SSブログ

宝塚雪組大劇場公演 [┣宝塚観劇]

久しぶり大劇場に行ってきました。ムラには、半月ぶりなのですが、前回は、ちなつちゃんのDSをWで観たため、大劇場に行く余裕がなかったんですよね。


薔薇.jpg「ベルサイユのばら」は、まだ美しく咲いていました[かわいい]


では、始まったばかりの大劇場公演「壬生義士伝/Music Revolution!」の感想を、恒例により、箇条書きで。


・ネットの感想は色々あれど、「壬生義士伝」、私は、好き[黒ハート]


・まず、ベテランの味の出た場面転換。日本もの作品らしく、セリフと短い音楽でスパッと次の場面に移る間がすごくいい。雪組生のセリフの上手さも相俟って気持ちよく観ることができる。


・たしかに新選組を舞台にした作品なので、娘役の出番が少ないという残念さはあるが、華やかな場面を冒頭に持ってきたりして、出来る限りの工夫はされていたと思った。


・そして、男役に関して言えば、適材適所。私にとっては、ベストな配役で、とても楽しかった。特に、永久輝せあの沖田総司は、単品でよし、朝美絢演じる斎藤一とのコンビネーションもよし、良い子すぎず、悪魔すぎず、石田先生、よくぞ…という沖田だった。石田先生は、「誠の群像」でもそうだったんだけど、沖田に、自分達は地獄に落ちるって言わせるのが好きで、「誠の群像」の時は、綾凰華の沖田は地獄に行きそうもなくて、そうなのかな…と思っていたが、永久輝の沖田は、十分地獄に行けるほどのことはしてそうだ。って、褒めてるんですよ、分かりづらいかも…ですが。


・斎藤役の朝美は、明治時代の警官姿もカッコいいし(悪・即・斬!もやれそう[るんるん])、新選組時代の、血気に逸る強い男もいい。斎藤を演じている時は、小柄なのが気にならない。オーラかな[exclamation&question]


・近藤(真那春人)や土方(彩凪翔)もいつもとは違ったキャラクターで、それぞれステキに演じられている。ぶっきらぼうなのに、めんどくさがり屋なのに、ちゃんと隊員のあれこれを繊細に回収してまわる土方が、これまで観てきた土方像とは全然違うのだが、これもまた素敵だな~と思える。


・吉村(望海風斗)と大野(彩風咲奈)の友情が、そのまま、息子(彩海せら&綾)の代にも同じように続いているところとか、大野の下男、佐助(透真かずき)が長年に亙り、本当にいい仕事をしていたり、最後ににぎりめしを自らにぎろうとする大野の姿とか、マジ泣く…[もうやだ~(悲しい顔)]武士にとってのにぎりめしと忠義の関係…どうしたって三島由紀夫を想起させるようなあのシーン、彩風があの場面で描き出したものの大きさに震えた。辛抱役ではあるが、どの場面も大野の人間としての大きさをうかがわせて、これはよい役だし、さきちゃんが、さらによい役にしているな…と思った。


・松本(凪七瑠海)は、吉村の死後、十数年を経た時代から回想し、説明する役どころ。新選組の健康診断を行っていて現在は軍医。現在と過去を繋ぐキャラクターなので、着替えは大変かもしれないが、過去シーンにも出てくれると、より、伝わった…というか、写真撮る場面は、居なきゃダメだったと思う。


・主人公である吉村貫一郎の生き方は、私には、よくわからない。脱藩して新選組に入り、仕送りする大義名分を持つことが、腕を上げようと京に上って人を斬り続けている人々とどう違うのか、どちらも、あの時代の生き方としては、仕方なかったとしか思えないし。ただ、どんなに強くても奢らない実直な姿が、多くの人に愛されたんだろうな…と思った。そして、守銭奴のようにふるまうことが、一種の緩衝材になって、強くても恨まれなかったのかもしれない。


・一応、原作のある作品とはいえ、最後まで語るのは、まだ早いだろう。だから、全部は書けないけど、最後まで、見ごたえのある、雪組ならではの日本もの作品だった。


看板.jpg・劇場横の看板、花組トップ娘役が華ちゃんになってました[黒ハート]


・ショーは、中村B先生らしいショー。


・それぞれのスターにちゃんと見どころがあって、楽しく観ることができた。


・望海と凪七が、「これからもずっと…」みたいな歌詞で歌い踊る場面は、うるっと来た。同期っていいね。


・というわけで、大満足の大劇場公演だった。


・なんか巷では、(私のTLだけ?)お芝居が不評な気がするが、もし、気に入らないなら、私にチケットを譲ってほしいと思います[わーい(嬉しい顔)]


nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:演劇

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。