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ケ・セラ・セラ [┗エンタメへの想いとか薀蓄とか]

「めんたいぴりり」の中で、ゆうひさん演じる花島先生が歌う「ケ・セラ・セラ」という楽曲、1956年公開の「知りすぎていた男」という映画の主題歌で、ヒロイン役のドリス・デイが歌い、ヒットした。
「Que Sera Sera」と書き、スペイン語らしいのだが、文法的にもおかしいし、スペインで使用されたフレーズでもないらしい。アメリカ製スペイン語みたいなものかな[exclamation&question]


まあ、それはともかく。
ゆうひさんは、舞台上で、日本語と英語でこの歌を歌う。
同時に両方を聴くので、どうしても違いが気になってしまった。


歌詞なので、必要な部分だけを引用して、話を進めます。


日本語版の1番で、ママに聞いたのは、
「美しい娘になれるでしょうか」
一方、英語版の1番では、
「Will I be pretty, Will I be rich」


もちろん、英語と日本語では文節の数が違うので、日本語の方が表現できる内容に制限があるのですが、"美しい娘になれるでしょうか"は、文字数使い過ぎなので、"rich"を盛り込む余地はいくらでもあるような…[あせあせ(飛び散る汗)]
(“Here's what she said to me”という部分をカットしてるので、倍の尺が使えたため)


そこで、私が思ったのは、この歌詞を書いた方(※音羽たかし)は、とても美しい娘に成長した場合、玉の輿に乗れるから、そこは省略してもいいんじゃないか、と考えたのかもしれない…ということでした。


1956年のアメリカの女の子は、“綺麗”と“金持ち”を別の概念として語り、日本の女の子は、“金持ち”は、“綺麗”の帰結と伝えられる…なんかなぁ[爆弾]
(女の子が自ら金持ちになるという選択肢は、想像もできなかったんでしょうね…[バッド(下向き矢印)]


日本では、ペギー葉山さんがいち早くこの歌を歌い、その時に、キングレコードのディレクター、牧野剛氏が訳詞したのが、この、“美しい娘になれるでしょうか”。ペギーさんは、「ドレミの歌」では作詞(訳詞)をしている。ペギーさんだったら、どんな風に訳しただろうか[exclamation&question]
※音羽たかしは、キングレコードのディレクターが録音に当たって訳詞(作詞)をする場合の共通ペンネーム。「めんたいぴりり」に登場する「情熱の花」も、音羽たかしこと、牧野氏が訳詞を行ったそうです。


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