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NARU-SHIOのカフェトークライブ [┣汐美真帆]

「NARU-SHIOのカフェトークライブ」


汐美真帆と、成瀬こうきの二人がホストになって、ゲストに春野寿美礼朝海ひかるを迎えて開催されたカフェトークライブ。
8月28日の昼・夜と行われたが、私は夜公演を観ることができた。


まず、第一部は、海に面した屋外のオシャレなカフェ、という体で舞台が作られ、この店をオープンしたNARU(成瀬こうき)とSHIO(汐美真帆)がお客さんと楽しくトークする…みたいな。
最初は、二人のトーク。一応、カフェのスタッフということで、二人ともエプロンをしている。同期ならではの緩いトークで場が温まったところで、お客さん=春野寿美礼、朝海ひかるが登場する。二人とも、最近流行りのチュニックにワイドパンツのかっこかわいいスタイル。
そして、この二人が登場して2分もしないうちに、「カフェとその客」設定はほぼ忘れ去られ、同期トークが炸裂するのだが、それが楽しくて、ひたすら笑い続けた。
オサさん(春野)は、ゆる~く面白い人。ナルちゃん(成瀬)は、色々爆弾を抱えている人。そしてコムちゃん(朝海)は天然。
四人の話は、あっちいったりこっちいったり、ものすごい振れ幅だったが、だいたい時系列に整理するとこんな話だった。


<音楽学校>
★77期は、倍率が史上最低だった。16倍くらいって言ってたかな[あせあせ(飛び散る汗)](77期は平成元(1989)年4月に音楽学校に入学。この年の秋に「ベルサイユのばら」が初演シリーズ以来初めて再演され、再び宝塚ブームが起きたため、翌期はものすごい倍率になった。)
先生に「狭間の期」と言われた。上は綺麗な娘役さんがいっぱいいる期だったけど、下はまだ入ってきていないのに、既に「狭間」扱い[爆弾]
サラリーマンの期とも言われた。「そういえば社長令嬢とかいなかったね。お金持ちで招待してくれる親とか」とコムちゃん。ここでみんなで「庶民」を強調。(だいごさんはどうなんですかね[exclamation&question]
★コムちゃんのバレエはすごかった。でも本人は、淡々としていた。なぜなら、小さい頃に、のりこちゃん(朝海)は、骨格的にバレリーナは無理と言われていたので、バレエは向いていないと思っていたから。しかし、音楽学校に入って周囲を見ると、致命的に向いていない人々がたくさんいたらしい[たらーっ(汗)]
★結果、素晴らしいダンサーだったコムちゃんは、文化祭で、銀のタイツで踊った。その姿は、ほぼ男性舞踊手だった[ぴかぴか(新しい)]
★ナルちゃんは、ほぼほぼ委員で大変だった。そんなナルちゃんに、「試験でちょっとなんかすれば、すぐに成績なんて下がるのに…」とオサさん[爆弾]
★ピアノの試験の時、オサさんはいつも同じところで間違えるので、本番も間違えるだろうな…と思っていた譜面めくり係のコムちゃん。やっぱり間違えたので、笑ってしまった。オサさんもつられて笑ってしまった。成績は地に落ちた[バッド(下向き矢印)]
★ナルちゃんの回りは、ピアノで失敗するなんて…という激しいプレッシャーがあり、そんなムードはなかった[もうやだ~(悲しい顔)]

<初舞台>
★「ベルサイユのばら」月組オスカル編で初舞台[ぴかぴか(新しい)]
★新人公演にも出た。よい役ももらった。なのに、出遅れが続出した。「まぬけな衛兵隊」のナンバーで、着替えが間に合わずに、整列したメンバーがスカスカだった。ナルちゃんは、まったく出られない同期と違って、出遅れではあるがとりあえず場面が終わる前に用意ができた。そして、さりげなく舞台に出ようとして、間に合っている先輩に向かって「おー」と手を上げながら余裕な雰囲気で登場した。⇒これは、26年経っても消えない成瀬こうきのトラウマなんだとか[ひらめき]
★散々な新公の後、反省を示すために、うなぎ部屋チーム(成績下位チーム)は、なぜか、楽屋の電気を消してしまった。そして、通りかかった上級生に理由を聞かれ、「自粛してます」と答え、さらに怒られたとか[むかっ(怒り)]

