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祐飛さんの思い出(11) [┣祐飛さんの思い出]

(11)2008年

2008年は、月組での最後の作品、『HOLYWOOD LOVER』のバウホール公演が終わり、東京公演のお稽古が始まる前、前年と同じようにスタートした。ムラにいる時は、基本的にお正月の拝賀式に参加する祐飛さんだったが、この年は、参加していなかったようだ。周囲が騒がしいということに配慮したのかもしれない。

私はお稽古待ちに行くこともなく、東京公演を待っていた。決算期だったから…かな。素の祐飛さんを見る自信がなかったのかもしれない。何があってもついていきます[exclamation×2]みたいなお手紙は書いたような記憶が微かにあるが、実際に祐飛さんの目を見たら、瞳の奥を探ってしまいそうで怖かったのかもしれない。

『HOLYWOOD LOVER』東京公演は、1月19日から25日まで。ある日、入り待ちか、出待ちをしている私たちの前を、中村一徳先生が通り過ぎた。何の用[exclamation&question]組替えを機にDSやるんじゃないの[exclamation&question]そんな話題で盛り上がったが、たしか、すぐにその発表があったはず。
(公演中の1月24日にDSと担当演出家=一徳先生の発表だけはされたみたいですね。)
お茶会は、別箱公演にもかかわらず、800人以上の大盛況。「安心してついてこい[exclamation]」最後の挨拶で祐飛さんはそう言った。
千秋楽は、私も空前絶後の大号泣で、2幕はほとんど泣きっぱなしだった。あそこまで号泣したことは、結局、その後一度もなかったな。
カーテンコールの最後に「月組の大空祐飛でーす」と叫んで、私たちをさらに泣かせてくれたけど、出演メンバーもカーテンコールでけっこう泣いていて、挨拶する越乃リュウ新副組長もすごく泣いていて、そんなみんなを見ながら、笑ってしまう祐飛さん。寂しさを隠して笑っちゃう祐飛さんの姿に、私たちは、また泣いてしまったのだった。

2月末、公式HPの発表に手が震えた。
シアター・ドラマシティ公演『銀ちゃんの恋』再演[exclamation×2]
実は、石田先生に、祐飛さんで『銀ちゃんの恋』をやってほしい、とお手紙を書いていたのです。今考えると、どうしてそんなことを思ったのか、全然わからない。でも、こんなことってあるんんだな…と夢のような気持だった。

3月、花組生としての初仕事は、DS。
これまで、『Selfish...』『SPARK!』『SPARK!II』と、Sはじまりの英語タイトルだったDS、花組に行ったらどうなるのかな…と思ったら、『SORA』だった。しかも、“空の奇跡”というサブタイトルまでついていた。
“奇跡”をキセキという音から、“軌跡”=退団の決まったDSという噂も出た。
しかし、組替えして最初のお仕事だというのに、桜一花・初姫さあや・華耀きらり・白華れみという豪華美女軍団に囲まれ、なんだか楽しそうな祐飛さんだった。ドラムまで叩いちゃったりして。
DSが終わった後、ファンの絶大な後押しにより東上した、バウ作品『舞姫』を4人の美女を引き連れて観劇していた祐飛さん。まさか、舞台上でヒロインを好演する下級生の娘役が自分の伴侶になるなんて、思いもしなかったんじゃないだろうか。

大劇場での花組デビューは、5月の『愛と死のアラビア/Red Hot Sea』。
真飛聖トップお披露目公演だった。まとぶんは祐飛さんより3年も下級生だったし、当時、宙組の大和悠河と二人、一番若いトップスターだったし、祐飛さんがトップになる道はすっかり塞がれているように思えた。
『銀ちゃんの恋』を花道に退団しちゃうのかな…そんな気持ちで初日を観劇した。
そしたら、きらっきら[ぴかぴか(新しい)]なスターさんの祐飛さんがそこにいた。ヒゲをつけても、お魚になっても、隠しようがないスターな祐飛さん…いったいどうしてこんなに変貌したのか、祐飛さん七不思議のひとつかもしれない。
実は、この公演の時、初めて2ショットを撮影をしたんだけど、こんなに緊張することがあるのかっていうくらい、緊張した。

そして、『銀ちゃんの恋』は、期待以上の銀ちゃんだった。てか、銀ちゃん=祐飛さんだった。今でも祐飛さんの中にはちっちゃな銀ちゃんがいて、ちょろちょろ顔を出そうとする…なんてことを言われると、祐飛さんの中のちっちゃな銀ちゃんが、私にあの手紙を書かせたのかな…なんて思っている。

そして、翌2009年は、小池先生の『太王四神記』と発表され、年内に記者会見も行われた。
なんかしらないけど、めっちゃかっこいい…[黒ハート]
それが、ヨン・ホゲについての印象だった。

2008年 『HOLLYWOOD LOVER』(日本青年館)『SORA―空の奇跡―』(ディナーショー。宝塚ホテル→東京會舘)、『愛と死のアラビア/Red Hot Sea』宝塚大劇場→東京宝塚劇場)、『銀ちゃんの恋』(シアター・ドラマシティ→日本青年館)


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