世紀の勘違い [┣笑えた話]
今回の宙組公演、「TRAFALGAR」には、“世紀のキス”の場面が出てくるらしい。
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ネルソンとエマの恋愛を描いた映画では、ローレンス・オリビエ、ビビアン・リーの夫婦が共演した「美女ありき」が有名。この映画の中に、“世紀のキス”シーンは登場する。
史実がどうだったのかはわからない。ハリウッド映画は平気でウソをつくからなー。(「美女ありき」の製作は100%ハリウッドではないらしいが。)
その問題のキスシーンは、1799年の大みそか、船上のパーティーの最中、という設定。
そこで、キスをしながら年越しを迎える。
その時ネルソンは、18世紀は、フランス革命があってナポレオンが皇帝になって目まぐるしく変わる時代だったけど、来るべき19世紀はどんな時代がやってくるだろうか?みたいなことを言っていた。
そう、もうおわかりだと思う。
この映画のネルソンは、1800年から19世紀が始まると思い込んでいたのだ。
“世紀のキス”が、実は、“世紀の勘違い”だったというわけだ。
もっとも、たしか、かの文豪ヴィクトル・ユーゴーも、なにかの小説で同じような間違いをしているというのを、ミレニアム頃の新聞コラムで読んだ気がするので、昔は、1世紀の数え方が本当はどうなのか、あんまり感心が持たれてなかったのかもしれない。
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