<その後>
★組替えしていないのは、オサさんだけ。後の3人は、3つの組(?)を経験している。ナルちゃんは専科も含めて、とのこと。
★3人の組替えは微妙に絡んでいて、ケロさんとナルちゃんは大劇場公演と東京公演の間に入れ替わり、逆の公演に出た。ケロさんがバウホールで演じた「心中恋の大和路」の八右衛門役を、東京ではコムちゃんが演じた[ひらめき]
★当時組替えがブームで、路線スターがどんどん組替えしているのを見て、オサさんは、「自分は組替え要員にもなれない」と思いこんでいたらしい[ふらふら]
★劇団から「三本の矢」で頑張ってほしい[ひらめき]と言われたらしいナルちゃん、コムちゃん。(安蘭けいのいる雪組に、月組から成瀬、宙組から朝海が異動、同期三人が切磋琢磨することとなった時のこと。)「黒い瞳」の大劇場公演中だったとか。事務所を出たら、そこに樹里さんがいて、あ…そうか、と思って、お互いに指差しあったとか。
★結局、ナルちゃんが12年、ケロさんが14年、コムちゃんが16年、オサさんが17年いたんだとか[ひらめき]
★コムちゃんとオサさんの退団日が1年違いの12/24で、同期に評判が悪かった。「そんなに(退団日を合わせるほど)私が好き?」とオサさんに聞くコムちゃんが、めっさ可愛かった[かわいい]
★最後に退団したオサさんが退団してからでも、10年が経っている。その時、ナルちゃんがお花渡しに行ったが、当時、お腹にいた子が今小学校三年生、とのこと[ひらめき]

<退団後>
★オサさんは、退団の翌日から、お正月まで、ムラに帰らず、東京で一人、あれこれ考えていた。
★コムちゃんは、翌日のクリスマス、朝からスタバに行って、周囲の楽しそうな声を聞きながら、お世話になった皆さんへひたすらメールを打っていた。
★コムちゃんは、退団前に次の仕事が決まっていた[exclamation]
★オサさんは、仕事を続ける気がなかった。しかし、間に入ってくれる人がいて、話だけでも聴いてみようと思ったら、既に話が決まっていた。「それ、詐欺じゃない?」と言い出すコムちゃん[あせあせ(飛び散る汗)]まあ、その仕事だけはやろうかな、と思ったけど、終わってみたら、やめられない自分に気づいたとか。
★ナルちゃんは、退団1年半くらいして、ぼつぼつ女優業を始めた。その後、ご縁があって結婚し、ふたつのことはできないので、専業主婦に。子どもも少し手がかからなくなったので、少しずつお仕事を始めているとのこと。
★ケロさんは、退団1ヶ月後のNYへ語学留学。現地でヨガ・インストラクターの資格を取り、帰国後10年間ヨガ講師を務める。そして昨年から、役者に転身。
★コムちゃんは、先月まで「ローマの休日」に出演。現在お休み中。舞台鑑賞などをして過ごしている。来年早々、「黒蜥蜴」に出演。チラシが目がクラクラするやつ[爆弾]だそうです。
★オサさんは、育児のかたわら、9月に朗読劇に出演、その後、「プクル」という謝先生の作品にシンガーとして出演の予定。「プクル」の意味は、と聞かれ、「なんだっけ?」とゆるーく言っていました。かわええ~[ぴかぴか(新しい)]
いや、もう、楽しすぎるトークでした[るんるん]

第2部はバンドさん(ギター、エレピ、ドラム)を入れて本格的なコンサート。
まず、成瀬が登場し、「心のひと オスカル」を熱唱、続いて、汐美「白ばらの人」を歌い、二人で「愛あればこそ」をハモりつつ歌う。77期の初舞台は、「ベルサイユのばら」だったけど、二人は、それきりベルばらに出ることはなかったとのこと。オサさん、コムちゃんは、出てますね。
続いて、コムちゃんが登場して、バウホール公演「SAY IT AGAIN」より、「人生は恋より金」をナルちゃん、コムちゃんの二人で。コムちゃんはゴールドのブラウスに黒パンツに着替え、男役っぽい雰囲気に。瞬時に変われるのがかっこいいなぁ[グッド(上向き矢印)]
二人がハケて、オサさんで「冬物語」。ここでシェイクスピアシリーズでまとめてくるのがニクい。
再び、ナルちゃん、ケロさんが登場し、「愛の旅立ち」を1番2番に分けて歌い、歌っていない方が手話をする、というスタイルで聴かせる。素敵でした。二人ともシャンソンを歌う機会があったばかりなので、情感たっぷり[黒ハート]
そこからソロで、ケロさんは「Story」、ナルちゃんは「Believe」をそれぞれ手話付で。
そして、コムちゃんが「風邪と共に去りぬ」より「明日になれば」、オサさんが「エリザベート」より「愛と死の輪舞曲」を歌い、4人で「すみれの花咲く頃」を歌って終了。
思ったよりずっとたくさんの歌が聞けて幸せな時間でした。定期的に開催してくれたらうれしいな。スターの多い期だし[ぴかぴか(新しい)]


日本橋1.jpg


心ウキウキ夜の日本橋を歩いて家路につきました。


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