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宝塚花組大劇場公演 [┣宝塚観劇]

星組に続き、花組も大劇場公演を観劇しました。


20190916-5.jpgこれまで、しばらくの間、大劇場ロビーのお花は、公演を意識しているのか、そうではないのか、よくわからないことが続いていたが、今回は、公演にちなんだデコレーションのようです。


しかし、薔薇がでかすぎて、同行の友人K様は、「薔薇というより、ラフレシア」と呟いていました…サイズ感って大事…[ひらめき]


では、大劇場公演「A Fairy Tale/シャルム!」の感想を、恒例により、箇条書きで。


・「A Fairy Tale」には、"青い薔薇の精"というサブタイトルがついている。"薔薇"を漢字で書くと退団公演…というジンクスはいつから始まったのだろうか。私の記憶では、観ていないけど、1987(昭和62)年の花組公演「あの日薔薇一輪」で、高汐巴・秋篠美帆が退団した辺りかな…と思っているのだが[あせあせ(飛び散る汗)]


・作・演出の植田景子先生は、「THE LAST PARTY」(2004年)で、研2の明日海りおに、公園の学生という役を与えた人だ。ラスパは宙組からの続演で、宙組では、中堅の珠洲春希が演じていた役。ちょっとぶっきらぼうなキャラクターが似合っていた。それを明日海が演じたことで、月組のラスパは、宙組とはまったく違った色を持つ作品になった。スコット・フィッツジェラルドにとっての「微かな希望の光」の象徴としての青年…彼が投げるフットボールの力で、スコットは生き、書くことができた。研2の明日海にとって、植田景子先生と公園の学生役は、男役・明日海りおの方向性を決定づけた作品になった、と私は思っている。その景子先生が、15年後の明日海に書いた最後の役が、薔薇の精…[exclamation]


・前回の「ハンナのお花屋さん」で、人間の男性としての集大成は書いてしまったのかな、景子先生的には…。準トップ時代を含めたら、大劇場の主演を務めるのは、12本目となる明日海なので、もはやどんな役が来ても完璧に演じられるのは間違いない。私は、男役トップのサヨナラ公演は、しばらくは再演など考えられないような作品がいいな…と思っているので、明日海りおにしか演じられない役…と考えると、このような役でのサヨナラは、男役の個性の発露としては、よいことなのかな…と思った[黒ハート]


・実際、ここ数年の景子先生の作品の中では、一番面白いと思った。「クラシコ・イタリアーノ」以来、長いトンネルだった…[バッド(下向き矢印)]誰からも納得してもらえる作品ではないかもしれないけど、トップスターの魅力を伝えることが、宝塚歌劇の使命だ…という点には立ち戻っている[ぴかぴか(新しい)]


20190916-2.jpg・明日海演じるエリュと華優希演じるシャーロットの出会いの場面、子役に演じさせずに、二人に演じさせることで、50年の物語がしっかりと繋がっていた。こういう二人一役、三人一役のような使い方は、成功作とは言えなかった「舞音」での経験が生きていると思う[ひらめき]


・謎の貴婦人という役を演じた乙羽映見が、大輪の花の様な美しさ。まさに有終の美となった。明日海りお花組大劇場デビュー公演となった景子先生の「愛と革命の詩」(2013年)で、死刑判決を受けた若い娘の役を演じ、存在感を残した乙羽が、ここまでの大役で卒業していくんだな…という感慨に浸った。そういえば、景子先生の「近松・恋の道行」(2012年)では、柚香光と一緒に文楽の人形振りを演じ、手も足も出ない感じだったこともあったっけ。いつの間にか、大好きな娘役さんになっていたので、残念ではあるが、活躍は素直に嬉しかった[揺れるハート]


・華のヒロイン感がハンパない。芝居心のある娘役なので、これからの成長を楽しみにしている[るんるん]


20190916-4.jpg・公演カクテルは、すごく毒々しい感じ。美しいものは、身体に悪いんだろうな[爆弾]


・ショーは地底で繰り広げられる妖しいムードのショーで、この手があったか[exclamation]と、膝を打った[手(グー)]


・後半は、涙なくしては観られない場面の連続で、ファンの皆さんは、大丈夫なのだろうか、と思った。(byそれほどのサヨナラ公演に恵まれなかったファン)[むかっ(怒り)]


・東京公演は、チケットが厳しいので、ひとつひとつの場面を見納めの気持ちで堪能した。みりお、あと2ヶ月か…最後まで宝塚を楽しんでください[かわいい]


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