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「愛の旋律~夢の記憶」第2部 [┣宝塚観劇]

第1部の記事はこちらです。 

第2部 メロディー
第1景 プロローグ
小林校長先生は宝塚の海外公演にとても力を入れていた、ということで、第2部では海外公演にまつわる曲を紹介していく。
これは昨年末の「タカラヅカスペシャル」の構成と似ている。この公演を膨らませた構成と考えていいかもしれない。というわけで最初の曲は、昨年のタカラヅカスペシャルのために作曲されたこの曲。
「OVERSEA」 壮一帆・涼紫央・凰稀かなめ・龍真咲・早霧せいな
ここは、壮がセンターとなって、1番のみ歌った。

第2部は、総合司会として檀れいが起用された。
最初に、「花の道より」の一部を朗読。
宝塚がなぜ海外公演をするのか、ということについて。
日本文化として世界に誇れるものであるという自負や、生徒たちにもその実力に自信を持ってもらいたいというような内容だった。これを読んで、遺影に向かって感謝の言葉を述べ、檀の司会がスタートした。
遺影に向かううち、涙ぐんでくる感じで、たしかに受験の時、その美貌を見て、何もできない檀に将来を嘱望してくれた唯一の人だったから、大きな恩があるのだろうな…と思いつつ、それすらも女優・檀れいの演技力なのかも?という気もした。
素直に見てもらえないなんて、女優って損な職業かも。

第2景 ゲストコーナー
「スキャット」
(1975~76 第3回ヨーロッパ公演『ビート・オン・タカラヅカ』より) 鳳蘭
「愛の宝石」
(同公演より) 鳳蘭・初風諄
鳳は、黄色の変わり燕尾、初風は薄いピンクのドレス姿。
「愛の宝石」をツレちゃんが歌う、というのがわりと珍しくて…というのは、これ安奈淳さんの曲みたいな扱いになっているので。
デュエット形式で歌われる「愛の宝石」というのも初めて聴いたが、初風さんの歌唱がすばらしくてうっとりした。
お二人のぶっちゃけトークは、もうなんでもあり
という感じで、ちゃんと司会を務めた檀ちゃんはすごいかも…。
公演の思い出としては、ちょうどお正月の午前0時にバスでパリ入りしたら、あちらでは全然知らない同士が新年のキスをしている。今すぐバスをおろして!という生徒たちをガンとして止めたのが校長先生だったいう話を。あのままバスを降りていたら帰ってこなかった、とツレちゃん。
ま、初風さんは笑っていたのでどこまで本当だったか…。
35年位昔のことなので、海外公演といってもおいそれと生徒の家族がついて行ったりできなかったのだろう。生徒への手紙があったら、いつまでに届けてくれれば、自分が手渡ししますよ…みたいな手紙を留守家族それぞれに送付していた、というエピソードを檀ちゃんが紹介していた。

