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ルノーが好き [┣宝塚作品関連本等の紹介]

「カサブランカ」の初日が近いので、映画版のDVDを見て勉強している。

カサブランカ [DVD] FRT-017

カサブランカ [DVD] FRT-017

  • 出版社/メーカー: ファーストトレーディング
  • メディア: DVD

カサブランカは、モロッコ最大の都市。
ただし、この映画の時代には、フランス領となっている。

パリ陥落の戦禍を避けてアメリカに逃れようとすると、ポルトガルのリスボンが中継地となる。
が、パリからリスボンに直行するのは難しく、陸路でマルセイユまで行き、そこから、地中海を渡ってオランへ。そして、列車でフランス領モロッコのカサブランカに行く。ここで、リスボンへの出国ビザが手に入れば、アメリカに行ける。
それ以外の人々は、ただ、この地で待つしかなかった。

戦時中のカサブランカはそんなわけで、雑多な人種の坩堝と化している。
そこで、人の弱みにつけこんで私服を肥やす人もいる。危険な仕事に手を染めて、大金を得ようとする人もいる。
そんな中、「リックの店」は、今日も多くの外国人で賑わっている。
「Rick's Cafe Americain」という店名だったと思う。カフェだけど、夜は普通にお酒を出している。
看板は、ピアノを弾いて歌う黒人のサム。
でも、本当のウリは、奥のカジノ。そこへは、リックが了解した人物しか入れない。

冒頭、一人のドイツ人官僚が殺害されたというニュースが入る。
そして、その男は、フリーパスの通行証を奪われていた。
この事件を追って、ドイツからシュトラッサー少佐が派遣される。フランス領カサブランカは、ドイツの占領下にあるわけではないが、本国の首都が押さえられている現状では、フランス人のルノーは彼のご機嫌をとるしかない。

出国ビザを高く売って荒稼ぎをしているウガーテをリックは軽蔑しているが、だから信用できる、とウガーテはリックに、通行証を預ける。
彼が今日会う予定だったのは、フリーパスの通行証でもなければ、とても出国できないだろう人物-レジスタンス組織のリーダーであるラズロだった。が、ウガーテは逮捕され、死んでしまう。

ラズロは、イルザという女性とともに、リックの店を訪れるが、イルザはそこでサムを見て、声を掛ける。イルザこそ、リックが唯一愛した女性、そして、その突然の失踪に心をかき乱された女性だった。
「あの曲を弾いて」
イルザのリクエストにサムは、封印していた曲を歌いはじめる。
“As Time Goes by”
「サム、その曲は弾くなと言ったはずだ」
飛び込んできたリックとイルザ、そして事情を知らぬげな、ラズロ。

レジスタンスのリーダーは無事出国することができるか?深く愛し合うリックとイルザの恋の行方は?そして、ルノーは、シュトラッサーとリックのどっちに付くのか?

ラブロマンスにサスペンスが巧みに織り込まれた見事な映画で、主人公のリックも、かっこいいだけじゃなくて、女々しいとこもあったりする人間くさい人物。こういう役を演じられるなんて、大空祐飛は、なんて運がいいんだろうと思う。

しかーし!
私の好みは、ボギーでもヘンリードでもなく、ルノーさんなんである。
「歌劇」の座談会で祐飛さんもルノーがいいと言っているが、そういう意味ではなく、完璧に好みのタイプなの。ちょっと背が低いけど、顔も含めて一番ステキだと思う。
多少丸いかもしれないけど、肉布団入れるほど太ってないと思うんですがね、みっちゃん!
二枚目な、ルノーさんが見たいよー。

ちなみに、DVDの写真、右はじの方です[ハートたち(複数ハート)]


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