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秋デリ「月の子」上映会 [┣Studio Life]

Studio Life Autumn Delicatessen 2019『秋デリ!』
クラシカル作品上映会「Moon Child~月の子~」(2004年版)


最後までタイトルが発表されなかった、クラシカル作品上映会。
でも、けっこう「月の子」じゃないか…という噂は流れていました。
…で、同じクラシカル上映会でも「白夜行」は、かなり詳細なストーリーを覚えていたのに、「月の子」は、新作を見るような気持ちで鑑賞した。そもそも原作マンガを知らずに観劇し、そのまま原作を読まずに終わったせいかな[exclamation&question]


この作品は、我らがおいちゃん(及川健)が、ベンジャミン(ジミー)をシングルで演じ、その他のメンバーがWキャスト…という貴重な作品。記憶にあったのは、ベンジャミン(変身後)がやたら綺麗だった…(特にロン毛金髪が素晴らしかった[黒ハート])ということと、セツが切ないな…ということだけ。役名は“セツ”だけ覚えていた。


ストーリーは、できれば、こちらのマンガを読んでください。めっちゃ、説明しづらいSFです。



月の子 全13巻完結(花とゆめCOMICS) [マーケットプレイス コミックセット]

月の子 全13巻完結(花とゆめCOMICS) [マーケットプレイス コミックセット]

  • 作者: 清水 玲子
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • メディア: コミック


「月の子」(人魚)であるベンジャミン(及川健)は、一族であるショナ(高根研一)との間に子をなすべきところ、人間のダンサー、アート(岩崎大)に拾われ、ジミーという少年して生活を始める。が、だんだん彼に愛情を感じるようになってしまう。そして、満月の夜、美しい女性に変身した彼を、兄のティルト(小野健太郎)、セツ(船見和利)が追う。そして、ティルトは、ギル(伊藤高史)という青年の身体を乗っ取って、ベンジャミンを殺し、セツにショナの子を産ませようとする。


どうしても説明しようとするとこうなるんだけど、これだと、ティルトやセツの思いは伝わらない。
三兄弟のキャラクターとして、ベンジャミンは女性化して卵を産む運命、せつはベンジャミンが死んだ場合に女性化するスペア、そしてティルトは女性化しない。ティルトはセツを愛し、セツはショナを愛し、ショナはベンジャミンを愛し、ベンジャミンはアートを愛し、アートはベンジャミンを少年だと思っている…というめっちゃ一方通行愛が重なる。(ティルトはギルとなってから、リタという女性から盲目的な愛を捧げられているしね)


そういうSFと、チェルノブイリ原発事故という事実が不思議に融合するマンガで、正直、これをよく舞台化したな~、いやむしろ、する気になったな~と思った。
倉田さんによると、この「月の子」と「白夜行」「死の泉」は、“苦しみ三部作”なんだそうです。
どちらも超大作で、観る方も“苦しみ三部作”だったかもしれないですが(笑)


映画終了後に、石飛さんと及川さんによるミニトークショーがありまして。
あいかわらず、可愛らしいおいちゃんでした[黒ハート]
でも、発言は、相変わらずドSで攻め攻めなんだわ[るんるん]
秋デリの販売品に、「デザインがな…」って言っちゃったり(笑)
こういうイベントで、年に一度でも、おいちゃんの姿を見られるのは、幸せなことです。


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