「ひとかけらの勇気」『THE SCARLET PIMPERNEL』より) 安蘭けい
「ソウル・オブ・シバ」(2005年 韓国公演より) 湖月わたる 
「星空伝説」(1998年 香港公演『This is TAKARAZUKA』より) 姿月あさと
小林校長先生の創設したK音楽賞受賞曲ということで、まず、安蘭が「ひとかけらの勇気」を歌った。白ブラウスに黒パンツのシンプルな衣装。
つづいて、湖月が韓国公演のテーマ曲を歌った。こちらは、白い海賊みたいなジャケット、そしてロングブーツ。かっこいい!
そして、姿月が、香港公演のテーマ曲を歌った。白のロングジャケットにパンツ姿。
この中では、姿月湖月が香港公演、湖月安蘭が韓国公演に参加している。
まず、1997年の香港公演について。これは、後に宙組創設メンバーとなる面々で行われた公演だったけれど、当時はそんなことも知らず、「はじめまして」の状態から、仲良くなって、ひとつの公演をやっていくというのが、すごく大変だった、と。
特に大変だった…というところで映し出された写真は「鳩間節」。これはその後の中国公演にも引き継がれ、すべての出演者を混乱と爆笑の渦に巻き込んでいるらしい。
大変過ぎて笑ってしまう公演だった…と言いながら、湖月さんは人のこと(たぶんずんちゃん?)を笑っていたらしい。
一方、2005年の韓国公演は、韓国側の願いで「ベルサイユのばら」を上演。会場が4000人を収容する大きなところだったので、フェルゼンの客席降りが非常に遠かったと。
ずんちゃんが真顔で「言葉はどうしたの?」とか聞いて「字幕があるんです」とわたるさんが答えるなど、まったりフリーな感じ。
この韓国公演のショーだけ参加したとうこちゃんは、お芝居の間は客席の上の階から見ていた。すると、あのわたるさんが豆粒に見えた。でも未沙のえるさんはもっと豆粒だった。
そして客席から出てくる時、出るはずのドアの鍵が締まっていて、齋藤先生があたふたして別のドアから入った。その間無音状態。それを見て、客席からはける時にドアがあかなかったら?と不安になったわたるさんだった。
韓国のお客さんはものすごく熱かったらしい。
小林先生の思い出は、ずんちゃんが「ジャッキー・チェンさんにお会いできて、みんなで喜んでいたら、会えたんだから、公演を頑張れ!と激励された」というような話をしていた。

「Welcome to Takarazuka」(2000年 ドイツ・ベルリン公演『サンライズ・タカラヅカ』より) 紫吹淳
「燃え尽きるとも」(2002年 第2回中国ツアー公演『蝶・恋(ディエ・リエン)より) 香寿たつき 
「ブラボー・タカラヅカ!」(1999年 第1回中国公演より) 真琴つばさ
「ミリオン・ドリームズ」(1994年 ロンドン公演より) 安寿ミラ
まず、紫吹が黒の女性用パンツタキシードにシルバーのハイヒール、ポニーテールという両性具有風のファッションで登場。しかし、足のサイズが大きいのか、ハイヒールでの大階段降りは非常に難しかったようだ。途中からすっごいガニマタになってるし…。
続いて、香寿。不思議なプリント柄のパンツスーツにベージュのミュール。途中まで下を見ないようにしながら、足をクロスさせるようにして降りてきたものの、途中でよろけてしまった。元男役の皆さんは、足が大きい上に、過去、ヒールで大階段を降りた経験がないのに、無謀です…[あせあせ(飛び散る汗)]
真琴は、シルバーの羽根付き上衣に黒のショートパンツとロングブーツ。現役と変わらないかっこよさとスタイル。
安寿
は、わりとシンプルな黒のノースリーブのパンツスーツ。
今回、一番フリーダムなメンバーはここだった。
全員がロンドン公演参加者。暑いのに楽屋には冷房がなかった。日本ものから洋もの芝居まで化粧替えタイムが15分しかなかった。まみちゃんは、金曜日のゲイデー(ゲイの方たちが集団で観劇するのが金曜日だったらしい)で一番人気だった。
みたいな話が、切れ切れに聞かれた。
しかし、「…だったよね」と安寿が振っても、真琴が全然覚えてなかったり…という、ものすごく繋がりの悪い進行なのに、雰囲気が悪くならないのは、同じ時期に花組にいて気心が知れた4人だからだろうか?
てか、まみちゃんは、人と覚えていることが違うんだなぁ~と思った。
第1回中国公演は真琴紫吹が参加。「タンリー」(檀れい)人気がすごくて、その他全員はどうでもよかった!ということを力説する真琴紫吹りかちゃんはまみちゃんにぴとっとくっついて話している。
新聞の写真もピントが檀に合っていたとか。何を言われても笑顔で切り返す檀ちゃんが面白い。
ベルリン公演の話になると、今日のトップ達はほとんどベルリンの参加者と自慢するりかちゃん。
蘭寿・霧矢・音月・柚希が参加)「祐飛は月組で知っていたけど、あとはみんなベルリン。」と言ったのはよかったが、「ちえと、ちえと、音月と、ちえと…あ、きりやんはもちろん…で…」「ちえと…」斗いう感じに5人のトップが思い出せないまみりか…[爆弾]
冷静にぼそっと「たぶん蘭寿を言ってないよ」と呟くヤンさん、最高です[かわいい]
ここで、最下級生でベルリンに行った柚希の武勇伝をバラすりかちゃん。そして、もう立派なスターさんなのにりかちゃんのために、お水を持って袖に来てくれた北翔にありがとう、とも。
ロンドン公演だって、トップをたくさん出してるよ~と、主張するヤンさん。実際、調べてみると、その後、男役のトップになったのは、7人ずつ。(ロンドン=真琴つばさ、香寿たつき、紫吹淳、和央ようか、湖月わたる、彩輝直、朝海ひかる。ベルリン=貴城けい、水夏希、霧矢大夢、真飛聖、蘭寿とむ、音月桂、柚希礼音)ま、ベルリンメンバーは、これからまだトップになるかもしれない人もいて、それに実は紫吹自身がトップ就任前にベルリンに行っているので、紫吹を入れれば、たしかにトップになった人が一番多い海外公演かもしれない。
りかちゃんはあのロンドン公演でロンドンに嵌まったと力説していた。(ヤンさん華麗にスルー[爆弾]どうでもいいらしい)
第2回中国公演も「タンリー」人気はすごかった、とたーたんも証言。
ここでは、檀ちゃんがボケに徹した状態で、ばっさばっさと進行していく姿に感動した。
公平先生の思い出は、なぜか食べ物の話が多い人たち。
ヤンさんは、ロンドン公演の宣伝のために、冬にロンドンに行った時に、ヤンさんと若央さんが公平先生の乗るファーストクラスに遊びに行って、ファーストクラスのカレー(?)をごちそうになった話。
たーたんは、公平先生のご自宅に上級生から何名という形でうかがった時に、先生自らステーキを焼いて下さった話。
りかちゃんは、退団の頃だったかに、君が入学してきた時のポニーテールを覚えている、と言って下さったことを挙げていて、だから今日はポニーテールで来ました!と言っていた。
まみちゃんは自称すごくいい話をしてくれたのだが……覚えてない…[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]檀ちゃんになにやら阻まれていたような気がするのだけど、なんだったかな?

