真珠湾攻撃は、空母+戦闘機で勝利したのに、なぜ戻る[exclamation&question]


続編もぜひ作ってほしい。なぜを知りたい。
それにしても、田中泯(造船中将平山役)の存在感がすごかった。


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「明日もう君に会えない」観劇 [┣演劇]

「明日もう君に会えない」


作・演出:倉本朋幸(オーストラ・マコンドー)
音楽:古賀小由実
照明プラン:若原靖(リジッター企画・LICHT-ER)
照明オペ:佐藤佑磨
音響プラン:池田野歩
音響オペ:小林勇太(T.C.O.C)・栗原カオス
衣装:梶山ゆみ乃
演出助手:三宅里沙
舞台監督:西廣奏
写真:ナカムラヨシノーブ
宣伝美術:東福寺基佳
プロデューサー:山口ちはる
企画・製作:制作「山口ちはる」プロデュース


女性がプロデュースして、女性だけが出演している作品なので、当然女性が作ったものだと思っていた。


キャパ130席と書いてあるが、舞台上に水が張ってあったため、前方席と舞台の間隔をあけてあり、おそらく席数は少なくなっていると思う。100席弱かな[exclamation&question]
このサイズの劇場の場合、携帯電話の電源OFFが死活問題なので、前のめり関連のアナウンスなどは、なかった。
さて、私が観に行った日、演劇の場所には珍しく、客席は男性に占められていた。女性はたぶん、5人もいなかったのではないだろうか。圧倒的にマイノリティ状態の客席で、舞台の内容は、「堕胎が禁じられた社会において、不用意に妊娠してしまった高校生の女の子の物語」だったため、けっこう、辛かった。
そもそも、水を張った舞台で、白い服(オフホワイト)の女の子たちが、水の中に横たわったりするので、まず、「透け」が気になる。肌が透けて見えたりはしなかったが、とにかく、芝居以外のことが気になるってしまうのは、ちょっとなー[バッド(下向き矢印)]と思う。


それだけじゃなく、産婦人科医(原田樹里)が、ヒロインのなつ(田中怜子)を診察するシーン、インナーをちゃんと身に着けているとはいえ、水の中に寝転んで、両足を開かせる…というのは、小劇場の距離感で、最前列からほぼ男子ばっかり…という客席では、なんか、胸が苦しくなる。
舞台上に水を張っているというのは、想像以上に、エロティックな何かがあった。いい意味でも、悪い意味でも。


さて、この作品は現代日本を舞台にしていると思われるが、唯一、前提として、「理由の如何を問わず人工妊娠中絶が法律で禁止されている」という世界になっている。にもかかわらず、女性の身体を守るための避妊法は、今の日本と同じレベルしか存在していない。
こんな理不尽な話はないが、昨今、出生率を気にする国会議員さんの発言を聞くにつけ、このようなおそろしい法律ができることも、荒唐無稽には思えない。…という意味では、今、という時期に相応しい作品だったのかな、と思う。
中絶が法律で禁止されている…ということは、プロの産婦人科医が中絶手術を行うことはない、ということだ。当然、命の危険を感じながら、もぐりの医者に行くか、泣く泣く出産するしかない。理由の如何を問わず…ということは、レイプされた結果だとしても…。一応、里親制度は活用されているらしいけど。


最初、キラキラと輝いていた高校生(だと思う)4人組、なつと、さき(田中文乃)、あかり(西野凪沙)、わか(朝倉ふゆな)。しかし、なつは誰にも言えない秘密を抱えていた。3年前の水害で両親を失くして以来、同じような被害に遭い、仮設住宅に暮らす人々のボランティアに参加していたなつは、名も知らぬボランティアの若者と一度限りの関係を持ち、妊娠していたのだった。
勇気を出して、産婦人科を訪れたなつ。
そこには、望まない妊娠をして、出産間近となった看護師見習い(石川久絵)が働いていて、長年妊娠を望んできたようやく妊娠した女性(でく田ともみ)が通っている。さらに、法律で禁じられていると、何度言っても、中絶を望んできかない横道(斎藤千晃)も時々やってくる。
そんなこんなしているうちに、あかりが妊娠したらしい…という事件が起き、一人悩んだあかりは、自殺してしまう。あかりと特に親しかったわかは、心の平安を失ってしまう。
なつは、彼女をずっと守り続けてくれた姉(加藤夏子)とも、一時険悪な雰囲気になるが、最終的には、出産することを決意して芝居は終わる。


