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「しっぽのなかまたち」 [┣矢崎広]

朗読劇
「しっぽのなかまたち」

脚本:江頭美智留、岡本貴也、広田光毅

演出:岡本貴也

音楽・演奏:森大造

音楽:五十嵐宏治、森大造
舞台監督:小野貴巳
美術:柴田隆弘
照明:藤田典子
音響:中島聡
演出助手:杉山恵

朗読劇…というかなんというか…イケメン俳優とアイドル女優によるファンサービスを兼ねた興行という側面は否めない。客席参加型の楽しい朗読劇ってとこかな。
3本のものがたりが上演される。
音楽は、ギターの生演奏。
ものがたりには、すべて、犬と猫が登場する。そして、そのものがたりは、犬と猫と人間のものがたりになっている。

第1話は、「六畳一間の王国」(作・広田光毅)
龍之介:矢崎広
夢想志朗:阿久津愼太郎
名無し:松本優希
金谷:青柳塁斗

雑種犬の龍之介を拾い上げてくれた貧乏な青年、夢想志朗は、龍之介のことを書いた小説で、一躍人気作家となる。そして、六畳一間に住んでいた1人と1匹は、大きなマンションに転居する。ドッグフードはいつも牛100%[ぴかぴか(新しい)]龍之介は、名無しの猫に自慢たらたら。
しかし、本当のところ、志朗は一発屋で、家賃すら支払えない状態だった。
取り立て屋の金谷は、金の代わりに龍之介を連れて行こうとする。ゲンキンな龍之介は、金谷の出すドッグフードに惹かれて、そちらに行ってしまうのだが…[どんっ(衝撃)]
非常にツンデレな、自分をわかっていない、オレ様な龍之介が、可愛くてたまらない…[かわいい]という話だな、これは。
可愛いネコの名無しちゃんは放置で、男同士、1人と1匹が、ひたすらラブラブしている物語でした[黒ハート]龍之介は素直じゃないけどね[るんるん]

第2話は、「別れ話(さよなら、ありがとう)」(作・江頭美智留)
俊介:鮎川太陽
麻耶:松本優希
ハチ(犬):百瀬朔
テン(猫):阿久津愼太郎

俊介と麻耶は、若い夫婦。最近、毎日ケンカばかり。とうとう離婚を決めたらしい。
ペットのハチとテンは、そんな二人に悲しい思いをしている。
やがて二人は、ハチとテンの所有権をめぐって、さらにケンカをするのだが…その中で、お互いへの思いに気づいて…というお話。
まさにペットがかすがいとなった…そんな、ほのぼのストーリー[いい気分(温泉)]だった。

そして、第3話は、「犬の大学」(作・岡本貴也)
クッキー:青柳塁斗
ファン太:百瀬朔
ケンシロウ:鮎川太陽
ミサイル:矢崎広

保健所に捨てられてしまった3匹の犬。
今日は、犬との出会いを求めて、人間たちが見学にやって来る日。
無事にお迎えされて、ここを出ていきたい3匹に、老猫、ミサイル先生が、愛されるペットになるためのコツを伝授する…という物語。
犬たちがどんなに人間が好きで、また人間に飼ってもらいたいと思っているか…というのが、すごく伝わってくる。 
ミサイル先生は、猫なので、そんな、人間に媚び媚びで、元気いっぱい、頭悪そうな犬のことが心配。
でも、そんなミサイル先生も、人間に寿命の尽きるまで大事にしてもらって、看取ってもらって、とっても幸せな人生(?)を送った猫だったってことが最後にわかる…そんな、ほのぼのとした物語だった。
3匹の犬たち、今度こそ、人間に最後まで大事にしてもらえるといいね[わーい(嬉しい顔)]

朗読の途中、客席にボールを飛ばしたり、客席からゲームの参加者を募ったり、と愉しめる構成。
台本にはふわふわのしっぽのついたブックカバーがかかっていたり、すべてがほわーんとした雰囲気ながら、でも出演者はとても真剣[exclamation×2]
ふーん、こういう、エンタメがあるんだなー[かわいい]と思った。

楽しく、わーっと盛り上がって、その先に、ペットとの関係を考えてもらえたらいいなーというステージのように感じた。

初めて観たのですが、太陽くん、なんか目が離せないわ[黒ハート]


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