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劇団メリーゴーランド特別公演vol.5「Spring has come!!」観劇 [┣ミュージカル・音楽劇]

劇団メリーゴーランド
特別公演vol.5
「Spring has come!!~季節の林檎と媚薬を添えて~」


脚本・演出:平野華子、俵ゆり
作曲:内海治夫
音響:長柄篤弘(ステージオフィス)
照明:花木秀行、松下友理子(THEGLEE)
宣伝写真:Kikineko Musik
制作:劇団メリーゴーランド


神楽坂THE GLEEで行われるメリゴ別箱公演は、密室劇という縛りがあるとかないとか。
今回は、いつもの芝居+ショーではなく、芝居+芝居+フィナーレという構成だった。
いやー、密室劇の圧×2終わる頃にはフラフラになっていました~[あせあせ(飛び散る汗)]
でも、心地よい疲労[黒ハート]


第一部 ミュージカルコメディ「囚われの林檎姫」


こちらは、過去に羽良さん&華波さんで上演された作品の再演。
今回は、斎桐真&清花紗海というフレッシュなコンビでの上演。
明日は戴冠式をして女王になる前日、王女としての最後の日にシュゼット(清花)は、誘拐され、塔に閉じ込められた。誘拐したのは、騎士・テオドール()だが、どうも様子がおかしい。
その塔には、この国では絶滅したはずの林檎が1個置いてあった…
という、謎すぎる設定から始まって、物語は二転三転、魔法の力で塔を脱出するという、奇想天外なラストシーンまで、二人の掛け合いに、何度も爆笑してしまった。
いやー、これ、ほんとにおもしろい[exclamation×2]
面白いんだけど、実は、ロッソメーラ王国、ドロドロしているんじゃない[exclamation&question]疑惑も。
だって、前国王の娘であるシュゼットが、王室御用達の魔法使いの血を引いているかもしれなくて…魔法使いの息子であるはずのテオドールが、王家の証、黒髪の持ち主って…
王妃様が、国王ではなく魔法使いと通じていて、魔法使いの妻は国王の愛人だったってこと[exclamation&question]
二人が同性だったら、「取り違えられた」という説もあるけど、さすがに男の子と女の子を取り違えたりはしない。
なんだけど、二人は、親への疑惑は考えず、とにかくシュッゼットの魔法使いとしてのポテンシャルを重視する。魔法を使えない、「魔法使いの息子」の指南により、シュゼットは、魔法の呪文を叫ぶ。
「ぱんぱかぱーん[exclamation]
控えめに言って、清花の「ぱんぱかぱーん」は最高にして最強である。
か・わ・い・い[かわいい]
可愛いは正義である。
この作品、メリゴの新人公演永遠の定番として、何度でも再演されることを希望。なので、詳細にはストーリーを書かない。とにかく、メリゴには林檎がある、ということは、覚えておいて間違いない。
次のシュゼットちゃんは、「ぱんぱかぱーん」以上の破壊力を持つ呪文を考えるんだよ[るんるん]


清花嬢の可愛さは、イケメン・がそこにいるのに、もう、目が離せないレベル。そして、また、ピンクのドレスが超お似合い。このドレス、白いレース部分に薄緑のパイピングテープが付いていて、このさし色の緑がなんとも可愛いのだ。衣装とお揃いのヘッドドレスもめちゃくちゃ可愛い。
激しい格闘シーン[exclamation&question]で、ヘッドドレスの位置がずれたりしたのはご愛敬。
ただ、マントのせいで鬘が微妙にズレたと、ヘッドドレスと一緒に鬘がズレた清花二人並ぶと、二人とも目が隠れてしまって、ちょっと、どうかなーと。美男美女なのに、惜しいでしょ。ま、そんな体当たり感も、新人公演らしい…ということかもしれない。


第二部 ミュージカルロマン「地下室の媚薬 episode0」


第一部の作品は、再演だが、初演は観ていない。
こちらの「地下室の媚薬」は、先行作品も観ている。今回のepisode0は、前に上演した「地下室の媚薬」の前日譚という設定。
地下室で媚薬を売るディーことディーデリック・カイゼル(華波蒼)は、今回も主役だ。
そして、話題をさらった媚薬ソングは、今回も健在だった。
媚薬ソングとは、この店で売っている媚薬のランクについて説明する歌。
レベル1=恋人同士がちょっと愉しむ
レベル2=意中の相手を落とす、但し、相手が自分に好意を持っている場合
レベル3=意中の相手を落とす、但し、相手が自分に関心がない、あるいは初対面の場合
レベル4=意中の相手を落とす、但し、相手が自分を嫌っている場合
レベル5=相手を自分の思い通りにしたい場合
たしか、こんなレベル設定だった気がする…
当然、レベル4とレベル5は、お金があれば手に入れられるものではないし、カウンセリングをしないと売ってくれないことになっている。でも、この店の媚薬のおかげで、政略結婚がうまくいって、国の危機が救われた…ということもあったとか。
そのせいか、媚薬を売ってほしいと、切羽詰まったやって来るしつこい客も、よく来るらしい。
今日のお客は、マリウス・ファン・レーン(月夜見翔)。
媚薬ソングを歌詞だけ一度で完璧に覚えて、まったくメロディーを付けずに歌うのがシュールすぎて、笑い転げた。(お客さん、迷惑です[exclamation×2]
物語が進行していくうちに、このマリウスが、先行作、通称「無印・媚薬」で媚薬を買いに来た、あの女性(羽良悠里)の夫だということが少しずつ分かって来る。そして、二人の緊張するやり取りの背後に、ダフネ・デ・ブラン(妃桜みおん)という女性の影が…。
このダフネ、客としてこの店に来たこともあるし、マリウスとでゅふふ(清花様語録より)な関係にもなったりしているが、さらに謎の正体があったりして、めちゃくちゃ複雑。しかも、劇場の構造上、回想シーンだけにポッと出てくることもできないので、普通にそこに居続けるダフネ嬢。そこに居るのに、異空間な感じが、なかなかシュールだった。
でも、そういう構造がちゃんと理解できるのは、これ、脚本のレベルがめちゃくちゃ高いからだと思う。
(宝塚にもこのレベルの脚本家がいれば…[もうやだ~(悲しい顔)]
そして、これまでのメリゴにはあまりない、でゅふふなシーンもあったりして、ドキドキいたしました。月夜見さん、もっとぐっと迫っていいのよ[るんるん]妃桜さん、まだまだ余裕を感じました[わーい(嬉しい顔)]


最後に、両作品の出演者によるミニ・ショーもあって、すごく楽しい時間でした。
しかし、メリゴさん、男役は、それぞれ別の魅力があって、誰も選べないくらいカッコいいし、娘役も、女の子ってよいなぁ~[かわいい]と思える魅力があるし、作品そのものが媚薬だし。私も舞台からコラーゲンを受け取ってお肌がツヤツヤしちゃいました[黒ハート](持続約一日)←毎日メリゴ観なきゃ…[あせあせ(飛び散る汗)]
⇒(「おうちでメリゴ」もできるのですよ[るんるん]


https://merrygo-tokyo.com/


(勝手に宣伝)


次回公演は9月とのこと。楽しみにしています[exclamation]


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