なつが出産を決意したひとつの原因に、女医の言葉があった。
かつて、複数の男性からレイプされた女性が妊娠した時、法を破って中絶手術を行った。そうしたら、その女性は、子供を失ったことに耐えられず、自殺してしまった。だから、私は、どんなことがあっても、ここを訪れた女性たちを出産させる…と彼女は語る。


「山口ちはるプロデュース」と書いてあったので、私は、てっきり、山口ちはるという女性がこの作品を書いたのだと思って観劇していた。なので、芝居がこのフレーズに到達した時、こんな芝居を書く女性がいるのか、と愕然とした。
あとでよくチラシを見たら、脚本・演出は男性だったので、今は、少し安心している。


レイプされて妊娠した女性が自殺した時、自殺の原因を中絶による喪失感に求めるとか、ちょっと、ありえない[むかっ(怒り)]
そして、多くの女性たちが、出産するかどうかの選択ができないディストピアで、今しかない人生をキラキラ生きるとか、マジ、殴るぞ、オイ[exclamation]というストーリー。
そして、舞台に張られた水。夏とはいえ、足首まで水に浸かって、時に、水の中に身体も浸かって、薄着に裸足で芝居をする若い女性たち。公演期間は、小劇場には珍しく2週間もあり、1日2回公演とかも多い。
大丈夫か[exclamation&question]
冷えは女性にとって大敵だし、夏場の公演、特に塩素臭もなかったが、衛生面は大丈夫なのだろうか…と、余計な心配をしながら見てしまうこと自体、たとえ大丈夫だったとしても、女性に優しくない舞台だ。


出演者が好演なだけに、彼女たちが、この作品に対して、ホントのところ、どう感じているのか、聞いてみたい。
ディストピアを描くのなら、だからこそ、性における男女のこの不平等について、日本はどれだけ後進国であるか、ということを啓蒙するような舞台にできないものか。
それでなくても、緊急避妊薬を簡単に買えないとか、女性が主体的に行える避妊具がほとんど未許可とか、世界的に見て、女性の自主性がまったく無視された、ありえない状況なのに、さらに中絶禁止国家にした上で、女性たちが普通にそれを受け入れている物語って、演劇として何がしたいの[exclamation&question][むかっ(怒り)][爆弾]


あと、本作では、女性の妊娠と出産に視点を集めすぎたためか、それ以前の物語が非常に希薄だったりする。不妊治療の果てにようやく妊娠したのに流産してしまった女性はともかく、あとの、独身なのに妊娠してしまった4人の女性については、あかり以外、相手の男性との距離感が見えてこない。
いや、どんな距離感であっても、妊娠する時はしてしまう…というのは、その通りなのだが、少なくとも、「産む」という決断への移行には、相手の男性との距離感が大きく影響しているはずだ。あかりだって、ノボルが前向きだったら自殺しているはずがない。
にもかかわらず、この芝居では、「産む」ことを女性にすべて委ね、芝居の外側でヒトゴト顔をしているのが、男性だ。それは、そのまま、作・演出家の姿勢にも思える。
女の子はいつだって、命懸け、それがすごいよね~[ぴかぴか(新しい)]
とか、外側で言ってんじゃねーよっ[むかっ(怒り)]


純粋に舞台演出のことを言うと、水を使ったために、登場人物が、動き回りながらセリフを言ったり、セリフを交わしているのに、お互いを見ないで同方向に向かって歩き続ける…という行動に違和感がない、とか、白い舞台面に水…というだけで、照明の変化が無限に作れて、そのたゆたう柔らかな光が、若い女優を照らして、本当に女優って美しい生き物だな~と思えた、とか、については、全面的に褒めておきたい。
そして、出演女優の皆さん、本当にお疲れ様です。皆さんのお芝居には、ただもう感服するのみです。


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