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「夢の中にきみがいる」 [┣コンサート・スポーツその他のパフォーマンス]

「夢の中にきみがいる」


演奏:藤本えり(ピアノ)、鳥海涼子(アコーディオン)、中津裕子(ベース)、鳥垣優羽(ドラム)


一日だけのコンサート。
11月7日は、越路吹雪さんの御命日…ということで、この日、元タカラジェンヌらでコンサートが開催された。


MCは、最上級生の高汐巴。そして出演者のほとんどが元タカラジェンヌだったこと、越路さんも元タカラジェンヌということで、まず、全員の歌う「すみれの花咲くころ」からコンサートは開始した。


そして、ソロコーナーは、麻乃佳世からスタート[exclamation]歌は、「夢の中に君がいる」。今回のコンサートタイトルのナンバーですね。ベージュのスリップドレスがとてもキュート。そしてお歌も、現役時代より艶のある声が出ていて、とても雰囲気がありました[るんるん]


続いて、同期の初風緑「ろくでなし」。黒系の衣装で、低音をビンビンに響かせて、パンチのある歌いっぷりでした[ぴかぴか(新しい)]


続いて、星奈優里「バラ色の人生」。綺麗だった~[かわいい]ちょっと緊張しているような気がしたが、ゆりちゃんらしい、泣き節が懐かしかった。(薄茶のドレスのスカート部分に薔薇の花が立体的に施されていて、美しかったです)


舞風りらは、「愛の幕切れ」。ゆうひさんや、宝塚の舞台で何度も聴いてきた曲なので、イントロから、おおっ[exclamation×2]と思った。可愛らしい印象のまーちゃんだったけど、引きずるような長さの真っ赤なロングドレス姿で、大人の女な感じ。ドラマチックな歌声に魅了された。


そして、沢希理寿「家に帰るのが怖い」。肩くらいの長さの髪を、片側編み上げて、反対側に多く垂らしたヘアスタイルで、紺のワンピース…だったかな。恋を失くした女性が、恋人の思い出の残る家に帰るのが怖い…という歌。この曲は、たぶん初めて聴いたが、ステキな歌だった[わーい(嬉しい顔)]


続いて、貴澄隼人「ジョリー・シャポー」。トップハットを背中に隠して登場したパンツルック姿がめっちゃ可愛くて。つい半年前まで髭が生えていたはずなのに…可愛い[かわいい]なんとなく、ドラマ「越路吹雪物語」のヒロイン、瀧本美織ちゃんにも似ているような気がして、すごく気持ちを入れて見ていた。歌を続けてほしい人。


そして、輝城みつる「ワン・レイニーナイト・イン・トーキョー」。黒×金のスリップドレス。退団から1年だけど、筋肉がすごくて、きっと鍛えているのね…と思う。髪形はショートなので、そんなに雰囲気は変わっていなかったが、歌声は高い音域を使っていて、新たな魅力。ちなみにこの曲は、いわゆるムード歌謡という分野のナンバーになると思うのだけど、一応、越路吹雪さんの楽曲のひとつです[ひらめき]


で、優ひかる「ユーヌ・シャンソン」。黒のパンツスーツで登場し、現役まんま、といった風情だったが、一応、足元はピンヒール。そして、歌声は、なかなか可愛らしかった。というか、私、ひかちゃんがこんなに長いこと歌っているの、聴いたことなかったな…などと思う。ハクハクする部分もあったが、概ね満足のいく出来でした[グッド(上向き矢印)](←発言が微妙にファン)


そして、上野ようこ「さくらんぼの実るころ」。この方は、元タカラジェンヌではないですよね…。4月にゆうひさんが歌った曲なので、もちろんイントロで、おおっ[exclamation×2]と思いましたとも。赤いワンピースを着てました。


続いて、紗愛せいら「セ・シ・ボン」。可愛らしいワンピース姿。緊張していたと思うが、客席から手拍子が入って、笑顔になったのが可愛かった[かわいい]


ブルーのノースリーブワンピースで登場した藤咲えりは、「私の心はヴァイオリン」を。落ち着いて、美声を披露。現役時代そのままの清楚さで、うっとり。ゆうひさんと同時退団なのに、すごい…[ぴかぴか(新しい)]


1幕ラストは、高汐巴「ジジラモローゾ」。ちょっと芝居仕立てのような歌いっぷりで、貫禄十分のペーさんでした[ぴかぴか(新しい)]


