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「L'Age d'Or de la Chanson」杜・悠未・汐美&加藤登紀子 [┣汐美真帆]

「L'Age d'Or de la Chanson」


企画・構成・演出:高橋まさひと
音楽:三枝伸太郎、佐伯準一、成清翠
制作:角田泰彦、Olivier Huet
舞台監督:増山義雄
音響・照明:Silver Hearts
運営:る・ひまわり
後援:在日フランス大使館、アンスティチュフランセ・日本、日本シャンソン協会、岩谷時子音楽文化振興財団
協力:日本コロムビア、ビクターエンタテインメント、テイチクエンタテインメント、ユニバーサルミュージック、ヤマハホール
コーディネート:プレザンス


ピアノ:三枝伸太郎
アコーディオン:吉岡里紗
チェロ:島津由美
ベース:河本悠自
パーカッション:相川瞳


「L’Age d’Or de la Chanson」、今年の大千秋楽公演を観て来ました[exclamation]


まず、最初に。
バンド編成、メンバーは、8/2のゆうひさん回と一緒でした。
どうやら高橋プロデューサーの希望する編成(byプログラム)のようで、歌手は変われど、基本的に演奏メンバーは変えない、というスタイルなんだとか。そうすると、曲によってアコーディオンは使われないこともあって、バンド編成上、それは織り込み済でそんなに大きな問題ではなかったんですね。ちょっと納得した部分があります。

最初のナンバーはインスト、「パリの空の下」
ゆうひさんの時は、真ん中辺の着替えタイムに使用されていたが、複数の出演で着替えが容易な場合は、これを最初のナンバーにするのかな、と思った。
この1曲で、すっかりヤマハホールはパリになる[ひらめき]という感じ。


続いて「幸福を売る男」で、本日の出演者、杜けあき、汐美真帆、悠未ひろが登場。三人とも、艶やかな黒のドレス姿。
MCは、再上級生のが仕切って、元タカラジェンヌの和やかなトーク。
が65期、汐美が77期、悠未が83期…か。三人が一緒の舞台に出たことはなく、汐美にとっては、初配属時のトップさん(雪組)であり、悠未にとっては、入団前に憧れた存在。汐美悠未は、悠未の初舞台公演「仮面のロマネスク」で共演している。

ここから、三人のソロへ。
まず、悠未「サン・ジャンの恋人」。退団から、4年[exclamation&question]深みのある低音は健在で…というか、もっと深みを増していて、とても引き込まれた。ただ、たぶんこの歌は、乙女の純情を踏みにじった「はじめての恋人」への思いを歌った歌なのだが、悠未の深い声で歌われると、「すべてあげた」という歌詞すら、「財産を[exclamation&question]」という意味に聞こえてしまう。決して、色気がないわけではないので、選曲が違うのかな…と思った。ドレスは、大胆に足見せ加工されたもので、SEXYでした[揺れるハート]ごついけど(あわあわ)[あせあせ(飛び散る汗)]
続いて汐美「恋はみずいろ」ケロさんお馴染みの片手手話ソングだったが、これ、説明しないと振りとしてどうなんだろう[exclamation&question]と余計な心配をしてしまった。汐美の場合は、音域、これでよかったのか[exclamation&question]という気がしないでもない。ちゃんとリハでチューニングしたんだろうか[exclamation&question]というか、本人が自分の音域ちゃんとわかってるのかな[爆弾]という疑惑も。あと、後半でも2曲歌うのだが、すべて「ふわかわ」系の曲だったのも気になった。とりあえず1曲は、どろどろもやってみてほしかった。演技派なんだからさ。ドレスは、ノースリーブでふわっと広がるロングドレス。
そして、が登場。最初は「パダム・パダム」ドラマチックで素敵。宝塚のショーなどで使うのと同じ歌詞だったと思う。
2曲目は「やさしい私に」。これはストーリーのある曲だと思うのだが、いまいちストーリーが見えない歌詞だった。しとねに、とか出てくるので、それなりの大人の恋愛かな~と思いつつ聴く。次の曲は、ゲスト加藤登紀子のヒット曲「愛の暮し」。どうやら途中で歌詞を間違えたらしく、平身低頭して、加藤さんをお迎えされていた。


