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参議院選を振り返って [┣かんがえごと]

参議院選挙が終わった。
参議院選挙は、衆議院選挙と違って政権交代に直接関係がない選挙なので、衆参W選挙とかでもない限り、投票率は高くない。でも本当に今回の投票率は低かった。国政選挙で50%を割るというのは、さすがになかなかない。
これには、有権者の年齢を18歳に引き下げたことも大きく作用しているようで、年齢別投票率を見ると、19歳の投票率が特に低くて、なんと28%ほどだったそうだ。(18歳も34%くらい)
これって、ただ「選挙に行こう」と言うだけじゃ、ダメなんじゃないか…という数字だと思う。
大人の低投票率は、行こうと思えば行けるけど、あえて行かなかった人が多かったと考えられるが(だって過去にはもっと投票率が高かったわけだから、その時は行ってた人が今回行ってないってことだもんね)、18歳、19歳に関しては、初めての国政選挙、もしかして、投票方法がわからないとか、投票所を知らないとか、投票所入場整理券が送付されてきたのに、気づいてないとか…あとは大学生で住民票を移転してなくて、わざわざ実家帰って選挙なんかしないわ…みたいなことも多いかもしれない。
低投票率については、我々大人が、若者の投票行けなかった理由をしっかりヒアリングして、行こうと思えば投票に行ける人が増えてくれるようにしていかなきゃな~と、それには、国も民間も関係ないな~と思う。一般人の私も、できることをやっていきたい。
投票率って高ければいいわけじゃないとも思う。
旧ソ連とか、めっちゃ投票率高かったと聞いたことがある。だから投票に行かない自由があるって素敵なことだ。
でも、せっかく、国政に参加できるチャンス、できれば、意志を表明してほしい。「棄権」は「反対票」ではない、「現状をまんま肯定する」意味だということを理解してほしい。
つまり、今回の選挙に棄権した方は、「安倍自民党を中心とする連立政権」に今後も政権を委ね、一連の不祥事については、特に問題なしと考え、とはいえ、今すぐ憲法改正したいってほどでもない…まあ、そんな感じのご意見なのでしょう。


そして、これが、今回の選挙における民意とも言える。
まあ、日本人らしい落としどころだという気もしています。


とはいえ、与党は本当に勝ったのでしょうか[exclamation&question]
新聞は、勝ったと書いています。なぜなら、安倍首相が、事前に、勝敗ラインを「過半数」と言っていたから。
でも、新聞、これを検証してなかったんですよね。事前に検証してないから、与党で「過半数」取ったので、与党勝利と書いている。
私は、これ、おかしいと思っている。


なぜなら、今回の選挙、安倍首相は、各地で下記の2点しか演説していない。
[1]憲法改正について、議論を開始する[ひらめき]
[2]民主党政権はひどかった。あの頃にもどしてはいけない[むかっ(怒り)]


ということは、今回の選挙、「憲法改正、待ったなし」であるかどうかが争点のひとつだったと言える。
これに対して、参議院における与党の勢力は、憲法改正発議に必要な、2/3を達成できなかった。また、自民党単独では参議院の過半数に到達しなかった。与党とはいえ公明党は、憲法改正の内容について必ずしも安倍首相と同意見ではない。
つまり、民意がこの数字であるならば、安倍首相にとって、これは「敗北」なのだ、と思う。
(特に、自民党改憲草案をまとめた礒崎陽輔議員が落選したことは、自民党草案自体が民意に沿わないと考えちゃだめだろうか[exclamation&question]


まあ、もちろん、敗北といっても、差はごくわずか。
これから、この差をひっくり返すために、自民党は、懐柔工作を仕掛けてくるだろうし、一部野党にアプローチをして、2/3を超えようとしてくるかもしれない。そうしたら、時間を置いて、やっぱり勝利になってしまうのかもしれない。
これまで、そうやって民意は踏みにじられてきたからね。


あと、れいわ新選組の戦略は、すごいと思った。マジで。
今後に注目していきたい。


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