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宝塚宙組東京公演「オーシャンズ11」観劇 [┣宝塚観劇]

ミュージカル
「オーシャンズ11」


脚本・演出:小池修一郎
作曲・編曲:太田健
編曲:青木朝子
指揮:塩田明弘
振付:御織ゆみ乃、若央りさ、桜木涼介、AYAKO、SHUN、鈴懸三由岐
擬闘:六本木康弘
装置:大橋泰弘
衣装:有村淳
照明:勝柴次朗
音響:大坪正仁
小道具:今岡美也子
歌唱指導:KIKO、堂ノ脇恭子
映像:奥秀太郎
イリュージョン:北見伸
ジャグリング指導:リスボン上田
ヨーヨー指導:長谷川貴彦
演出補:田渕大輔
演出助手:竹田悠一郎
装置補:稲生英介
舞台進行:香取克英


再々演の「オーシャンズ11」は、宙組。
この作品、男役に限っていえば、ダニー・オーシャンと10人の仲間+敵役のテリー・ベネディクト、やりがいのある役が12もある。
その中で、役の大小があまりない…というか、2番手はラスティでもいいし、テリーでもいい。それ以下の配役も番手順にどう…と決まっているわけでなく、適材適所に配役できるし、その適材適所に合わせて、微妙に登場シーンを増減出来たりもする。さらに、番手を誤魔化すようなことも可能だったりする。
過去、2回の「オーシャンズ11」でも、絶妙な適材適所公演になっていた[ひらめき]


今回の「オーシャンズ11」では、2番手役のラスティと同じ位大きな役であるテリー役を95期の桜木みなとが演じ、単時3番手として存在感を示し、退団する上級生の澄輝さやと蒼羽りくの2人にも活躍の場面を与え、誰もが輝く舞台を提供している点、さすが小池先生らしい気配りだな~と思った。
男役がスーツでかっこよく揃う場面など、宙組らしい現代的でスタイリッシュな雰囲気が堪能でき、満足[黒ハート]1幕のラストは、もう圧巻[ぴかぴか(新しい)]でした[exclamation×2]


その一方で、トップコンビの恋愛劇という観点からこの作品を観ると、宙組トップコンビには、あまり似合っていない演目なのかな…という気がした。
ダニーとテスって、ちょい悪オヤジと女子大生…という年の差カップルだったのよね。
そのオッサン感をかつてのダニーたち(柚希礼音・蘭寿とむ)は絶妙に出せていたのだけど、真風涼帆は、青くささが魅力の男役だと、私は思う。この人には、世間ズレした「ちょい悪」とか、一番やってほしくなかった。
一方の星風まどかは、たしかに真風とは、年の差あり・身長差ありのコンビではあるが、この手のステレオタイプブロンド美女をやらせるのは惜しい…というか…。テスは決して頭の弱い女の子ではない(←役の設定)んだけど、結局のところ、そういうポジションの役(←テンプレ的性格)なのよね。
ってなわけで、ワリを食った主演コンビ感は否めなかった。
あと、今回のダニーのセリフ回し「〇〇だぁー」ってヤツが、どうも苦手だった。
一方、ラスティ役は、最近の芹香斗亜お得意の役どころで、毎回これかいっ[exclamation]と思わないでもなかったが、それはそれとして、おいしく戴いた。金髪でチャラい芹香には、金を払う価値がある[exclamation×2]ジョンソン先生も、しつこくならない程度に、でも、笑いの質は高く保たれていて、満足度が高かった。
テリー役の桜木は、すごい色黒で、化粧が濃かった…[あせあせ(飛び散る汗)]というか、塗りつぶしたようなもみあげが、大空さんを思い出した(笑)
2幕のダンスシーンは、身長差のある真風桜木だったので、入れ替わりがあり得なさ過ぎて、ちょっと笑ってしまった。すみません…[あせあせ(飛び散る汗)]でも、ベネディクト一味(?)の団結力は素晴らしかった。囚われのウッズ夫妻も含めて。愛白もあちゃんは、パンツスタイルとお団子ヘアが似合っていた[るんるん]最後にこの役を与えてくれて、小池先生、ありがとう[黒ハート]
そして、ライナス役の和希そら。新公学年の若い子ということではなく、芝居の力で未熟な青年・ライナスを自分のものにしていた。地下鉄でのライナスのナンバーは、超かっこよかった[ぴかぴか(新しい)]


ソール役の寿つかさと、ルーベン役の凛城きらオジ・パワーには脱帽だったし、純矢ちとせダイアナは、余裕の大迫力[exclamation]あと、マイク役の留依蒔世の歌声が心地よかった[ぴかぴか(新しい)]


(チケットがなくて1回しか観劇できず、目が足りなかったです。退団のあっきーやりくちゃんも十分に観ることができず、無念でした…。でも、チケ難は、宝塚的には良いことですよね[ひらめき]


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