最後に、ゲスト全員を呼んで、全員で「愛の宝石」を歌ってコーナーは終了した。

第3景 献舞・献歌
「飛翔歌」
鈴奈沙也・美風舞良・天羽珠紀・風莉じん・純矢ちとせ・鳳樹いち・花音舞・風羽玲亜
のすばらしいコーラスと一緒に公平先生の直筆の原稿が映写される。
「朝顔の女」
鈴奈のカゲソロにのって、松本悠里が舞った。これはロンドン公演『花扇抄』に出てきた場面を今回のために新たに振り付けた場面ということだった。
「宝塚我が心の故郷」
初風が再び登場し素晴らしいソロを聴かせてくれた。

第4景 フィナーレ
轟悠
がソロで「夜明けの序曲」を熱唱する。
途中から現役生全員が登場し、最後は全員の合唱で終了。
ここで改めてゲストを呼んで、全員で「この愛よ永遠に~TAKARAZUKA FOREVER~」を歌い、銀橋を渡る。そして最後に「すみれの花咲く頃」を歌って終了。
最後は、男役が黒燕尾、娘役が白いドレス。轟とトップはラインストーンのついた黒燕尾だった。
黄色の変わり燕尾でコーナーを務めた鳳は、黒の変わり燕尾に変えていたし、短パンブーツだった真琴もローズピンクと黒の衣装に変えていた。その辺のいきさつは、真琴さんのブログに書かれている。なるほど、そういうことかな?と想像していたが、やはり…。
銀橋のパレードでは、檀もその中に加わっていた。
「すみれ…」で、鳳さんが、客席にも歌わせようと、歌詞を教えてくれていたのだが、その辺りで、とうこちゃんがなにやら面白いことを言ったらしく、祐飛さんと二人、笑っていた。その横で、「え?なんですか?」とばかりに身を乗り出すちえちゃんが、超下級生モードで可愛かった、ということだけは、特筆しておきたい。


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