ここで少し、加藤のトークがあり、加藤登紀子のコーナーへ。
バンドのメンバーも引っ込んで、加藤専属のピアニストさんが登場。
昨年がエディット・ピアフ生誕100周年、そして、今年が美空ひばり生誕80周年。ということで、二人の人生を描いた「人生の始まりと終わり」というCDを出したとのこと。その中から、ピアフにまつわる曲を2曲披露。
「名前も知らないあの人へ」は、ピアフが10代の時に産んだ娘が、なくなった夜、葬式代が出せなかったピアフが生まれて初めて街角に立った時の物語。10フランのお金がなくて街角に立つ。でもその人は、話を聞いて、10フランを置いて立ち去った、と。
もうひとつは、ピアフのお葬式、まるで国葬のような騒ぎだったという「ベール・ラシェーズ」凱旋歌のような力強い歌。ピアフもとても小柄な人だったそうだが、小柄な加藤さんの熱く立派な歌声に感動。

続いて、悠未が再登場。今度はベージュのパンツスーツ。まず「愛の旅立ち」を歌って盛り上げる。うわ、かっこいい[黒ハート]これはもう、ピッタリの選曲だね、と思う。退団して、見た目の雰囲気は女性だーと思うけど、歌声は現役時代から変に変えず、自分の歌声のいいところを残している。無理して低音を出していたんじゃなければ、こういう生き方もあるよね、と思った。
続いて「そして今は」。これも最高!ボレロのリズム、そして2番からピアノが奏でる不協和音、その不安な流れの中で、ともちんの歌声だけが、正しく、力強く響く。不安な世に、これほどの安心感ってちょっとない。最後、ラヴェルのボレロのような終わり方は、三枝さんの遊び心[exclamation&question]
ここで悠未コーナーは終わり。


次は、汐美コーナー。
白金の裾を引きずるようなドレス姿で、まずは「バラ色の人生」。続いて「ラストダンスを私に」声はそれほど高い音域ではないのだが、妙にブリブリ歌っているのが可愛いやら怖いやら。あとは常に笑顔というのも、嬉しいやら怖いやら。1曲くらい、どよーんとした歌も聴きたかったが、これが今の汐美真帆なんだろうな。受け止めよう。


最後にのコーナー。オレンジのドレスでパーっと華やかになる。
まずは軽く「ラ・メール」で客席をつかみ、ここでバンドの紹介もこなす。紙を見ながら、しっかりと一人一人紹介。大事大事。間違えたら大変(笑)
次は、「私にピッタリの曲です」と笑わせながら「大根役者」がっつりと歌い上げる。
そして最後の曲は、「愛の讃歌」。今回のシリーズの最初の1曲が「愛の讃歌」だったとか。(凰稀かなめさんだよね、初日。ということは、ゆうひさんと同じスタートをしたのか…[exclamation×2])だから最後も「愛の讃歌」で締める、という意図だそうです。ま、本当のラストソングではないのだけど。
素晴らしい歌でした[黒ハート]
なんだろう、これ、「愛の勝利」の歌なんだな、と思った。花組公演で、美穂さんが歌っているのを聴いた時もそう思った。人は生き別れ、死に別れるものだけど、そこにある愛だけは永遠で、愛は常に勝利者である、というまさに愛の凱旋歌だなーと。全面肯定であり、強い。
ゆうひさんが歌った時は、「愛」への降参宣言に感じたけど。「あたしは愛に負けた」みたいな…。「あたし」が主役だから、ゆうひさんの「愛の讃歌」はエロいのかな…なんて、ふと思った[わーい(嬉しい顔)]

最後に、三人で「オー・シャンゼリゼ」を歌って終了。
アンコール曲がないのは、このシリーズ全体、そういう構成なのかもしれない。
最後に加藤さんを再び呼んでのカーテンコールになりました。ともちん加藤さんが並んだ姿は、なかなか衝撃的[ひらめき]でした。


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