第1部は、全員が1曲ずつソロを歌うという平等な構成だったが、第2部は、学年とか現役時代の立場で少しずつ待遇に差ができている。ま、それは、当然だと思うものの、2曲歌う人しか自己紹介できなかったのはイタい。1幕でも名乗ってないし、フィナーレでも名乗ってないし、あまり詳しくない人は、あの人誰[exclamation&question]で終わってしまう。ここは、反省点だと思った。


第2部の最初は、星奈。曲は、「離婚」「ケサラ」。衣裳を変え、黒いドレス。大胆なスリットがセクシー[キスマーク]MCも堂に入っていて、感慨深い。「離婚」の歌いっぷりがあまりに素晴らしくて、何かあったかとビクビクしていたが、私生活は大丈夫なようです[あせあせ(飛び散る汗)]
腰に手を当てた時の攻めっぷりが、最強な星奈優里だと、私、心底思っております[るんるん]


続いて、舞風「最後のワルツ」「アマリア」。こちらも衣装を変えて、ブルーのドレス。「アマリア」は、越路さんの歌ではないが、岩谷時子&内藤法美の曲ということで、選曲されたらしい。何度も男に騙されるアマリアという女性を慰める歌。ラストの歌詞がすごく胸に沁みた。「[るんるん]明日はブドー酒かついであなたの身を焦がす若者が来るわ[るんるん]」「あなたに身を焦がす」じゃないところが、奥深いな…と思う。さすが岩谷さん[exclamation×2]


紗愛&優「花祭り」。94&95期で退団したばかりだと、二人で一曲なのか…[爆弾]
ひかちゃんがせいらちゃんと同じキーで歌っていて、しっかり可愛い声なのがツボでした。


そして輝城「メランコリー」。衣装は同じ。こういうところも学年と曲数で制限があるのかな…と思ってみたり…。


貴澄「君を待つ」。黒ワンピースに同色のストール。(92期から衣装替えOK[exclamation&question])やっぱ、可愛い[揺れるハート]声は深みがあって素敵でした。


藤咲「シャンソン」。えりちゃんは、同じ衣装でした。低いキーの曲も歌いこなしていて、とてもステキでした[るんるん]


沢希「ジャヴァ」。ジャヴァというのは、アコーディオンを伴奏とした快活な三拍子の音楽だそうです。薄いピンクの短めのワンピースに着替えての登場だった…かな。


初風は、「恋ごころ」「ラストダンスは私に」。グレー~赤のグラデーションの裾の広がったドレスで、とても綺麗だった。トークも絶妙。MCをした人の話を総合してみると、曲は、本人の希望だったり、プロデューサーにお任せだったりしたらしい。ガイチさんは、お任せしてみたら、最初の曲が「ろくでなし」だった、と笑わせる。
どの曲も低いキーで歌い切っていたが、これが越路さんのリアルのキーだったのかな。


麻乃「じらさないで」「アコーディオン弾き」。どちらもドラマチックな歌。特に、「アコーディオン弾き」は一人の女の愛と哀しみの歴史を歌い切り、見事なシャンソンになっていた。たしか…赤いドレスに着替えていたんじゃないか…と思います。最後の「やめて!」の悲鳴が、すごい印象的[exclamation×2]


高汐は、黒のパンツスーツで、「そして今は」を歌う。一度客席が暗くなり、越路さんが亡くなってしばらくした頃に、岩谷さんが書いた「眠られぬ夜の長恨歌」という詩を朗読し、最後に「水に流して」を熱唱。
「眠られぬ夜の長恨歌」は、岩谷さんの心が血を流しているような、そんな詩だった。越路さんと岩谷さんの長き二人三脚をドラマで見ていなかったら、この詩にここまで心を揺さぶられなかっただろうと思う。ほんとに素敵なドラマだったな~[揺れるハート]


最後に、スペシャルゲストの雪村いづみが登場。越路さんの代表曲である「愛の讃歌」を歌うはずが…ちょっとアクシデントで中途半端に終わってしまった。ちゃんとリハーサルとかしてたのかな…と少し疑問に思った。短い時間しか聴けなかったが、御年81歳でも衰えぬ美声ではあった。
で、これが最後で、あとはカーテンコール「幸せを売る男」だったので、あれあれ[exclamation&question]みたいな感じになってしまった。


一日限りのステージだったので、まあ、舞台裏は大変だったんだろうな…と思いつつ、それでも、懐かしい歌声を堪能できたことに感謝しつつ、ヤマハホールを後にした。
音響、本当に素晴らしいホール。またここでゆうひさんの歌を聴きたいな…と思った夜だった。


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